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ITパスポート 2019年 秋期 13


問題文

IoTに関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

人工知能における学習の仕組み
センサを搭載した機器や制御装置などが直接インターネットにつながり、それらがネットワークを通じて様々な情報をやり取りする仕組み(正解)
ソフトウェアの機能の一部を、ほかのプログラムで利用できるように公開する関数や手続の集まり
ソフトウェアのロボットを利用して、定型的な仕事を効率化するツール

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IoTに関する記述【ITパスポート 解説】

正解の理由

選択肢の中で IoT(Internet of Things:モノのインターネット)を正しく説明しているのは です。IoT は「センサ(周囲の情報を感知する機器)や制御装置を持った機器が直接インターネットにつながり、ネットワークを通じて情報をやり取りする仕組み」を指します。身近な例では、ネットにつながる温度センサ内蔵のスマートサーモスタットや、工場の稼働データを送るセンサなどが該当します。ポイントは「モノ(機器)がインターネット経由で通信して情報を交換する」ことです。

解法ステップ

  1. 問題文のキーワードに注目:IoT = 「Internet of Things(物や機器がネットにつながる)」を思い出す。
  2. 各選択肢を「ネットにつながる機器が情報をやり取りするか」で判定。
  3. 「学習の仕組み」「関数の集合」「ソフトのロボット」など、IoT の定義と合致しない選択肢は除外。
  4. 残った選択肢が であることを確認する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 人工知能における学習の仕組み
    • 「人工知能(AI:Artificial Intelligence)」や「機械学習(Machine Learning)」はデータから学ぶ技術で、IoT の一部機能(データ解析)と組み合わせて使われることはありますが、IoT 自体の定義ではありません。よって誤りです。
  • : センサを搭載した機器や制御装置などが直接インターネットにつながり、それらがネットワークを通じて様々な情報をやり取りする仕組み
    • これが正しい説明です。IoT は「モノ(機器)」がインターネットでつながりデータを送受信する仕組みを指します。
  • ウ: ソフトウェアの機能の一部を、ほかのプログラムで利用できるように公開する関数や手続の集まり
    • これは API(Application Programming Interface:アプリケーションが別のアプリケーションの機能を利用するための仕組み)の説明です。IoT の一般定義ではないため誤りです。
  • エ: ソフトウェアのロボットを利用して、定型的な仕事を効率化するツール
    • これは RPA(Robotic Process Automation:定型業務を自動化するソフトウェア)の説明です。こちらも IoT の定義ではないため誤りです。

よくある誤解

  1. 「IoT = AI(人工知能)」と混同する
    • 誤りです。AI はデータを解析・判断する技術で、IoT はデータの発生源(センサ等)と通信の仕組みです。AI は IoT のデータを活用して価値を生むことがありますが、同じものではありません。
  2. 「スマホは全部 IoT だ」と思う
    • スマホはネットに繋がる機器ですが、一般に「IoT機器」とは専用のセンサや制御機能を持ち、機械や環境と連携するモノを指します。スマホはIoTのデータハブになることは多いですが、必ずしもIoT機器そのものと定義されない場面もあります。
  3. 「IoT はただつなげれば安全」ではない
    • ネットに接続する分だけセキュリティリスク(不正アクセスや情報漏洩)が増えます。接続だけが目的ではなく、運用・保守・安全対策が重要です。

補足コラム

  • IoT の典型的な構成要素
    • センサ(温度・湿度・位置などを測る装置)
    • ネットワーク(Wi-Fiやモバイル通信、専用無線など)
    • クラウドやサーバ(データを集めて保存・分析する場所)
    • アプリケーション(データを見やすく表示したり制御する仕組み)
  • よく使われる通信プロトコルに MQTT(Message Queuing Telemetry Transport:軽量なメッセージ送受信の仕組み)などがあります。これは「センサ→サーバへデータを効率よく送る」ために使われます。

FAQ

Q1. IoT と M2M(Machine to Machine)の違いは?
A1. M2M は機械同士の通信を指す古い言葉で、IoT はより広く「物がインターネットに接続されデータを活用する仕組み」を含みます。範囲が広く、人間向けのサービス連携も想定します。
Q2. 家電でもネットに繋がればすべて IoT?
A2. ネット接続が前提ですが、単に遠隔操作できるだけでなく、センサでデータを収集し、それを活かしたサービス(自動制御や分析)が行われる場合に「IoT的」と言えます。
Q3. IoT に必要なセキュリティ対策は?
A3. デバイスの認証、通信の暗号化、ソフトウェア更新(脆弱性対策)、データのアクセス管理などが基本です。

関連キーワード: IoT、Internet of Things、センサ、API、RPA、AI、機械学習、セキュリティ、MQTT
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