ITパスポート 2010年 春期 問05
問題文
次の損益計算書から求められる営業利益は何百万円か。

選択肢
ア:300
イ:500(正解)
ウ:550
エ:1,500
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次の損益計算書から求められる営業利益は何百万円か【ITパスポート 解説】
正解の理由
営業利益は、会社が本業(商品やサービスの販売)から稼いだ利益を表します。損益計算書での計算は「売上高」から「売上原価(商品を作るための直接の費用)」と「販売費及び一般管理費(販売や管理にかかる間接費、S G & A)」を差し引きます。図の数値に当てはめると、 となるため、正しい選択肢は イ(500)です。
(補足:表の単位は「百万円」です。数値はそのまま百万円単位で計算します。)
解法ステップ
- 売上高(販売による総収入)を確認:(百万円)
- 売上原価(商品の仕入れや製造費)を引く: → これは売上総利益(粗利益)
- 販売費及び一般管理費(販売や事務などの費用)を引く:
- よって営業利益は (百万円)で、選択肢は イ。
計算を式で書くと:
選択肢別の誤答解説
-
ア: 300
300は、営業利益の後に営業外収益・営業外費用・特別項目を加減し、税金を差し引いた「当期純利益(最終的な手取り利益)」に相当します。つまり となるため、営業利益とは別の段階の利益です。 -
イ: 500
上で示した通り、売上高から売上原価と販売費及び一般管理費を差し引いた「営業利益」です。これが本問の求める値です。 -
ウ: 550
550は「経常利益(けいじょうりえき)」と呼ばれる指標に相当します。経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用 = 。営業外の損益を含めた通常の経常的な利益です。 -
エ: 1,500
1,500は売上高から売上原価を引いた「売上総利益(うりあげそうりえき、粗利益)」です。販売費及び一般管理費をまだ差し引いていないため、営業利益ではありません。
よくある誤解
-
営業外収益や特別損益、税金まで引いてしまう
→ 営業利益は「本業の儲け」を示す段階です。営業外や税金は別の段階で計算します。 -
売上総利益(粗利益)と営業利益を混同する
→ 売上総利益は売上高から売上原価だけを引いた値です。そこからさらに販売費・一般管理費を引くと営業利益になります。 -
単位の読み違い(「百万円」を忘れる)
→ 表示されている単位を必ず確認してください。計算はその単位で行います。
補足コラム
-
利益の段階(右に向かって「下流」へ)
- 売上高(総収入)
- 売上総利益(粗利益) = 売上高 - 売上原価
- 営業利益 = 売上総利益 - 販売費及び一般管理費(本問の答え)
- 経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用
- 税引前当期純利益(特別損益後) = 経常利益 + 特別利益 - 特別損失
- 当期純利益 = 税引前当期純利益 - 法人税等
-
覚え方のヒント
「まず売って(売上高)、作るコストを引く(売上原価)→粗利。次に販売や事務の費用を引くと営業利益。」と順を追って考えると混乱しにくいです。
FAQ
Q. 営業外収益って何ですか?
A. 営業外収益は本業以外の収入です。例:預金の利息、投資の配当、不動産賃貸収入など。
A. 営業外収益は本業以外の収入です。例:預金の利息、投資の配当、不動産賃貸収入など。
Q. 特別利益・特別損失はいつ使うのですか?
A. 通常の営業活動とは関係ない、一時的・例外的な損益に使います。例:固定資産売却益や災害損失などです。
A. 通常の営業活動とは関係ない、一時的・例外的な損益に使います。例:固定資産売却益や災害損失などです。
Q. なぜ営業利益が重要なのですか?
A. 営業利益はその会社の本業の収益力を示します。事業の採算性を判断する基本指標です。
A. 営業利益はその会社の本業の収益力を示します。事業の採算性を判断する基本指標です。
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