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基本情報技術者 2015年 秋期 午前(科目A)72


問題文

ICタグ(RFID)の特徴はどれか。

選択肢

GPSを利用し、現在地の位置情報や属性情報を表示する。
専用の磁気読取り装置に挿入して使用する。
大量の情報を扱うので、情報の記憶には外部記憶装置を使用する。
汚れに強く、記録された情報を梱包の外から読むことができる。(正解)

##: ICタグ(RFID)の特徴はどれか。 +【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:ICタグ(RFID)は電波を使う非接触式の自動認識技術で、汚れや梱包越しに情報を読み取れる耐性を持つ。
  • 根拠:RFIDタグはリーダーと無線で通信し、特にパッシブタグは外部電源不要で透過性のある包装越しに応答できるため実務で有効である。
  • 差がつくポイント:GPSや磁気カード、外部記憶装置と混同しないこと。周波数帯・読取距離・材質による影響を押さえると確実に得点できる。

正解の理由

選択肢の中でICタグ(RFID)の代表的な特徴を述べているのはです。RFIDは電波(無線)を利用してタグとリーダーが非接触で通信する方式であり、タグがカードやラベルに内蔵されていれば汚れや梱包の外側からでも読み取り可能です。バーコードのように直接視認が必要ではなく、物理的な汚れや透明な梱包材越しでも有効に動作することが多い点が合致します。

よくある誤解

  • GPSと混同する:位置情報を提供するGPSとは全く異なり、RFIDはタグがリーダーの近くにあるかどうかの検出・識別が主目的です。
  • 磁気カードと同一視する:磁気カードはスリットや挿入が必要な受動的メディアで、RFIDは非接触無線通信で動作方式と利用形態が異なります。
  • 大容量記憶媒体と勘違いする:一般的なRFIDタグはIDや少量のデータ格納が中心で、大量データの保持は想定されていません。

解法ステップ

  1. 各選択肢の語句をキー概念で分類する(GPS、磁気読取り、外部記憶、大気透過性)。
  2. RFIDの基本原理(無線で非接触通信、パッシブ/アクティブ)と照合する。
  3. 一致する特徴がある選択肢を正解とする(汚れや梱包越しに読み取れる点が合致)。
  4. 残りはRFIDの性質と矛盾するため誤りと判断する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: GPSを利用し、現在地の位置情報や属性情報を表示する。
    誤り。GPSは衛星測位技術で、RFIDは近接したリーダーとの無線通信で識別するため用途と原理が異なります。
  • イ: 専用の磁気読取り装置に挿入して使用する。
    誤り。磁気カード(スワイプや挿入)の説明であり、RFIDは非接触のリーダーを使って読み取ります。
  • ウ: 大量の情報を扱うので、情報の記憶には外部記憶装置を使用する。
    誤り。RFIDタグは主に識別コードや少量のデータを保持し、大容量データ格納は想定されていません。
  • エ: 汚れに強く、記録された情報を梱包の外から読むことができる。
    正解。RFIDは電波を利用して非接触で読み取るため、汚れや梱包越しでも情報を取得できる点が典型的な特徴です。
    正解は です。

補足コラム

RFIDには周波数帯によりLF(低周波)、HF(高周波、NFC含む)、UHF(極超短波)などがあり、読取距離や透過特性、読み取り速度が異なります。パッシブタグは電源を持たずリーダーの電波で動作するため小型・安価で物流管理に向き、アクティブタグは電池を内蔵して長距離通信が可能です。バーコードと比べると非接触・複数同時読み取り・耐久性が利点ですが、金属や液体で性能が低下する点に注意が必要です。

FAQ

Q1: RFIDはどれくらい離れて読み取れるのですか?
A1: 周波数・タグ・リーダーの出力によりますが、パッシブHFは数センチ〜数十センチ、UHFパッシブで数メートル程度が一般的です。アクティブタグはさらに長距離です。
Q2: 汚れや梱包材は本当に問題にならないのですか?
A2: 多くの場合は読み取り可能ですが、金属や濃い液体、厚い金属箔などは電波を遮断したり反射して読み取りを妨げることがあります。
Q3: RFIDは大量データを保持できますか?
A3: 一般的なRFIDタグはIDや少量のデータ用途が中心で、大容量データ保存には向いていません。外部ストレージを使う設計が必要です。

関連キーワード: RFID、ICタグ、非接触認識、パッシブタグ、アクティブタグ、UHF、HF、LF、NFC、バーコード、読取距離、物流、トレーサビリティ、プライバシー
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