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基本情報技術者 2015年 秋期 午前(科目A)61


問題文

エンタープライズアーキテクチャを構成するアプリケーションアーキテクチャについて説明したものはどれか。

選択肢

業務に必要なデータの内容、データ間の関連や構造などを体系的に示したもの
業務プロセスを支援するシステムの機能や構成などを体系的に示したもの(正解)
情報システムの構築・運用に必要な技術的構成要素を体系的に示したもの
ビジネス戦略に必要な業務プロセスや情報の流れを体系的に示したもの

エンタープライズアーキテクチャを構成するアプリケーションアーキテクチャについて説明したものはどれか。【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:アプリケーションアーキテクチャは業務プロセスを支援するシステムの機能や構成を体系化し、アプリ間連携やサービス設計を含みます。
  • 根拠:EAは業務・データ・アプリ・技術の層に分かれ、アプリケーション層は「機能と構成」を規定して業務要求をITで実現します。
  • 差がつくポイント:問題文の「システムの機能や構成」「業務プロセスを支援する」という語句があればを選び、データ・技術・業務の定義との差を確認してください。

正解の理由

正解:
アプリケーションアーキテクチャは、業務を支援するためのシステム機能、ソフトウェアコンポーネントの構成、サービスやインターフェースの設計を体系化する領域です。設問の「業務プロセスを支援するシステムの機能や構成」という記述が、まさにアプリケーションアーキテクチャの定義に一致します。対照的に、データの内容や構造を扱うのがデータアーキテクチャ(ア)、技術的な基盤やインフラを扱うのがテクノロジーアーキテクチャ(ウ)、業務プロセス自体やビジネス戦略に関わるのがビジネスアーキテクチャ(エ)です。

よくある誤解

  • 「データに関する記述=アプリケーション」は誤りです。データ内容や関連はデータアーキテクチャの領域です。
  • 「システムの技術要素(サーバ・ネットワーク)が含まれる」と考える人がいますが、それはテクノロジーアーキテクチャに該当します。
  • 業務プロセスを記述するだけでアプリケーションとは言えない点を見落としやすく、業務(エ)とアプリ(イ)を混同しやすいです。

解法ステップ

  1. 設問文のキーワード抽出:「業務プロセスを支援する」「システムの機能や構成」などを確認する。
  2. EAの4層(ビジネス、データ、アプリケーション、テクノロジー)を頭に浮かべ、各選択肢を層に対応させる。
  3. 語句が「データ」に関するならデータ層、「技術」なら技術層、「業務プロセスそのもの」ならビジネス層と切り分ける。
  4. 最も適合する選択肢を答える(本問はアプリケーション層に一致するため)。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 業務に必要なデータの内容、データ間の関連や構造などを体系的に示したもの
    → これはデータアーキテクチャの定義であり、アプリケーションではありません。データモデルやER図が該当します。
  • イ: 業務プロセスを支援するシステムの機能や構成などを体系的に示したもの
    → これが正解です。アプリケーションの機能分解、コンポーネント構成、サービス設計などを指します。
  • ウ: 情報システムの構築・運用に必要な技術的構成要素を体系的に示したもの
    → これはテクノロジー(技術)アーキテクチャの説明で、サーバ、ミドルウェア、ネットワーク等が対象です。
  • エ: ビジネス戦略に必要な業務プロセスや情報の流れを体系的に示したもの
    → これはビジネスアーキテクチャに該当し、業務フローや組織、戦略との整合性を扱います。

補足コラム

エンタープライズアーキテクチャ(EA)のフレームワークでは、アプリケーションアーキテクチャは業務要求を満たす「何をするか(機能)」と「どのように構成するか(構成)」を橋渡しします。代表的なフレームワーク(TOGAF、Zachmanなど)でも、アプリケーション層の成果物としてアプリケーションポートフォリオ、インターフェース仕様、サービスカタログ、連携パターン図などが挙げられます。試験対策では「業務=ビジネス」「データ=情報」「アプリ=機能・構成」「技術=インフラ」の4つをセットで覚えると解答が安定します。

FAQ

Q1: アプリケーションアーキテクチャとデータアーキテクチャは重なることがありますか?
A1: はい。アプリが利用するデータモデルやデータ操作の要件は両者にまたがりますが、主眼が「データの構造」であればデータアーキテクチャ、「機能やコンポーネントの設計」ならアプリケーションアーキテクチャです。
Q2: セキュリティ設計はどの層に含まれますか?
A2: セキュリティは横断的な関心事で、ビジネス要件、アプリケーション設計、データ保護、技術的制御がそれぞれ役割を持ちます。試験では記述の焦点で判断します。
Q3: 覚えやすい暗記法はありますか?
A3: 「B(業務)→D(データ)→A(アプリ)→T(技術)」の流れで、業務要求がデータを定義し、アプリで機能化され、技術で支えるとイメージすると良いです。

関連キーワード: エンタープライズアーキテクチャ、アプリケーションアーキテクチャ、データアーキテクチャ、テクノロジーアーキテクチャ、TOGAF、Zachman、アプリケーションポートフォリオ、サービス設計、システム連携、設計パターン
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