基本情報技術者 2016年 春期 午前(科目A) 問22
問題文
問22 RFIDの活用事例として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:紙に印刷されたデジタルコードをリーダで読み取ることによる情報の入力
イ:携帯電話とヘッドフォンとの間の音声データ通信
ウ:赤外線を利用した近距離データ通信
エ:微小な無線チップによる人又は物の識別及び管理(正解)
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RFIDによる識別と管理【午前解説】
正解の理由
RFID(Radio Frequency Identification)は、タグに内蔵した微小な無線チップとリーダー間で電波を使って情報をやり取りし、人や物を識別・管理します。選択肢エは「微小な無線チップによる人又は物の識別及び管理」と明確にRFIDの定義を述べているため正解です。
解法ステップ
- 問題文のキーワード「RFID」「活用事例」「識別及び管理」に注目する。
- 各選択肢の技術的特徴を思い出す(印刷コード=バーコード/QR、音声=Bluetooth、赤外線=IrDA等)。
- 「微小な無線チップ」に該当する技術がRFIDであることを確認し該当選択肢を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: 紙に印刷されたデジタルコードをリーダで読み取ることによる情報の入力
誤り。これはバーコード/QRコードの説明であり、RFIDの定義ではありません。印刷物の光学読取はRFIDではない。 - イ: 携帯電話とヘッドフォンとの間の音声データ通信
誤り。音声データ通信は主にBluetoothなどの無線通信技術であり、RFIDの用途ではありません。 - ウ: 赤外線を利用した近距離データ通信
誤り。赤外線通信(IrDAなど)は光学的な近距離通信で、RFID(電波利用)とは別技術です。 - エ: 微小な無線チップによる人又は物の識別及び管理
正解。無線チップ(タグ)を用いて電波で識別・管理する記述がRFIDの定義に合致します。
よくある誤解
- RFID = バーコードと考える誤解:バーコードは光学読取で、ラインオブサイト(視線)が必要だが、RFIDは非接触で複数同時読み取りが可能です。
- RFID = Bluetooth/NFCと混同する誤解:近接通信で似て見えますが、Bluetoothは主に音声・データ通信、NFCは高周波の近接型規格で用途や通信距離が異なります。
- 周波数やタグの種類(パッシブ/アクティブ)を無視する誤解:用途により読み取り距離や電源の有無が変わります。
補足コラム
RFIDは周波数帯(LF/HF/UHF)とタグの電源方式(パッシブ、セミパッシブ、アクティブ)によって特徴が変わります。パッシブタグはリーダの電波で駆動し低コスト・長寿命だが読み取り距離は短い。UHF帯のパッシブタグは物流のパレット管理や在庫管理で広く使われ、複数タグの同時読み取りや遮蔽物越しの読み取りが可能です。一方、プライバシー・セキュリティや電磁環境による干渉も設計時の考慮点です。
FAQ
Q1: RFIDとNFCは同じですか?
A1: 異なります。NFCは高周波(13.56MHz)で近接短距離(数cm)通信を想定した規格で、RFIDはより広い周波数帯・用途を含む総称です。
Q2: RFIDは金属や水で読み取れますか?
A2: 金属や水は電波特性に影響を与えるため課題になります。専用タグやアンテナ設計で対応可能です。
Q3: RFIDはバーコードより常に優れていますか?
A3: 用途次第です。RFIDは非接触・同時読み取りが強みですが、コストや運用の複雑さはバーコードより高い場合があります。
A1: 異なります。NFCは高周波(13.56MHz)で近接短距離(数cm)通信を想定した規格で、RFIDはより広い周波数帯・用途を含む総称です。
Q2: RFIDは金属や水で読み取れますか?
A2: 金属や水は電波特性に影響を与えるため課題になります。専用タグやアンテナ設計で対応可能です。
Q3: RFIDはバーコードより常に優れていますか?
A3: 用途次第です。RFIDは非接触・同時読み取りが強みですが、コストや運用の複雑さはバーコードより高い場合があります。
関連キーワード: RFID、無線タグ、電波識別、パッシブタグ、アクティブタグ、UHF、HF、近距離無線、在庫管理、物流、アクセス管理、プライバシー、干渉対策

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