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ITパスポート 2011年 秋期 05


問題文

業務で利用されるIT関連サービスに関する記述a〜cと、サービス名称の適切な組合せはどれか。
a 自社のサーバや通信機器を専門業者の施設内に預けて使用する。 b 専門業者の通信設備やサーバの一部を利用者が利用できる。 c ソフトウェアの必要な機能だけを必要時に、利用者がネットワーク経由で利用できる。
ITパスポート 2011年 秋期  問05の選択肢の画像

選択肢

(正解)

🔒 解説は解答すると表示されます

IT関連サービスの名称組合せ【ITパスポート 解説】

問題文の要点: a 自社のサーバ(サービスを提供するコンピュータ)や通信機器を専門業者の施設内に預けて使用する。
b 専門業者の通信設備やサーバの一部を利用者が利用できる。
c ソフトウェアの必要な機能だけを必要時に、利用者がネットワーク経由で利用できる。
選択肢の組合せ(正解は後述)に当てはめる問題です。

正解の理由

  • a = ハウジング(housing:自社の機器をサービス業者のデータセンターなどの施設内に置き、その設備を借りて使う「コロケーション」)。問題文の「自社のサーバや通信機器を預けて使用する」はこれに該当します。
  • b = ホスティング(hosting:サービス業者が所有・運用するサーバやネットワークの一部を利用者に提供する。例:レンタルサーバ)。「専門業者の通信設備やサーバの一部を利用する」はホスティングの説明です。
  • c = SaaS(SaaS(Software as a Service:サービスとして提供されるソフトウェア)。ソフトを利用者がインストールせず、ネットワーク経由で機能だけ使う形)。「必要な機能だけを必要時にネットワーク経由で利用する」は典型的なSaaSです。
まとめると、a→ハウジング、b→ホスティング、c→SaaS となり、選択肢イが一致します。

解法ステップ

  1. 問題文のキーワードを拾う
    • 「自社のサーバや機器を預ける」→自前の機器を置くイメージ → ハウジング。
    • 「専門業者の設備やサーバの一部を利用する」→業者の機器を借りるイメージ → ホスティング。
    • 「ソフトの機能だけをネットワーク経由で利用」→ソフトを提供される形 → SaaS。
  2. 各用語の本質を一言で整理する
    • ハウジング:自社機器を預ける(コロケーション)。
    • ホスティング:業者の機器を借りてサービスを運用してもらう。
    • SaaS:ソフトウェアをネット経由で使う(提供されるソフトを利用するだけ)。
  3. 各選択肢と照合して正しい組合せを選ぶ。
覚え方のコツ:
  • 「機器を預ける=ハウジング(自社機器)」。
  • 「業者の機器を借りる=ホスティング(運用まで任せることが多い)」。
  • 「ソフトをサービスで使う=SaaS」。

選択肢別の誤答解説

  • ア(a:SaaS、b:ホスティング、c:ハウジング)
    間違い:aをSaaSにしているが、aの説明は「自社のサーバや通信機器を預けて使用する」であり、SaaS(ソフトを使う形)とは全く関係ありません。cもハウジングになっているが、cはソフト利用の説明なので不一致。
  • イ(a:ハウジング、b:ホスティング、c:SaaS)
    正解:上で説明した通り、各説明と用語の意味が一致します。
  • ウ(a:ハウジング、b:SaaS、c:ホスティング)
    間違い:bをSaaSにしている点が誤り。bは「業者の設備の一部を利用する」なのでホスティングが正しく、SaaSはアプリをサービスとして使う形でありbの内容ではない。
  • エ(a:ホスティング、b:ハウジング、c:SaaS)
    間違い:aとbが逆になっています。aは「自社機器を預ける=ハウジング」であるのに対し、エはaをホスティングにしてしまっているため不正解。

よくある誤解

  1. 「ホスティング」と「ハウジング」を逆に覚える
    • 両方とも業者のデータセンターに関係する言葉なので混同しやすいです。ポイントは「自社の機器を置くかどうか」。自社の機器を置く=ハウジング、それ以外はホスティングと考えます。
  2. SaaSを「クラウド」と同じ意味だけで覚えてしまう
    • SaaSはクラウドサービスの一形態ですが、厳密には「ソフトウェアをサービスとして利用する形」を指します。クラウドにはほかにIaaS(Infrastructure as a Service:インフラを提供)やPaaS(Platform as a Service:開発環境を提供)もあります。

補足コラム

  • ハウジング(コロケーション)の具体例:会社が自社で購入したサーバをラックに入れてデータセンターの電源や回線・空調などのインフラを借りる。ハードは会社の所有物のまま。
  • ホスティングの具体例:レンタルサーバや共有サーバ、VPS(仮想専用サーバ)など。業者がサーバを管理し、利用者はサービスを借りて使う。
  • SaaSの具体例:メールやグループウェア(例:Google WorkspaceやMicrosoft 365)、顧客管理(Salesforce)など。ユーザーはソフトをインストールせずブラウザで使うことが多い。
簡単な図イメージ(言葉で):
  • ハウジング:自社機器 → データセンターのスペースに設置(管理は自社)
  • ホスティング:業者のサーバ → 業者が管理、利用者は借りて使う
  • SaaS:業者が動かすアプリをインターネット経由で利用

FAQ

Q. ハウジングとホスティング、違いは一言で?
A. 「自社機器を置くかどうか」です。置くならハウジング、業者の機器を借りるならホスティング。
Q. SaaSはクラウドの一種ですか?
A. はい。SaaSはクラウドサービスの一形態で、ソフトをサービスとして提供するモデルです。クラウドにはSaaSの他にIaaSやPaaSがあります。
Q. 問題文で「通信設備やサーバの一部を利用」とあるとき、共有や仮想化も含まれますか?
A. 含まれます。ホスティングには共有サーバやVPS(仮想専用サーバ)など、物理的に分かれていなくてもリソースを割り当てて提供する形が含まれます。

関連キーワード: サーバ、ハウジング、ホスティング、SaaS、コロケーション、クラウド、IaaS、PaaS、データセンター、レンタルサーバ
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