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基本情報技術者 2016年 春期 午前(科目A)65


問題文

IoT (Internet of Things)を説明したものはどれか。

選択肢

インターネットとの接続を前提として設計されているデータセンタのことであり、サーバ運用に支障を来さないように、通信回線の品質管理、サーバのメンテナンス、空調設備、瞬断や停電に対応した電源対策などが施されている。
インターネットを通して行う電子商取引の一つの形態であり、出品者がWebサイト上に、商品の名称、写真、最低価格などの情報を掲載し、期限内に最高額を提示した入札者が商品を落札する、代表的なC to C取引である。
広告主のWebサイトへのリンクを設定した画像を広告媒体となるWebサイトに掲載するバナー広告や、広告主のWebサイトの宣伝をメールマガジンに掲載するメール広告など、インターネットを使った広告のことである。
コンピュータなどの情報通信機器だけでなく様々なものに通信機能をもたせ、インターネットに接続することによって自動認識や遠隔計測を可能にし、大量のデータを収集・分析して高度な判断サービスや自動制御を実現することである。(正解)

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IoTの定義と特徴【午前解説】

正解の理由

エは、IoTの定義を具体的に示しています。IoTとは単に機器をネットにつなぐことではなく、センサーやアクチュエータを持つ「モノ」がインターネット経由でデータを送受信し、そのデータを解析して遠隔監視や自動制御、付加価値の高いサービスを提供する仕組みです。エの記述は「通信機能を持たせる」「インターネット接続」「遠隔計測・自動認識」「大量データの収集・分析」「高度な判断サービス・自動制御」といった主要要素を網羅しており、IoTの本質を正確に表しています。

解法ステップ

  1. 問題文のキーワード(IoT, Internet of Things)を確認し、期待される要素を頭に置く。
  2. 選択肢ごとにキーワード照合:「通信機能」「物(モノ)」「遠隔計測」「データ収集・分析」「自動制御」が含まれているかを確認する。
  3. 各選択肢が説明している領域(データセンタ、オークション、広告、IoT)を識別して、IoTの要素と一致するものを選ぶ。
  4. 「接続」だけや「サービス形態」だけに偏った選択肢は除外する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: データセンタの説明です。サーバ運用や電源・空調対策などインフラ運用に関する記述であり、IoT固有の「物に通信機能を持たせる」「遠隔計測・自動制御」には触れていません。誤りです。
  • イ: オークション形式の電子商取引(C to C)を説明しています。商取引の形態であり、IoTの技術的特徴やデータ収集・制御とは無関係です。誤りです。
  • ウ: Webバナーやメール広告などのインターネット広告の説明です。広告媒体・手法の話であり、IoTの定義とは一致しません。誤りです。
  • : 様々なモノに通信機能を持たせてインターネット経由で計測・自動認識し、大量のデータを収集・分析して判断や自動制御に結びつけるという、IoTの主要要素を的確に記述しているため正解です。

よくある誤解

  • 「IoT=単にインターネットにつなぐこと」と考える誤解:接続だけでなくデータ活用や制御が重要です。
  • 「M2Mやクラウドと同義」と混同する誤解:M2Mは機械間通信、クラウドは処理基盤であり、IoTはこれらを含むより広い概念です。
  • 「IoTは特定の業界用語」だと狭く捉える誤解:製造・農業・医療・家庭など幅広い領域で共通する考え方です。

補足コラム

IoTの実装にはセンサー、ネットワーク、データ蓄積基盤(クラウドやエッジ)、データ解析(機械学習等)、アクチュエータによる制御が関わります。近年はエッジコンピューティングでセンサー近傍で前処理を行い、通信負荷や遅延を低減する設計や、セキュリティ(認証・暗号化・脆弱性管理)が重要課題となっています。具体例としてはスマートホーム(温度・照明制御)、産業用IoT(生産ライン監視)、スマートシティ(交通・環境モニタリング)などがあります。

FAQ

Q1: IoTとM2Mは同じですか?
A1: 完全には同じではありません。M2Mは機器間通信を指す技術概念で、IoTは人やシステムを含めた広いエコシステムとしてデータ活用やサービス提供まで含む概念です。
Q2: IoTの代表的なプロトコルは何ですか?
A2: MQTT、CoAP、HTTP/HTTPS、LoRaWAN、Bluetooth Low Energy(BLE)などが用途に応じて使われます。
Q3: IoTで特に注意すべき点は?
A3: セキュリティ(認証・通信の暗号化・脆弱機器の管理)、スケーラビリティ、データプライバシー、運用の自動化が重要です。
Q4: 問題で押さえるべき短時間での見分け方は?
A4: 「物(Things)」「接続」「データ収集・分析」「制御」の語句が揃っている選択肢を選ぶと高確率で正解になります。

関連キーワード: IoT、センサー、アクチュエータ、遠隔計測、データ収集、データ分析、エッジコンピューティング、MQTT、セキュリティ、自動制御
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