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情報セキュリティマネジメント 2016年 春期 午前(科目A)18


問題文

2要素認証に該当する組はどれか。

選択肢

ICカード認証、指紋認証(正解)
ICカード認証、ワンタイムパスワードを生成するハードウェアトークン
虹彩認証、静脈認証
パスワード認証、パスワードリマインダ

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二要素認証【情報セキュリティマネジメント解説】

正解の理由

選択肢は「ICカード認証(カードなどの所持物を使う認証)」と「指紋認証(本人の身体的特徴を使う認証)」の組み合わせです。認証の要素は大きく「知識要素(something you know:例 パスワード)」「所持要素(something you have:例 ICカード、トークン)」「生体要素(something you are:例 指紋、虹彩)」に分かれます。二要素認証(two-factor authentication: 2FA)は、このうち異なる2種類の要素を組み合わせることを指します。したがって、所持要素+生体要素の組合せである選択肢が二要素認証に該当します。

解法ステップ

  1. 各認証方式がどの「要素」の分類に入るかを判別する。
    • 知識(例:パスワード)
    • 所持(例:ICカード、ハードウェアトークン、スマホ)
    • 生体(例:指紋、虹彩、静脈)
  2. 2つの方式が示されている選択肢ごとに、分類が異なるかを確認する。
  3. 異なる分類が2種類以上あれば二要素認証。同じ分類同士なら不可。
試験での早い見分け方:まず1つ目を分類し、次に2つ目を分類して「同じか違うか」を即チェックするだけで足ります。

選択肢別の誤答解説

  • : ICカード認証(所持要素)+指紋認証(生体要素)。所持+生体で異なる2要素の組合せのため二要素認証に該当します。
  • イ: ICカード認証(所持要素)+ワンタイムパスワードを生成するハードウェアトークン(所持要素)。どちらも「所持」に当たるため、要素は1種類しか使われておらず二要素認証ではありません。
  • ウ: 虹彩認証+静脈認証。どちらも「生体」要素です。生体が2つあっても要素の種類は1つなので二要素認証にはならない点に注意します。
  • エ: パスワード認証+パスワードリマインダ。どちらとも「知識」要素です。パスワードのヒントやリマインダ質問は同じ知識要素扱いで、二要素にはなりません。

よくある誤解

  • 「違う機器なら二要素になる」わけではない:ICカードとトークンは別の機器でも、両方とも所持要素なので二要素にはなりません。
  • 「生体を2種類使えば強い」と考えがちだが、認証要素の分類に基づくと二要素にはならないため、試験問題では誤答になります。
  • 「パスワードとパスワードの補助(リマインダ)は二要素」ではない:両方知識要素なのでNGです。

補足コラム

多要素認証(MFA:Multi-Factor Authentication)は、二要素認証の拡張で、複数の異なる要素を組み合わせてさらに強化する考え方です。職場での運用イメージとしては、社内システムへのログインで「パスワード(知識)」+「スマホのワンタイムパスワード(所持)」や、入退室で「ICカード(所持)」+「指紋認証(生体)」という組合せが一般的です。実務では、利便性とセキュリティのバランス(例えば指紋の読み取り失敗時の代替手段)も設計する必要があります。

FAQ

Q. ワンタイムパスワード(OTP)はどの要素?
A. OTP自体を「生成するハードウェアトークン」や「スマホアプリ」がある場合は基本的に所持要素です(デバイスを持っていることが根拠)。ただし、OTPをメールやSMSで受け取る方式は、その受信手段の安全性(SIMスワップ等)の影響を受けます。
Q. パスワード+指紋は二要素?
A. はい。パスワードが知識要素、指紋が生体要素なので二要素認証になります。
Q. 顔認証と指紋認証は二要素?
A. どちらも生体要素なので、要素の種類は1つであり二要素とは見なされません。

関連キーワード: 二要素認証、認証要素、生体認証、所持要素、知識要素、ワンタイムパスワード、ハードウェアトークン、ICカード認証
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