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基本情報技術者 2014年 春期 午前(科目A)75


問題文

特徴(1)〜(4)をもつ組織形態はどれか。
(1)戦略的目標を達成するために、必要な専門家を各部門から集めて編成する。 (2)環境の変化に適応する戦略的組織であり、職能部門などから独立している。 (3)所期の目的を達成すれば解散する流動性をもつ。 (4)タスクフォースは、この組織形態に属す。

選択肢

事業部制組織
プロジェクト組織(正解)
マトリックス組織
ラインアンドスタッフ組織

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プロジェクト組織【午前解説】

正解の理由

問題の(1)〜(4)はすべて「目的達成のために専門家を集め、一時的に編成して解散する」性質を述べています。これらは典型的なプロジェクト組織(プロジェクトチーム、タスクフォース)が持つ特徴です。プロジェクト組織は戦略的目標に対し独立して機能し、環境変化に柔軟に対応できるため、設問の条件と完全に一致します。

解法ステップ

  1. 各特徴(1〜4)が「一時性」「独立性」「目的志向」「専門家集結」のどれに該当するかを確認する。
  2. 選択肢ごとの典型的な性質(恒常/一時、単一/二重指揮、独立/職能依存)と照合する。
  3. 「解散する」「タスクフォースが属す」など一時的で目的限定の記述があればプロジェクト組織を選ぶ。
  4. 二重指揮や継続的運営を示す描写があればマトリックスや事業部制、ラインアンドスタッフを検討する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 事業部制組織
    事業部制は製品や市場ごとに独立した部門を持ち、自律的に運営されるが恒常的で解散を前提としないため不適切です。
  • イ: プロジェクト組織
    (正解)一時的な目的達成のために専門家を集め独立して運営され、目的達成後に解散する点が該当します。タスクフォースは典型例です。
  • ウ: マトリックス組織
    マトリックスは職能部門とプロジェクト部門の二重指揮が特徴で、職能との結びつきが残るため「職能から独立している」とは言い切れません。流動性だけでは判定できません。
  • エ: ラインアンドスタッフ組織
    ライン(指揮)とスタッフ(助言・支援)を明確に分ける恒常組織で、一時的な解散やタスクフォースの帰属という特徴とは異なります。

よくある誤解

  • 「タスクフォース=マトリックス」と混同する誤解:タスクフォースは一時的で単独のプロジェクト指揮系統を持つが、マトリックスは職能とプロジェクトの二重指揮が残ります。
  • 「事業部制も独立しているから当てはまる」と考える誤解:事業部制は恒常的な独立部門であり、解散や短期的流動性を伴いません。
  • 「ラインとスタッフの違いをあいまいにする」誤解:ラインアンドスタッフは助言・支援機能の区別が鍵で、設問の流動性やタスクフォースの存在とは目的が異なります。

補足コラム

  • プロジェクト組織の利点:専門家を集結して迅速に意思決定・実行できるため、短期目標や変化対応に強い。
  • 欠点:一時的な構成ゆえに資源の重複や職能育成の不足、解散時の知識移転不足が生じやすい。
  • マトリックスとの関係:大規模・長期のプロジェクトではマトリックスを採用して職能の知見を活かしつつプロジェクト管理することが多い。
  • 試験対策のコツ:設問に「一時的」「解散」「タスクフォース」「独立」といったキーワードがあればプロジェクト組織を連想する。

FAQ

Q1. タスクフォースとプロジェクト組織は同義ですか?
A1. 完全同義ではありませんが、タスクフォースはプロジェクト組織の典型例であり、一時的な専門家チームを指します。試験では同様視点で扱われます。
Q2. マトリックスはいつ選ぶべきですか?
A2. 職能部門の管理とプロジェクト管理が同時に存在し、メンバーが職能長とプロジェクト長の二重指揮を受ける描写がある場合に選びます。
Q3. 「事業部制」と「ラインアンドスタッフ」の見分け方は?
A3. 事業部制は製品や市場単位で独立した部門運営、ラインアンドスタッフは職務の指揮と助言を分ける組織機能の配分が特徴です。

関連キーワード: プロジェクト組織、タスクフォース、マトリックス組織、事業部制、ラインアンドスタッフ、組織形態、プロジェクトマネジメント、午前2
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