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情報セキュリティマネジメント 2026年 科目A11


問題文

eコマース運営会社がビッグデータを用いて新たなニーズを発掘し、その後のビジネス戦略に生かそうとしている。ビッグデータの収集から活用までのフローを次の図のようにしたとき、データの分析で行うことはどれか。ここで、選択肢ア〜エは、フロー図のa〜dのいずれかに対応している。
情報セキュリティマネジメント 2026年 科目A 問11の問題画像

選択肢

機械学習を用いて自然言語処理やクラスタリングを行い、新しい傾向を導き出す。(正解)
取扱い製品に関するSNSでの評価などを自動プログラムで取得する。
ノイズリダクション処理やデータクレンジング処理を行う。
発見した新しい傾向を見極めて、注力すべきビジネス戦略を立案する。

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データ分析の役割【情報セキュリティマネジメント解説】

正解の理由

データの「分析」段階は、生のデータから規則や傾向を見つけ出す作業です。選択肢のうち、「機械学習を用いて自然言語処理やクラスタリングを行い、新しい傾向を導き出す。」がこれに当たります。
ここで使う用語を一言で説明します:機械学習(Machine Learning:データから規則やモデルを学ぶ手法)、自然言語処理(NLP:人の言葉をコンピュータで処理・解析する技術)、クラスタリング(clustering:似たもの同士を自動でグループ化する手法)。これらは「データを解析して意味ある傾向を抽出する」ための典型的な技術です。よって分析フェーズ(図中の c)に対応するのは です。

解法ステップ

  1. フローの各枠の日本語を短くまとめる
    • a:データの収集(データを集める)
    • b:必要なデータの整備(データをきれいにする)
    • c:データの分析(傾向やモデルを作る)
    • d:ビジネス戦略への活用(発見を業務に反映する)
  2. 各選択肢が「収集/整備/分析/活用」のどれに当たるかを当てはめる
    • 「取得する」→収集、 「クレンジング」→整備、 「機械学習で傾向を出す」→分析、 「戦略立案」→活用
  3. 分析に該当するものを選ぶ →
この順序(収集→整備→分析→活用)を頭に入れておくと、選択肢の役割が速く判別できます。

選択肢別の誤答解説

  • :正解。機械学習やNLP、クラスタリングは「データから意味あるパターンを抽出する」分析手法で、分析フェーズそのものです。
  • イ:誤り。SNSの評価を自動で取得するのは「データの収集」に該当します(図の a)。スクレイピングやAPIでデータを集める作業です。
  • ウ:誤り。ノイズリダクションやデータクレンジング(data cleansing:欠損値や誤った形式を正す処理)は「整備」の段階(図の b)です。分析の前処理として必須ですが、分析そのものではありません。
  • エ:誤り。「発見した傾向を見極めて注力すべき戦略を立案する」は「活用」の段階(図の d)で、分析結果を意思決定に結び付ける作業です。

よくある誤解

  • データの「整備(クレンジング)」と「分析」を混同する
    • 例:欠損値を埋める作業を「分析」として選んでしまう。整備は分析を可能にする準備段階です。
  • 「分析=必ず機械学習」と考える誤り
    • 単純な集計や可視化、統計的検定も分析です。機械学習はその一手法に過ぎません。
  • 分析結果がそのまま戦略にならない
    • データは示唆を与えるだけで、業務上の制約や法務・倫理を踏まえた判断は人が行います。

補足コラム

職場での実務イメージ:
  • 総務や営業など部署が「どのデータを集めるか」を決め、ITや外部ベンダーがデータ取得(a)を自動化します。データ担当者が前処理(b)を行い、データサイエンティストや分析ツールが分析(c)を実施。最後に経営陣や事業部が分析結果を踏まえて戦略(d)を決めます。
    実務で使うツール例:データ整備にはExcelやPythonのpandas(パンダス)、分析にはscikit-learn(機械学習ライブラリ)や可視化ツールが一般的です。
    注意点(セキュリティ/プライバシー):個人情報を含むデータを扱う場合、収集・保存・分析の各段階で適切なアクセス制御と匿名化が必要です。法令や社内規程を確認して運用してください。

FAQ

Q1: データ分析はいつから機械学習を使うべきですか?
A1: 小さな集計や可視化で傾向が見える場合はまずそれで十分です。パターンが複雑でルール化しづらい場合や大量データを扱う場合に機械学習を検討します。
Q2: データの整備はどこまでやれば良いですか?
A2: 分析目的に支障が出ないレベルまで行います。具体的には欠損値・形式不整合・重複・外れ値の処理を確認し、再現性がある処理手順(スクリプトやログ)を残します。
Q3: 分析結果が誤っていたらどうする?
A3: 原因調査(データの質、前処理、モデルの誤設定)を行い、検証データやA/Bテストで再確認してから業務への反映を行います。

関連キーワード: ビッグデータ, データ分析フロー, 機械学習, 自然言語処理, クラスタリング, データクレンジング, データ収集, データ活用, データ前処理
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