ITパスポート 2011年 春期 問87
問題文
USBは、キーボード、マウスなど様々な周辺機器を接続できるインタフェースである。USB2.0の機能にないものはどれか。
選択肢
ア:バスパワー
イ:パラレル転送(正解)
ウ:プラグアンドプレイ
エ:ホットプラグ
🔒 解説は解答すると表示されます
USBは、キーボード、マウスなど様々な周辺機器を接続できるインタフェースである。USB2.0の機能にないものはどれか。【ITパスポート 解説】
正解の理由
USBは英語で「Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)」です。名前にあるように「シリアル(直列)通信」を行う規格なので、「同時に複数のビットを並行に送る」ことを意味する「パラレル転送」はUSB2.0の機能ではありません。したがって選択肢のうち、イ(パラレル転送)が正解です。
解法ステップ
- 問題文で「USB2.0の機能にないもの」を問われていることを確認する。
- 各選択肢がUSBの特徴と合っているかを検討する。
- ア: バスパワー → USBは機器に電力を供給する(あり)。
- イ: パラレル転送 → USBは「シリアル」通信(ない)。
- ウ: プラグアンドプレイ → 接続時に自動認識する(あり)。
- エ: ホットプラグ → 電源を入れたまま抜き差しできる(あり)。
- 「シリアル」と「パラレル」の違いを思い出し、パラレルが当てはまらないと判断する。
選択肢別の誤答解説
-
ア: バスパワー
- 解説: バスパワーは「バス(接続経路)経由で電力を供給すること」です。USBはポート経由で機器に5Vの電力を供給できます。USB2.0では標準的に最大500mAまで供給可能です。よってUSB2.0にはこの機能があります。
-
イ: パラレル転送(正解)
- 解説: パラレル転送は複数の信号線で同時に複数ビットを送る方式です(例: 昔のプリンタ用パラレルポート)。USBは「Universal Serial Bus」の名の通り直列(シリアル)伝送を行います。USB2.0はシリアルで高速(Hi-Speed 480 Mbps)にデータを送ります。したがってパラレル転送は機能としてないです。
-
ウ: プラグアンドプレイ
- 解説: プラグアンドプレイは「接続するとOSが自動で認識し、必要ならドライバを導入して使えるようにする仕組み」です。USB機器は接続時に自動認識されるため、この機能はあります。
-
エ: ホットプラグ
- 解説: ホットプラグ(ホットプラグイン/ホットアンプラグ)は「電源を切らずに取り外し・取り付けができること」です。USBはこの機能をサポートしており、ケーブルの抜き差しで機器の接続が可能です(注意:データ損失の恐れがある場合は安全な取り外し操作が推奨されます)。
よくある誤解
-
「USBケーブルの中に複数の線があるから並列送信している」
- 実際はUSB2.0のデータ線(D+ と D-)は差動ペアという形の直列伝送で、複数ビットを同時に送る“パラレル転送”ではありません。線が複数あっても伝送方式はシリアルです。
-
「USB3以降は速いから並列転送だ」
- USB3.xでは信号線が増えて伝送路が追加されていますが、各路は高速シリアルリンクとして動作します。名称にある「Serial」は変わりません。
-
「ホットプラグは何でも安全に抜ける」
- ハード的には抜き差し可能でも、ファイル書き込み中や操作中に抜くとデータ破損する可能性があります。OSの「安全な取り外し」を使う習慣が大事です。
補足コラム
- 覚え方のコツ:USBの「S」はSerial(シリアル)です。問題に「パラレル」と出たら疑うと早いです。
- USB2.0の代表的な仕様:転送速度は最大480 Mbps(メガビット/秒)、電力は5V・最大500mA(機器によって取り決めあり)。USB1.1は12 Mbps(フルスピード)、USB3.0はさらに速い(SuperSpeed 5 Gbps)です。
- 旧来の「パラレルポート(プリンタポート)」や「IDE(PATA)」はかつてパラレル転送を用いた例として覚えておくと区別しやすいです。
FAQ
Q1. なぜUSBはシリアルの方が有利なのですか?
A1. シリアルは高速度化が容易で信号干渉に強く、ケーブルやコネクタを簡素にできるため、長距離や高速度伝送に適しています。パラレルは配線間で同期を取る必要があり、距離が長くなるとタイミングがずれて使いにくくなります。
A1. シリアルは高速度化が容易で信号干渉に強く、ケーブルやコネクタを簡素にできるため、長距離や高速度伝送に適しています。パラレルは配線間で同期を取る必要があり、距離が長くなるとタイミングがずれて使いにくくなります。
Q2. パラレル転送は現在まったく使われていないのですか?
A2. 一般のPC周辺機器ではほとんど使われませんが、産業用機器や特定用途で並列的な入出力を使う場合は残ることがあります。ただし、PCの外部接続としてはほぼ廃れてUSBやEthernetなどのシリアル技術に置き換わっています。
A2. 一般のPC周辺機器ではほとんど使われませんが、産業用機器や特定用途で並列的な入出力を使う場合は残ることがあります。ただし、PCの外部接続としてはほぼ廃れてUSBやEthernetなどのシリアル技術に置き換わっています。
Q3. 「ホットプラグ」と「ホットスワップ」は同じですか?
A3. 運用上ほぼ同じ意味で使われますが、厳密にはホットプラグは「電源ONでの差し替え」、ホットスワップは「稼働中のシステムから部品を交換しても継続動作できる」ことを強調する語です。USBの場合は一般にホットプラグと言えます。
A3. 運用上ほぼ同じ意味で使われますが、厳密にはホットプラグは「電源ONでの差し替え」、ホットスワップは「稼働中のシステムから部品を交換しても継続動作できる」ことを強調する語です。USBの場合は一般にホットプラグと言えます。
関連キーワード: USB2.0、バスパワー、パラレル転送、プラグアンドプレイ、ホットプラグ、シリアル通信、差動ペア、480Mbps、電力供給、配線構成

\ せっかくなら /
ITパスポートを
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!

