ITパスポート 2011年 春期 問24
問題文
大規模な災害などによって、企業活動を支える重要な情報システムに障害が発生したような場合でも、企業活動の継続を可能にするために、あらかじめ策定する計画はどれか。
選択肢
ア:BCP(正解)
イ:BPR
ウ:ERP
エ:RFP
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事業継続計画(BCP)【ITパスポート解説】
正解の理由
正しい選択肢は ア のBCPです。
BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)は、地震や台風などの大規模災害やシステム障害が起きても、「事業を止めない」「速やかに再開する」ために、あらかじめ準備・手順を定めておく計画です。設問にある「企業活動の継続を可能にするために、あらかじめ策定する計画」という文章と完全に一致します。
BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)は、地震や台風などの大規模災害やシステム障害が起きても、「事業を止めない」「速やかに再開する」ために、あらかじめ準備・手順を定めておく計画です。設問にある「企業活動の継続を可能にするために、あらかじめ策定する計画」という文章と完全に一致します。
(補足)他の選択肢は「業務改革」「基幹システム」や「調達文書」を指し、災害時の事業継続を直接目的とするものではありません。
解法ステップ
- 問題文のキーワードを探す:「企業活動の継続」「大規模な災害」「あらかじめ策定する計画」など。
- 各略語の意味を思い出す:
- BCP = 事業継続計画(災害や障害時の対応計画)
- BPR = 業務プロセスの抜本的改善(Business Process Reengineering)
- ERP = 統合基幹業務システム(Enterprise Resource Planning)
- RFP = 提案依頼書(Request For Proposal)
- 設問の目的と合致するものを選ぶ:災害時に「事業を継続」するための計画はBCP。よって ア を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
-
ア: BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)
災害やシステム障害が起きたときに、業務を維持・早期復旧するための手順や体制、連絡網、代替拠点等をまとめた計画。設問の条件に合うため正解。 -
イ: BPR(Business Process Reengineering:業務プロセスの再設計)
組織の業務プロセスを抜本的に見直し、効率化や品質向上を狙う手法。日常業務の改善が目的であり、災害対応のための計画ではない。 -
ウ: ERP(Enterprise Resource Planning:統合基幹業務システム)
経理・販売・在庫などの業務を一つのシステムで管理するソフトウェア群。業務を効率化するITツールであり、災害時の「事業継続計画」そのものではない。 -
エ: RFP(Request For Proposal:提案依頼書)
ベンダーや業者に対して提案を求めるための文書。システム導入や発注に使う資料であって、災害時の継続計画ではない。
よくある誤解
-
BCPとDRP(Disaster Recovery Plan:災害復旧計画)を混同する
→ DRPは主にITシステムの復旧(データ復元やサーバ復旧)に焦点が当たります。BCPは企業全体の業務継続を扱う広い概念です。 -
「継続」と「改善」を取り違える
→ 「継続(continuity)」は止めないこと。BPRのような「改善(reengineering)」とは目的が異なります。設問に「災害」や「継続」があるかで判断しましょう。
補足コラム
BCPの基本的な構成要素(試験でも押さえておくと良い点)
- 事業影響分析(BIA:Business Impact Analysis) — どの業務が重要か、停止するとどれくらい影響が出るかを評価する工程。
- 復旧戦略・手順 — 代替拠点、業務の優先順位、データのバックアップ方法など。
- 連絡網・体制 — 緊急時の指揮系統、従業員や取引先への連絡方法。
- 訓練と見直し — 実際に計画を訓練して問題点を改善することが重要。
覚え方のコツ:BCPの「C」はContinuity(継続)。設問に「継続」があればまずBCPを疑うとよいです。
FAQ
Q. BCPはIT部門だけのものですか?
A. いいえ。BCPは会社全体(人、業務、顧客対応、調達など)を対象にします。ITは重要な要素ですが全体計画の一部です。
A. いいえ。BCPは会社全体(人、業務、顧客対応、調達など)を対象にします。ITは重要な要素ですが全体計画の一部です。
Q. DRPとBCPのどちらを先に作るべきですか?
A. 企業全体の観点からはBCPを先に作り、そこで必要なIT復旧要件に応じてDRP(技術的な復旧計画)を作るのが一般的です。
A. 企業全体の観点からはBCPを先に作り、そこで必要なIT復旧要件に応じてDRP(技術的な復旧計画)を作るのが一般的です。
Q. 試験で見分けられない場合の最短対処法は?
A. 問題文に「継続」「被災」「復旧優先」などの言葉があればBCPを選ぶ。業務の「改善」や「効率化」がキーワードならBPRを疑う。
A. 問題文に「継続」「被災」「復旧優先」などの言葉があればBCPを選ぶ。業務の「改善」や「効率化」がキーワードならBPRを疑う。
関連キーワード: BCP、事業継続計画、DRP、事業影響分析、災害対策、BPR、ERP、RFP, 継続性、復旧戦略

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