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ITパスポート 2019年 秋期 58


問題文

PCの周辺装置を利用可能にするためのデバイスドライバに関する記述のうち、適切なものはどれか。

選択肢

HDDを初期化してOSを再インストールした場合、OSとは別にインストールしていたデバイスドライバは再インストールする必要がある。(正解)
新しいアプリケーションソフトウェアをインストールした場合、そのソフトウェアが使用する全てのデバイスドライバを再インストールする必要がある。
不要になったデバイスドライバであっても、一度インストールしたデバイスドライバを利用者が削除することはできない。
プリンタのデバイスドライバを一つだけインストールしていれば、メーカーや機種を問わず全てのプリンタが使用できる。

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PCの周辺装置を利用可能にするためのデバイスドライバに関する記述【ITパスポート 解説】

正解の理由

まず用語を簡単に説明します。デバイスドライバ(device driver:周辺機器とOSをつなぐソフトウェア)とは、プリンタやマウスなどのハードウェアを、OS(Operating System:コンピュータを動かす基本ソフト)から正しく操作できるようにするソフトです。HDD(ハードディスクドライブ:データを記録・保存する装置)の初期化やOSの再インストールを行うと、ディスク上に保存されていたドライバ本体のファイルは削除されます。したがって、メーカーや機種ごとに用意したドライバが必要な周辺機器を再び正しく動かすためには、ドライバを再インストールする必要があります。以上が、が適切である理由です。
(補足:OSに標準で含まれる汎用ドライバが自動で使える場合もありますが、機能や性能を十分に引き出すにはメーカー提供のドライバが必要なことが多いです。)

解法ステップ

  1. 問題文で問われている「デバイスドライバ」の役割を確認する。
    • 周辺機器とOSの橋渡しをするソフトと理解する。
  2. 各選択肢がその役割と矛盾しないかを検討する。
    • データが消える操作(HDD初期化・OS再インストール)がドライバにどう影響するかを考える。
  3. 実際の例を思い浮かべる。
    • 再インストール後にプリンタやネットワークアダプタが動かない経験を想像する。
  4. 最も現実と一致する選択肢を選ぶ。
    • ドライバはファイルとしてOS側にインストールされるため、削除されれば再導入が必要。よってを選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア: HDDを初期化してOSを再インストールした場合、OSとは別にインストールしていたデバイスドライバは再インストールする必要がある。
    → 正しい。ドライバはディスクに保存されるファイルなので、初期化で消えれば再導入が必要になる。OS標準のドライバで代替できる場合もあるが、必ずしも全機能が使えるとは限らない。
  • イ: 新しいアプリケーションソフトウェアをインストールした場合、そのソフトウェアが使用する全てのデバイスドライバを再インストールする必要がある。
    → 誤り。多くのアプリ(例:文書作成ソフトやブラウザ)はOSの機能(API)を使い、個別のハードウェアドライバを必要としません。例外として、仮想プリンタや専用ハードを使うアプリはドライバを同梱する場合があるが、一般論として「必須」ではありません。
  • ウ: 不要になったデバイスドライバであっても、一度インストールしたデバイスドライバを利用者が削除することはできない。
    → 誤り。利用者はドライバを削除(アンインストール)できます。Windowsなら「デバイスマネージャ(Device Manager:デバイスの管理ツール)」から削除可能です。削除後は同種のデバイスが動作しなくなることがありますが、操作自体は可能です。
  • エ: プリンタのデバイスドライバを一つだけインストールしていれば、メーカーや機種を問わず全てのプリンタが使用できる。
    → 誤り。プリンタの機能(印刷品質、両面印刷、特殊トレイなど)はメーカーや機種ごとのドライバでサポートされます。汎用ドライバ(generic driver)は基本的な印刷はできる場合があるが、全ての機能を保証するものではありません。

よくある誤解

  1. 「アプリを入れたら自動でドライバも常に更新される」
    • 実際はアプリとドライバは別物です。Windows Updateやメーカー提供の更新ツールがドライバを配ることがありますが、アプリを入れたからといって全てのドライバが更新されるわけではありません。
  2. 「ドライバは消せないし触ってはいけない」
    • ドライバは削除・更新できます。削除すると機器が使えなくなる可能性があるため注意は必要ですが、操作自体は可能であり、不要ならアンインストールすることも管理上は普通です。
  3. 「一つのプリンタドライバですべての機種に対応する」
    • 一部の汎用ドライバは基本印刷だけ対応しますが、機能差や最適化のために各機種専用のドライバが必要になることが多いです。

補足コラム

  • ドライバの入手先
    • メーカーの公式サイトやOSの更新機能(Windows Updateなど)から入手できます。公式サイトには機種名とOSのバージョンを合わせてダウンロードする指示があることが多いです。
  • デジタル署名(Signed Driver)とは
    • ドライバには「デジタル署名」が付くことがあります。これは配布元や改ざんされていないことを保証する仕組みで、安全性の目安になります。署名のないドライバは注意して使用してください。
  • プラグアンドプレイ(Plug and Play)
    • 装置を差すだけで基本的に使える仕組みです。OSが自動で適切なドライバを見つけてくれる場合がありますが、細かい機能は手動でドライバを入れる必要があります。

FAQ

Q1: OS再インストール後、どのドライバを優先して入れればよいですか?
A1: ネットワーク(LANやWi‑Fi)ドライバを最初に入れると、インターネットから他のドライバをダウンロードしやすくなります。その次にグラフィックやプリンタなど主要なものを入れると良いです。
Q2: ドライバの更新は必要ですか?
A2: セキュリティや互換性の改善が含まれることがあるため、必要に応じて更新します。ただしベータ版など不安定な更新は業務環境では慎重に扱ってください。
Q3: 「デバイスマネージャ」はどうやって開く?
A3: Windowsなら「スタート」→検索で「デバイスマネージャ」と入力して開きます。ここでドライバの状態確認、更新、アンインストールができます。
Q4: 古い機器に対応するドライバが見つからない場合は?
A4: メーカー公式サイトのサポートページを探すか、互換性のある汎用ドライバを試す方法があります。ただし一部機能は使えなくなる可能性があります。

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