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ITパスポート 2018年 春期 20


問題文

ブレーンストーミングの進め方のうち、適切なものはどれか。

選択肢

自由奔放なアイディアは控え、実現可能なアイディアの提出を求める。
他のメンバの案に便乗した改善案が出ても、とがめずに進める。(正解)
メンバから出される意見の中で、テーマに適したものを選択しながら進める。
量よりも質の高いアイディアを追求するために、アイディアの批判を奨励する。

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ブレーンストーミングの進め方【ITパスポート 解説】

正解の理由

ブレーンストーミング(brainstorming:自由にアイディアを出し合う発想法)は、まず「量」を出して、その後に評価・選別する手法です。基本ルールの一つに「他人のアイディアに便乗して改良してよい」という考え方があります。したがって、他のメンバの案に便乗した改善案が出ても咎めずに進める選択肢、すなわち が正解です。
ポイントは次の通りです。
  • 批判や評価を先に行うと、発言のハードルが上がり量が出にくくなるため、まずは自由に出すことを重視します。
  • 他人の案に便乗(乗っかってアイディアを変形・合体・拡張すること)することは、良い案を生む重要な手段です。

解法ステップ

  1. 問題文で問われている対象を確認:ブレーンストーミングの「進め方」について問われている。
  2. ブレーンストーミングの基本ルールを思い出す(後で評価する、自由に出す、量を重視、便乗・結合を奨励)。
  3. 各選択肢と基本ルールを照らし合わせる。
    • 「批判・評価を奨励する」や「実現可能性だけを求める」はルールに反する。
    • 「便乗した改善案をとがめない」はルールに合致するため正しいと判断する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 自由奔放なアイディアは控え、実現可能なアイディアの提出を求める。
    → ブレーンストーミングでは最初から実現可能性だけを求めると、斬新な発想が出にくくなります。評価は後で行うのが正しいため不適切です。
  • : 他のメンバの案に便乗した改善案が出ても、とがめずに進める。
    → 正解。便乗(他人の案を元にさらに発展させること)は創造の重要な手段であり、歓迎されます。批判を避け、アイディアの結合や改良を促します。
  • ウ: メンバから出される意見の中で、テーマに適したものを選択しながら進める。
    → 早い段階で選別(取捨選択)すると、出す量が減り多様な案が失われます。評価・選別はブレーンストーミング後のプロセスで行うべきです。
  • エ: 量よりも質の高いアイディアを追求するために、アイディアの批判を奨励する。
    → 批判や評価を奨励すると参加者が萎縮し、新しい発想の数が減ります。まずは量を出し、その後で質を高める手順が適切です。

よくある誤解

  1. 「批判しない=すべて受け入れる」ではない
    → ブレーンストーミング段階では評価を控えるという意味であり、最終的に案を評価・選別するのは必須です。評価は別のフェーズで行います。
  2. 「便乗=アイディアの盗用」ではない
    → 他人のアイディアに便乗して改良・結合することは協働の一部です。元のアイディアを尊重しつつ発展させることが目的です。
  3. 「量だけ追求すればよい」ではない
    → 量は多様性を生むため重要ですが、最後に実現性や効果を検討するプロセスが必要です。量と質は段階的に両立させます。

補足コラム

ブレーンストーミングの基本ルール(Alex F. Osbornが提唱)は代表的に以下の4点です。
  • 批判の禁止(評価は後で)
  • 自由奔放な発想を奨励(奇抜な案も歓迎)
  • 量を重視(数が質を生むことがある)
  • 結合・改善を促す(他人の案を組み合わせる)
また、近年は発言しにくい人のために匿名でアイディアを出す「ブレインライティング」や、オンラインホワイトボードツールを使った「リモートブレスト」も普及しています。ファシリテーター(進行役)を置いてルールを守ることが成功の鍵です。

FAQ

Q1. ブレーンストーミングは何人くらいで行うのが良いですか?
A1. 4〜8人程度が一般的です。少人数だと多様性が減り、大人数だと管理が難しくなります。
Q2. どれくらいの時間をかけるべきですか?
A2. テーマにもよりますが、短時間で集中して行う(15〜45分)が効果的です。長すぎると疲れて出にくくなります。
Q3. 発言が苦手な人がいる場合は?
A3. 事前にアイディアを書いて集める、匿名投稿を受け付ける、順番に発言するなど工夫をします。ファシリテーターが雰囲気作りをすることも重要です。

関連キーワード: ブレーンストーミング、発想法、ファシリテーション、アイディア発想、ブレインライティング、チームワーク、創造性、評価フェーズ、進行役、発散と収束
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