基本情報技術者 2019年 秋期 午前(科目A) 問69
問題文
ディジタルディバイドを説明したものはどれか。
選択肢
ア:PCなどの情報通信機器の利用方法が分からなかったり、情報通信機器を所有していなかったりして、情報の入手が困難な人々のことである。
イ:高齢者や障害者の情報通信の利用面での困難が、社会的又は経済的な格差につながらないように、誰もが情報通信を利活用できるように整備された環境のことである。
ウ:情報通信機器やソフトウェア、情報サービスなどを、高齢者・障害者を含む全ての人が利用可能であるか、利用しやすくなっているかの度合いのことである。
エ:情報リテラシの有無やITの利用環境の相違などによって生じる、社会的又は経済的な格差のことである。(正解)
ディジタルディバイドを説明したものはどれか【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論: ディジタルディバイドは、情報機器へのアクセスやITスキル、利用成果の違いに起因して生じる社会的・経済的格差を指します。
- 根拠: 選択肢エは「情報リテラシの有無やITの利用環境の相違によって生じる格差」と明確に記述しており定義と一致します。
- 差がつくポイント: アは“当事者の状況”の説明、イは“整備された環境”、ウは“利用しやすさ(アクセシビリティ)”の説明で、格差そのものを示すエと異なります。
正解の理由
正解は エ です。
ディジタルディバイド(デジタル格差)の本質は、単に機器を持っているか否かだけでなく、情報リテラシ(技能)や利用環境(インフラ・費用・サービス等)の違いが原因となって、社会的・経済的な格差(教育機会、雇用、情報アクセスなど)を生む点にあります。選択肢エは「情報リテラシの有無やITの利用環境の相違などによって生じる、社会的又は経済的な格差」と明示しており、定義に合致します。
ディジタルディバイド(デジタル格差)の本質は、単に機器を持っているか否かだけでなく、情報リテラシ(技能)や利用環境(インフラ・費用・サービス等)の違いが原因となって、社会的・経済的な格差(教育機会、雇用、情報アクセスなど)を生む点にあります。選択肢エは「情報リテラシの有無やITの利用環境の相違などによって生じる、社会的又は経済的な格差」と明示しており、定義に合致します。
よくある誤解
- 「ディジタルディバイド=機器を持っていない人」:機器の有無は一要素(第一レベル)であり、技能や活用結果(第二・第三レベル)も含まれます。
- 「アクセシビリティ(利用しやすさ)=ディジタルディバイド」:アクセシビリティは格差を縮めるための概念・対策であり、ディバイドそのものの定義ではありません。
- 「高齢者や障害者向けの環境整備がディジタルディバイドの定義」:整備は解決策や環境の説明であり、格差そのものを定義する文とは異なります。
解法ステップ
- 問題文で注目すべき語を探す:「ディジタルディバイド」「説明したもの」「格差」などのキーワードを確認。
- 各選択肢の主語・述語を短く整理する:「誰」「何が原因で」「どうなるか」を見比べる。
- 定義に合致するか照合する:原因(アクセス・リテラシ・環境の違い)→結果(社会的・経済的格差)になっている選択肢を選ぶ。
- 他選択肢を誤りとして排除する:対象(当事者)、対策(整備)、度合(利用しやすさ)など定義とズレるものを除外。
選択肢別の誤答解説
- ア: 「PCなどの情報通信機器の利用方法が分からなかったり、情報通信機器を所有していなかったりして、情報の入手が困難な人々のことである。」
→ これは「情報弱者」や「デジタル除外された個人」の説明であり、格差(ディバイド)そのものの定義ではありません。 - イ: 「高齢者や障害者の情報通信の利用面での困難が、社会的又は経済的な格差につながらないように、誰もが情報通信を利活用できるように整備された環境のことである。」
→ これは「ユニバーサルデザイン」や「デジタルインクルージョンのための整備」の説明で、格差を解消するための環境を示しています。 - ウ: 「情報通信機器やソフトウェア、情報サービスなどを、高齢者・障害者を含む全ての人が利用可能であるか、利用しやすくなっているかの度合いのことである。」
→ これは「アクセシビリティ」または「利用可能性(アクセスビリティの度合い)」の定義で、格差そのものではありません。 - エ: 「情報リテラシの有無やITの利用環境の相違などによって生じる、社会的又は経済的な格差のことである。」
→ これがディジタルディバイドの定義であり正解です。
補足コラム
ディジタルディバイドはしばしば「三段階」に分類されます。第一レベルは「物理的アクセス(端末・回線の有無)」、第二レベルは「技能やリテラシ(使い方)」、第三レベルは「利用による成果(教育・就労などの格差)」です。対策としては、インフラ整備(低価格回線の提供)、教育(ITリテラシ向上)、アクセシビリティ向上(ユニバーサルデザイン導入)などが重要です。試験対策では「定義のキーワード(格差、情報リテラシ、利用環境)」を押さえると正答率が上がります。
FAQ
Q1: ディジタルディバイドとアクセシビリティは同じですか?
A1: いいえ。アクセシビリティは利用しやすさや接近性の概念で、ディバイドはそれらの違いから生じる社会的・経済的格差を指します。
A1: いいえ。アクセシビリティは利用しやすさや接近性の概念で、ディバイドはそれらの違いから生じる社会的・経済的格差を指します。
Q2: どういう政策がディジタルディバイドの解消に効果的ですか?
A2: インフラ整備、端末の低価格化、ITリテラシ教育、アクセシブルなサービス設計を組み合わせることが効果的です。
A2: インフラ整備、端末の低価格化、ITリテラシ教育、アクセシブルなサービス設計を組み合わせることが効果的です。
Q3: 「情報弱者」と「ディジタルディバイド」は違いますか?
A3: 情報弱者は格差に直面する個人群を指す用語で、ディジタルディバイドはその状態が社会的・経済的に広がる現象や格差を指します。
A3: 情報弱者は格差に直面する個人群を指す用語で、ディジタルディバイドはその状態が社会的・経済的に広がる現象や格差を指します。
関連キーワード: ディジタルディバイド、デジタル格差、アクセシビリティ、デジタルインクルージョン、情報リテラシ、ITリテラシ、高齢者、障害者、情報格差、バリアフリー、ユニバーサルデザイン

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