ITパスポート 2011年 春期 問25
問題文
Webサイトの閲覧回数、サイト内での移動履歴などを基に、閲覧者の行動を分析する手法はどれか。
選択肢
ア:ABC分析
イ:SWOT分析
ウ:アクセスログ分析(正解)
エ:バリューチェーン分析
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Webサイトの閲覧回数、サイト内での移動履歴などを基に、閲覧者の行動を分析する手法はどれか。【ITパスポート 解説】
正解の理由
設問が問う「閲覧回数」「サイト内での移動履歴」といったキーワードは、Webサイトへのアクセス記録を使った分析を指しています。これを行うのがアクセスログ分析です。ここでの正解は ウ(アクセスログ分析)です。
- アクセスログ分析とは、アクセスログ(Webサイトへのアクセスを時刻・URL・参照元などで記録したデータ)を集めて、誰がいつどのページを見たか、どの順にページを移動したかなどを調べる手法です。
- 「閲覧回数」は一般にPV(Page View:ページが表示された回数)、「移動履歴」はページ間の遷移(セッションやページ遷移パス)を分析することで把握できます。これらはアクセスログやWeb解析ツールで直接計測・解析します。
解法ステップ
- 問題文の重要語を見つける:「閲覧回数」「サイト内での移動履歴」。
- それらが何を示すかを考える:Web上の「誰がどのページを何回見たか」「どの順にページを移動したか」という行動データ。
- 選択肢の意味をひとつずつ照らし合わせる:
- Webの行動データを扱うのは「アクセスログ分析」であると合致する。
- よってアクセスログを扱う ウ が正しいと判断する。
選択肢別の誤答解説
-
ア: ABC分析
- ABC分析は、売上や在庫の重要度別にA/B/Cのランク付けをして重点管理する手法です。商品や取引の分類に使うため、Webの閲覧履歴を直接扱う手法ではありません。
-
イ: SWOT分析
- SWOT分析は、Strengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)を整理する戦略分析の手法です。企業戦略や事業計画で使いますが、閲覧回数や移動履歴などの行動ログを解析するものではありません。
-
ウ: アクセスログ分析
- 正解です。サーバやWeb解析ツールが作るアクセスログを元にPV、訪問経路(参照元)、ページ遷移などを分析します。ユーザー行動の可視化に最適です。
-
エ: バリューチェーン分析
- バリューチェーン(価値連鎖)分析は、企業の活動を一連の価値を生むプロセスとして分解し、どこで付加価値やコストが発生するかを分析する手法です。内部業務や事業プロセスに関する分析であり、Web閲覧行動の解析とは目的が異なります。
よくある誤解
-
「アクセスログ分析=単にページの数を数えるだけ」と思う
- 実際はページの表示回数(PV)だけでなく、ユニークユーザー数(異なる訪問者数)、セッション(訪問単位)、滞在時間、遷移パターンなど多くの指標が分析対象です。
-
「アクセスログとGoogle Analyticsは同じもの」と思う
- Google Analyticsはブラウザ側で計測するWeb解析ツール(クライアントサイド)で、サーバのアクセスログはサーバ側で記録されます。それぞれ収集される情報や欠ける情報が異なります(例:JavaScript無効なユーザーはGAで計測されないが、サーバログには記録される)。
-
「アクセスログ分析で個人がそのまま特定できる」と思う
- IPアドレスなど個人を特定しうる情報はログに含まれることがありますが、個人情報保護の観点から扱いには注意が必要です。普通は集計・匿名化して利用します。
補足コラム
- よく使われる用語(初出で簡単説明)
- アクセスログ(Webサイトへのアクセス記録):誰がいつどのページにアクセスしたかを記録したファイル。
- PV(Page View:ページビュー):ページが表示された回数。
- ユニークユーザー(Unique Visitor):同一の訪問者を1人として数えた数。
- セッション(訪問):一定時間内の連続したアクセスのまとまり。
- 代表的なツール例(初心者向け)
- Google Analytics(ウェブ解析ツール。Webサイトの訪問数や遷移を可視化)
- サーバのアクセスログ解析(サーバに残るログを集計するツールやコマンド)
- 簡単なアクセスログの項目例(イメージ)
- 時刻、IPアドレス、リクエストしたURL、参照元URL、ユーザーエージェント(使っているブラウザ情報)
- これらを組み合わせて、どのページから来てどこへ行ったかをたどります。
FAQ
Q1: アクセスログ分析は初心者でもできる?
A1: 基本的な指標(PV、訪問数、滞在時間、参照元)を見て改善点を考えるだけなら初心者でも始められます。まずはGoogle Analyticsなどのツールで指標を眺めることから始めましょう。
A1: 基本的な指標(PV、訪問数、滞在時間、参照元)を見て改善点を考えるだけなら初心者でも始められます。まずはGoogle Analyticsなどのツールで指標を眺めることから始めましょう。
Q2: アクセスログとプライバシーはどう関係する?
A2: ログにIPアドレスなど個人識別につながる情報が含まれる場合があります。扱うときは個人情報保護の方針に従い、必要に応じて匿名化・集計して使います。
A2: ログにIPアドレスなど個人識別につながる情報が含まれる場合があります。扱うときは個人情報保護の方針に従い、必要に応じて匿名化・集計して使います。
Q3: サイト改善に役立つ具体的な分析は?
A3: よく見る例は「どのページで離脱するか(離脱率)」「ランディングページ(最初に来るページ)の効果」「参照元別のコンバージョン(目標達成率)」などです。数値から原因を推定し、A/Bテストで改善効果を確認します。
A3: よく見る例は「どのページで離脱するか(離脱率)」「ランディングページ(最初に来るページ)の効果」「参照元別のコンバージョン(目標達成率)」などです。数値から原因を推定し、A/Bテストで改善効果を確認します。
関連キーワード: ウェブ解析、アクセスログ、PV、ユニークユーザー、セッション、Google Analytics、ログ解析、サイト改善

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