ITパスポート 2015年 春期 問24
問題文
顧客の購買行動を分析する手法の一つであるRFM分析で用いる指標で、Rが示すものはどれか。ここで、括弧内は具体的な項目の例示である。
選択肢
ア:Reaction(アンケート好感度)
イ:Recency(最終購買日)(正解)
ウ:Request(要望)
エ:Respect(ブランド信頼度)
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RFM分析の「R」が示すものは何か【ITパスポート 解説】
正解の理由
RFMは、顧客の購買行動を評価する代表的な手法で、英語の頭文字を取った指標です。Rは Recency(最終購買日:直近いつ買ったか)、Fは Frequency(購買頻度:どれくらいの回数買ったか)、Mは Monetary(購買金額:どれだけお金を使ったか)を表します。したがって、選択肢の中で R に対応するのは イ の「Recency(最終購買日)」です。
(補足:Recency は英語で「最近性」を意味します。直近に買っている顧客ほど反応が良いことが多いため重要視されます。)
(補足:Recency は英語で「最近性」を意味します。直近に買っている顧客ほど反応が良いことが多いため重要視されます。)
解法ステップ
- 問題文で「RFM分析」とあることを確認する。R・F・M の3つの指標であることを思い出す。
- R, F, M の英語を思い出す:Recency、Frequency、Monetary。
- 各単語の意味を日本語に当てはめる:Recency=最終購買日、Frequency=購買回数、Monetary=購買金額。
- 選択肢を照合し、R に一致するものが イ であると判断する。
選択肢別の誤答解説
- ア: Reaction(アンケート好感度)
- 「Reaction」は反応や好感度を意味します。RFMで扱うのは購買履歴の指標であり、アンケートの好感度は含まれません。
- イ: Recency(最終購買日)
- 正解です。最近の購買が重要な指標で、直近に買っている顧客を重視します。
- ウ: Request(要望)
- 「要望」は顧客の要望や要求を示します。購買頻度や金額とは性質が違い、RFMのRではありません。
- エ: Respect(ブランド信頼度)
- 「尊敬・信頼度」はブランドに対する感情的な評価です。RFMは行動データ(購買日・回数・金額)を使うため該当しません。
よくある誤解
- 「Recency は日数が大きいほど良い」と覚えてしまう
- 実は通常、直近に購入している(=日数が小さい)ことが良い状態です。実務では「直近ほど高スコア」とするため、実データ(最終購入日)を「経過日数」に変換して評価方向を揃えます。
- 「R と F を混同する」
- R は「いつ買ったか(時間)」、F は「どれくらい買ったか(回数)」です。時間の長さと回数は別の指標なので区別が重要です。
補足コラム
-
Recency の具体的な扱い方(例)
- 最終購入日から今日までの日数を計算する:。
- 経過日数が小さいほど「直近に買っている」=良好。逆に日数が大きいほど離反リスクが高い。
- スコア化の例(分割法):経過日数を小さい順に並べ、上位20%をスコア5、次を4、…、下位20%を1 とする。こうすると「スコアが大きいほど良い」評価が統一できます。
-
実務での使い方
- RFM を組み合わせて顧客をセグメント化します(例:R高・F高・M高は優良顧客)。マーケティング施策やメール配信の優先度を決める指標としてよく使われます。CRM(顧客関係管理:Customer Relationship Management)システムと組み合わせると効率的です。
-
簡単な計算例(Python)
from datetime import datetime
last_purchase = datetime(2026, 7, 1)
today = datetime(2026, 7, 23)
days_since = (today - last_purchase).days # 22
print(days_since)
FAQ
Q1: Recency をいつ更新すればよいですか?
A1: 購買データが入るたびに更新するのが理想です。少なくとも週次や月次で更新すると、施策の効果測定に役立ちます。
A1: 購買データが入るたびに更新するのが理想です。少なくとも週次や月次で更新すると、施策の効果測定に役立ちます。
Q2: Recency と Frequency、どちらが重要ですか?
A2: ビジネスによります。頻繁に買う消耗品ならFが重要。高額商品ならMが重要。多くの場合は3つを組み合わせて判断します。
A2: ビジネスによります。頻繁に買う消耗品ならFが重要。高額商品ならMが重要。多くの場合は3つを組み合わせて判断します。
Q3: オンラインと店舗の購買を合算してよいですか?
A3: 基本は合算で問題ありません。ただしチャネルごとの行動差がある場合は別々に分析して違いを把握すると有益です。
A3: 基本は合算で問題ありません。ただしチャネルごとの行動差がある場合は別々に分析して違いを把握すると有益です。
Q4: スコアの分け方に決まりはありますか?
A4: 5段階(5=良、1=悪)で分けるのが一般的ですが、業種やデータ量に応じて3段階や10段階など柔軟に決めて構いません。
A4: 5段階(5=良、1=悪)で分けるのが一般的ですが、業種やデータ量に応じて3段階や10段階など柔軟に決めて構いません。
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