ITパスポート 2011年 春期 問13
問題文
それぞれの企業が保有する経営資源を補完することを目的とした、企業間での事業の連携、提携や協調行動を表すものはどれか。
選択肢
ア:M&A (Merger & Acquisition)
イ:アウトソーシング
ウ:アライアンス(正解)
エ:事業ポートフォリオマネジメント
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企業間での事業の連携・提携を表すもの【ITパスポート 解説】
正解の理由
選択肢の中では ウ の「アライアンス」が正解です。
アライアンスとは、企業同士が互いの経営資源(技術、人材、販売網など)を補完し合う目的で行う連携・提携・協調行動を指します。両社は独立性を保ちながら協力し、各社の強みを生かして共通の目的を達成します。問題文の「それぞれの企業が保有する経営資源を補完することを目的とした、企業間での事業の連携、提携や協調行動」という表現は、まさにアライアンスの定義と一致します。
アライアンスとは、企業同士が互いの経営資源(技術、人材、販売網など)を補完し合う目的で行う連携・提携・協調行動を指します。両社は独立性を保ちながら協力し、各社の強みを生かして共通の目的を達成します。問題文の「それぞれの企業が保有する経営資源を補完することを目的とした、企業間での事業の連携、提携や協調行動」という表現は、まさにアライアンスの定義と一致します。
(用語の補足)
- M&A(Merger & Acquisition:合併・買収)…企業そのものの所有権を取得したり合併したりして経営統合すること。
- アウトソーシング…業務の一部を外部の企業に委託すること(外部委託)。
- 事業ポートフォリオマネジメント…自社内の複数事業の組合せを最適化して資源配分を決める管理手法。
解法ステップ
- 問題文のキーワードを拾う:「経営資源を補完」「企業間」「連携・提携・協調行動」。
- 各選択肢の定義を短く思い出す。
- M&A:所有権の移転や統合(企業を買う/合併する)。
- アウトソーシング:業務を外部に委託する。
- アライアンス:企業同士の協力・提携(独立性を保った連携)。
- 事業ポートフォリオマネジメント:自社内の事業配分の管理。
- 「補完することを目的とした企業間の連携」に最も合う定義を選ぶ → アライアンス。
ポイントは「所有権の移転(M&A)ではない」「業務委託(アウトソーシング)でもない」「自社内の配分(ポートフォリオ)でもない」という点です。
選択肢別の誤答解説
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ア: M&A(Merger & Acquisition:合併・買収)
誤りの理由:M&Aは一方の企業が他方を買収したり、両社が合併して一体化したりする行為です。経営資源を補完する「協力」ではなく、企業の支配権や所有関係の変化を伴います。問題文の「協調行動」のニュアンスとは異なります。 -
イ: アウトソーシング
誤りの理由:アウトソーシングは特定の業務を外部に委託することです。委託先はサービスを提供しますが、これは「補完」というよりも「代行」です。企業間で互いに資源を持ち寄って協力するアライアンスとは目的と形が異なります。 -
ウ: アライアンス
正しい理由:企業が独立性を保ちながら相互に補完する形で連携・提携することを指します。問題文にある「経営資源を補完する」「企業間の連携・提携・協調行動」に一致します。 -
エ: 事業ポートフォリオマネジメント
誤りの理由:これは自社内で複数事業をどのように組み合わせ、資源配分するかを管理する手法です。企業間の連携を示す言葉ではありません。
よくある誤解
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「提携=M&A」と混同する
- 提携(アライアンス)は両社が独立なまま協力すること。M&Aは企業の統合や買収であり、支配関係が変わります。目的と結果が違います。
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「業務を外に出す=協力関係」と考えてしまう
- アウトソーシングは業務の外部委託です。相手企業と利益を共有したりリスクを分担したりするアライアンスとは発想が異なります。
-
「ジョイントベンチャー(JV)=M&A」と誤解する
- JVは共同出資により設立する共同事業で、アライアンスの一形態(出資を伴う場合)ですが、既存企業の所有権の統合(M&A)ではありません。
補足コラム
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アライアンスの具体例
- 航空会社のアライアンス(例:Star Alliance、oneworld)…路線やマイレージ提携を通じて顧客利便性を高める。
- 技術提携や共同開発…異なる企業が技術やノウハウを出し合って新製品を作る。
- ジョイントベンチャー(JV:Joint Venture:共同出資事業)…出資して新会社を設立し、共同で事業を行うタイプのアライアンス。
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アライアンスの利点と注意点
- 利点:スピード重視で市場参入できる、コストやリスクを分担できる。
- 注意点:利益配分のルールや知的財産の扱いで摩擦が起きやすい。契約内容の明確化が重要です。
FAQ
Q1. アライアンスと業務提携は同じですか?
A1. 基本的には同じ意味で使われます。どちらも企業間の協力関係を指しますが、アライアンスは戦略的な長期協力を広く指す場合が多いです。
A1. 基本的には同じ意味で使われます。どちらも企業間の協力関係を指しますが、アライアンスは戦略的な長期協力を広く指す場合が多いです。
Q2. アライアンスはいつでもM&Aに移行しますか?
A2. 必ずしもそうではありません。協力関係が進展して相互依存が強まればM&Aに発展することもありますが、多くは独立性を保ったまま続きます。
A2. 必ずしもそうではありません。協力関係が進展して相互依存が強まればM&Aに発展することもありますが、多くは独立性を保ったまま続きます。
Q3. 中小企業でもアライアンスは有効ですか?
A3. 有効です。資源が限られる中小企業は、提携によって不足する技術や販路を補えます。契約と信頼関係の構築が重要です。
A3. 有効です。資源が限られる中小企業は、提携によって不足する技術や販路を補えます。契約と信頼関係の構築が重要です。
関連キーワード: アライアンス、企業提携、ジョイントベンチャー、M&Aと違い、アウトソーシング、経営資源補完、事業提携、戦略的提携

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