基本情報技術者 2014年 春期 午前(科目A) 問23
問題文
ヒューマンインタフェースの機能のうち、定型的な作業を頻繁に行う利用者の操作数を少なくする目的で用いるものはどれか。
選択肢
ア:一連のコマンドをひとまとめにしたマクロ機能(正解)
イ:最後の画面でまとめて入力エラーを表示する機能
ウ:全工程のうち、現在どこまで進んでいるかを表示する機能
エ:操作を誤ったときに前の状態に戻すことができる機能
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マクロ機能【午前解説】
正解の理由
正解は ア です。問題は「定型的な作業を頻繁に行う利用者の操作数を少なくする」ことが目的であり、マクロは複数のコマンドや操作をまとめて記録・実行できるため、繰り返し作業を1回の実行に集約できます。これによりボタンやキーボードショートカットで一連の作業を自動化でき、利用者の操作数を直接的に削減します。
他の選択肢は次の理由で目的達成に不適切です。イは入力エラーの提示方式であり操作回数の削減ではなくエラー検出のタイミングに関するもので、ウは進捗表示で利用者の理解を助けるが操作数を減らさない、エは誤操作から復帰するための機能であって事前の操作削減には結びつきません。
解法ステップ
- 問題文で鍵となる語句を探す:「定型的」「頻繁に」「操作数を少なくする」。
- 各選択肢が「操作数を減らす」目的にどう寄与するかを判断する。
- 自動化・一括実行に該当する機能を優先する(=マクロ)。
- 残りの選択肢が持つ主目的(表示・エラー提示・復元)と比較して適合度を確認する。
選択肢別の誤答解説
- ア: 一連のコマンドをひとまとめにしたマクロ機能 — 正解。複数操作をまとめて1回で実行でき、定型作業の操作数を確実に減らす。
- イ: 最後の画面でまとめて入力エラーを表示する機能 — 誤り。エラー通知のタイミング改善でエラー修正の手間は変わらない場合が多く、操作回数削減とは直接関係しない。
- ウ: 全工程のうち、現在どこまで進んでいるかを表示する機能 — 誤り。進捗表示は状況認識を助けるが、操作を減らす機能ではない。
- エ: 操作を誤ったときに前の状態に戻すことができる機能 — 誤り。Undo/復元は誤り回避や復帰を助けるが、事前に操作数を減らすものではない。
よくある誤解
- マクロと「元に戻す(Undo)」を混同する:Undoは誤りを取り消す機能であり操作数を減らす目的ではない点を誤解しやすいです。
- 進捗表示やエラーチェックを「効率化」と捉える誤り:これらはユーザーの理解や品質向上に寄与するが、直接的に操作数を減らす機能ではありません。
- マクロは万能と考える誤解:複雑すぎるマクロは保守困難やセキュリティ問題を招くため、むやみに作れば良いとは限りません。
補足コラム
マクロには「録画型(ユーザー操作を記録)」と「スクリプト型(コードで自動化)」があります。ExcelのマクロではVBAのようにスクリプトで柔軟に処理を書け、GUIアプリではショートカットに割り当てられることが多いです。導入時は以下を検討してください:発見性(ユーザーが使い方を見つけられるか)、編集性(手直しのしやすさ)、実行権限とセキュリティ(悪意あるマクロのリスク)、保守性(バージョン変更時の耐性)。簡単な例として、操作をまとめたPython関数はマクロ的役割を果たします。
# 例: 定型作業をまとめた簡易マクロ
def process_batch(records):
for r in records:
validate(r)
enrich(r)
save(r)
# 呼び出しは一回で複数処理を実行
process_batch(batch)
FAQ
Q: マクロとテンプレートの違いは何ですか?
A: テンプレートは初期状態(フォームや文書)を用意して手入力を減らす手段、マクロは複数操作の自動実行であり、操作回数削減の効果はマクロの方が直接的です。
A: テンプレートは初期状態(フォームや文書)を用意して手入力を減らす手段、マクロは複数操作の自動実行であり、操作回数削減の効果はマクロの方が直接的です。
Q: マクロを導入するとセキュリティ問題は増えますか?
A: はい。不正マクロによる被害があるため、実行権限管理や署名、信頼済みマクロのみ許可するポリシーが重要です。
A: はい。不正マクロによる被害があるため、実行権限管理や署名、信頼済みマクロのみ許可するポリシーが重要です。
Q: すべての定型作業にマクロを使うべきですか?
A: 必要な場合は有効ですが、頻度や安定性、メンテナンス性を検討し、ショートカットやテンプレート等と組み合わせるのが現実的です。
A: 必要な場合は有効ですが、頻度や安定性、メンテナンス性を検討し、ショートカットやテンプレート等と組み合わせるのが現実的です。
関連キーワード: ユーザビリティ、ヒューマンインタフェース、マクロ機能、ショートカット、ユーザーエクスペリエンス、アクセシビリティ、UI設計、操作効率

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