ITパスポート 2018年 春期 問34
問題文
企業の業務運営におけるPDCAサイクルのうち、業務の実行状況をKPIに基づいて測定、評価するものはどれか。
選択肢
ア:P
イ:D
ウ:C(正解)
エ:A
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PDCAのどの段階でKPIに基づいて測定・評価するか【ITパスポート 解説】
正解の理由
PDCAは、業務改善や成果管理で使う4つの段階の略です。P(Plan:計画)、D(Do:実行)、C(Check:評価・検証)、A(Act:改善・対処)。問題文の「業務の実行状況をKPIに基づいて測定、評価するもの」は、評価・検証にあたります。したがって、選択肢のうち ウ のC(Check)が正しいです。
ここでKPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)は、目標に対する進捗や達成度を数値で示す指標です。評価・測定はまさにKPIの役割なので、KPIで測るのはC段階になります。
解法ステップ
- 問題文を落ち着いて読む:「測定、評価するもの」とある点を確認。
- PDCAの各文字の意味を思い出す。
- P(Plan:計画)=目標設定とやり方を決める。
- D(Do:実行)=計画に従って業務を行う。
- C(Check:評価・検証)=成果や実行状況を測る・確認する。
- A(Act:改善)=評価結果をもとに対策を行う。
- 「測定・評価」はCに対応することを当てはめる。
- 選択肢からCに該当する ウ を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: P(Plan:計画)
- 誤りです。Planは「何を達成するか」「どう行うか」を決める段階です。KPIを設定することはPlanで行いますが、測定・評価自体はPlanではありません。
- イ: D(Do:実行)
- 誤りです。Doは決めた計画を実行する段階です。業務を行う段階であり、実行そのものはD、評価は含まれません。ただし日常のモニタリングは行うこともありますが、正式な測定・評価はCです。
- ウ: C(Check:評価・検証)
- 正しいです。KPIに基づいて実行状況を測定し、計画との差を確認するのがCの役割です。ここで「できているか」「できていないか」を数値で検証します。
- エ: A(Act:改善)
- 誤りです。Actは評価結果を受けて、改善策を決めて実行する段階です。測定・評価の後に行う行動がAになります。
よくある誤解
- 「KPIを決めるのはC段階」
- 実際にはKPIを設計・設定するのは主にP(Plan)です。CはそのKPIに基づいて測定・評価する段階です。設定と評価は役割が違います。
- 「測定はDでも行う」
- 日々の進捗確認やデータ収集はDの実行中に行うことがありますが、評価して改善判断を下す正式なフェーズはCです。混同しないようにしましょう。
- 「Aはすぐに新しい計画を立てるだけ」
- Aは単に新計画を作るだけでなく、原因分析と効果的な対策の実行まで含みます。次のPに反映される重要な段階です。
補足コラム
- KPIとKGIの違い
- KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)は過程の指標です。例えば「月間の新規顧客数」など。
- KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)は最終目標の指標で、例えば「年間売上1億円達成」など。KPIはKGIを達成するための途中のチェックポイントとして設定します。
- PDCAの実務的な流れ(例:営業チーム)
- P:年間売上目標(KGI)と月次KPIを決める(例:月間新規顧客10件)。
- D:営業活動を行う(訪問、提案、フォロー)。
- C:月末にKPIを集計して目標達成状況を評価する。
- A:達成できていなければ原因を分析し、トークスクリプトを変えるなど改善を行う。
FAQ
Q1. KPIはどの段階で作るべきですか?
A1. KPIはP(Plan)で作ります。何を評価するかをあらかじめ決めておかないと、正しい測定・評価ができません。
A1. KPIはP(Plan)で作ります。何を評価するかをあらかじめ決めておかないと、正しい測定・評価ができません。
Q2. 測定は何頻度で行えばよいですか?
A2. KPIの性質によります。日次で見るもの(月次売上管理など)、月次で十分なもの(顧客満足度調査など)があります。頻度は改善サイクルの速度に合わせて決めます。
A2. KPIの性質によります。日次で見るもの(月次売上管理など)、月次で十分なもの(顧客満足度調査など)があります。頻度は改善サイクルの速度に合わせて決めます。
Q3. 測定(C)で良くない結果が出たらすぐAで動けば良いですか?
A3. まず原因を分析することが重要です。原因が不明確だと対策が的外れになるため、Cでのデータをもとに根本原因を探してからAを行います。
A3. まず原因を分析することが重要です。原因が不明確だと対策が的外れになるため、Cでのデータをもとに根本原因を探してからAを行います。
関連キーワード: PDCA、KPI(重要業績評価指標)、KGI、業務改善、評価指標、マネジメント、目標管理

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