戦国IT - 情報処理技術者試験の過去問対策サイト
ブログお知らせお問い合わせ料金プラン

ITパスポート 2012年 春期 64


問題文

シンセサイザなどの電子楽器とPCを接続して演奏情報をやり取りするための規格はどれか。

選択肢

AVI
BMP
MIDI(正解)
MP3

🔒 解説は解答すると表示されます

シンセサイザなどの電子楽器とPCを接続して演奏情報をやり取りするための規格はどれか。【ITパスポート 解説】

正解の理由

正解は の MIDI です。
MIDI は Musical Instrument Digital Interface(ミュージカル・インストゥルメント・デジタル・インターフェース)という規格で、電子楽器と機器(PC やシンセサイザ、音源モジュールなど)が「演奏情報(いつ、どの音を、どの強さで)」をやり取りするために作られました。MIDI は音そのもの(波形)を送るのではなく、鍵盤を押した・離した、音程・ベロシティ(強さ)、コントロール操作などの命令(イベント)を送ります。これにより、受け手側で音源を鳴らすことで演奏が再現されます。

解法ステップ

  1. 問題文のキーワードを探す:「電子楽器」「演奏情報」「やり取り」。
  2. 選択肢の意味を確認する:
    • AVI:Audio Video Interleave(音声と映像の入れ物)→ 動画ファイル形式
    • BMP:Bitmap(ビットマップ画像)→ 画像形式
    • MP3:MPEG-1 Audio Layer III(音声を圧縮した形式)→ 音声データ
    • MIDI:Musical Instrument Digital Interface → 楽器の演奏情報
  3. 「演奏情報をやり取りする規格」は演奏イベントを扱う規格であると判断し、MIDI を選ぶ。
短い覚え方:音そのものを送るのは MP3。演奏の「指示」を送るのが MIDI。

選択肢別の誤答解説

  • ア: AVI(Audio Video Interleave:音声と映像の入れ物)
    動画ファイルのコンテナ形式です。映像や音声データをまとめるため、演奏情報(Note On/Off など)を扱う規格ではありません。
  • イ: BMP(Bitmap:画像形式)
    画像(静止画)を扱う形式です。音楽や演奏情報とは無関係です。
  • ウ: MIDI(Musical Instrument Digital Interface:楽器の演奏情報交換規格)
    演奏情報(ノートオン/オフ、ベロシティ、ピッチベンド、コントローラなど)を送受信するための規格です。ファイル拡張子は .mid や .midi が一般的で、機器間で演奏データをやり取りできます。
  • エ: MP3(MPEG-1 Audio Layer III:音声圧縮形式)
    実際の音(波形)を圧縮して保存・再生するための形式です。演奏指示そのものではなく、再生するときに「音」が出ます。演奏情報のやり取りを目的とした規格ではありません。

よくある誤解

  1. 「MIDI は音そのものを送る」
    → 誤りです。MIDI は音の命令(いつ、どの音を出すか)を送ります。再生時の音色や音質は受け手の音源(シンセやソフト音源)に依存します。
  2. 「MIDI ファイルは高音質だから MP3 より良い」
    → MIDI はファイル自体が非常に小さいですが、音質は再生環境次第です。MP3 は音そのものを圧縮しているので、再生した瞬間に同じ音が出ます(音質は圧縮の影響あり)。
  3. 「PC と電子楽器の接続は必ず専用の MIDI ケーブルが必要」
    → 近年は USB ケーブルで MIDI 信号をやり取りする USB-MIDI が一般的です。従来の 5-pin DIN の MIDI ケーブルもありますが、どちらも MIDI 信号を送る規格である点は同じです。

補足コラム

  • MIDI の基本的なメッセージの例(簡単なバイト列の例):
    • Note On(ノートオン:音を出す命令)例:0x90 0x3C 0x40
      • 0x90 = チャンネル1 のノートオン命令
      • 0x3C = ノート番号(0x3C = 中央の C)
      • 0x40 = ベロシティ(強さ)
    • Note Off(ノートオフ:音を止める命令)は 0x80 で始まります。
      これらは「数バイトの命令」であり、波形データではないためとても軽量です。
  • 代表的な派生・関連用語
    • General MIDI(GM):標準の音色配置を定めた規格。MIDI ファイルを異なる音源で再生してもある程度同じ音色になるようにするための約束事。
    • MIDI 2.0:より高精度な表現や双方向通信を強化した新バージョン(従来の MIDI 1.0 と互換性あり)。
  • 実務での使いみち:作曲ソフト(DAW)での演奏入力、自動演奏機器の制御、ライブ演奏での機器同期など。

FAQ

Q1. MIDI ファイルをスマホで再生すると音が出ますか?
A1. 出ますが、スマホに組み込まれた音源やアプリの音色によって聞こえ方が変わります。MIDI 自体に音は入っていません。
Q2. MIDI と MP3、どちらを使えばいいですか?
A2. 「演奏データや編集が必要」なら MIDI。「録音した音(歌や演奏の波形)をそのまま聞かせたい」なら MP3 です。
Q3. 古い機材でも MIDI は使えますか?
A3. はい。MIDI は1980年代からある長い歴史のある規格で、5-pin DIN コネクタを持つ古い機器でも標準的に対応しています。USB-MIDI へ変換する機器も多数あります。

関連キーワード: MIDI, Musical Instrument Digital Interface, ノートオン, ベロシティ, USB-MIDI, General MIDI, 音楽データ, シンセサイザ, MIDIメッセージ
← 前の問題へこの年度をクイズで解く次の問題へ →
戦国ITクイズ機能

\ せっかくなら /

ITパスポート
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する

すぐに利用可能!

©︎2026 情報処理技術者試験対策アプリ

このサイトについてブログプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について