基本情報技術者 2014年 春期 午前(科目A) 問46
問題文
UMLにおける図の□の中に記述するものはどれか。

選択肢
ア:関連名
イ:クラス名(正解)
ウ:集約名
エ:ユースケース名
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UMLクラス図の箱内表記【午前解説】
正解の理由
図に示された横長の長方形はクラス図で用いる「クラス」の表現です。長方形同士を結ぶ細線はクラス間の「関連(association)」を示し、長方形の下方にある“上向きの三角形”は上向きに頂点がある空の三角形で、上向きの先(長方形側)が一般化(継承)のターゲットであることを示します。したがって、長方形の中に記述すべきはクラス名であり、正解は イ(クラス名)です。
解法ステップ
- 図形の識別:横長の長方形はクラス図のクラス表記だと判断します。
- 線と接続記号の確認:長方形間の細線は関連、三角形は一般化(継承)の記号と照合します。
- 選択肢の照合:矩形内部にはクラス名を記述する規約と一致する選択肢を選びます。
- 余地の排除:集約(菱形)やユースケース(楕円)と形が一致しない選択肢を除外します。
選択肢別の誤答解説
- ア 関連名:関連名はクラス間の線の近くに書くため、矩形内部に書くものではありません。よって不正解です。
- イ クラス名:矩形はクラスを表し、その内部にクラス名を書くのが標準的な表記です。正解です。
- ウ 集約名:集約は端に空の菱形、合成は塗りつぶし菱形で示され、矩形内部には書きません。形が一致しないため不正解です。
- エ ユースケース名:ユースケースは楕円で表されるため、矩形内部に記述するものではなく不正解です。
よくある誤解
- 三角形と菱形を混同して集約とする誤り:集約/合成は「菱形(ダイヤモンド)」で表し、三角形とは意味が異なります。
- 関連名を長方形の内部に書くと考える誤り:関連名は関連線の近傍に書くのが通常で、クラス名は矩形内部に書きます。
- ユースケース図と混同する誤り:ユースケースは楕円で表され、矩形ではありません(矩形はクラス図の記号)。
補足コラム
- クラス長方形の内部は通常3区画に分かれ、上から「クラス名」「属性」「操作(メソッド)」を記述します。試験ではクラス名だけが示される場合も多いので、矩形=クラスと覚えておくと速く判断できます。
- 一般化(継承)は空の三角形(実線の線が三角形の底辺に接続)で表し、三角形の向いている先(頂点側)が親クラス(スーパークラス)です。
- 集約(aggregation)は空の菱形、合成(composition)は塗りつぶしの菱形で表現し、これらは関連の端に配置されます。関連名や多重度(multiplicity)は通常関連線の近傍に記載されます。
FAQ
Q1: 三角形の向きで親子が逆になることはありますか?
A1: 三角形の頂点が指す側が親(スーパークラス)です。矢印の向きで上下関係を判断します。
A1: 三角形の頂点が指す側が親(スーパークラス)です。矢印の向きで上下関係を判断します。
Q2: クラスとオブジェクトはどう見分けますか?
A2: オブジェクトは下線付きの名前(インスタンス名)で表され、クラスは通常下線なしの名前を矩形で表します。
A2: オブジェクトは下線付きの名前(インスタンス名)で表され、クラスは通常下線なしの名前を矩形で表します。
Q3: 関連名がない図でも意味が不明確になりませんか?
A3: 多くの場合は関連の有無や多重度で十分、関連名は補助的なので省略されることが多いです。設問では図形記号の識別が重要です。
A3: 多くの場合は関連の有無や多重度で十分、関連名は補助的なので省略されることが多いです。設問では図形記号の識別が重要です。
関連キーワード: UML、クラス図、一般化(継承)、関連(association)、集約、合成、ユースケース図、図記号、モデリング、UML記法

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