ITパスポート 2019年 春期 問12
問題文
表は、シュウマイ弁当の原材料表の一部である。100個のシュウマイ弁当を製造するために必要な豚肉の量は何グラムか。ここで、このシュウマイ弁当にはシュウマイ以外に豚肉を使う料理は入っていないものとし、製造過程での原材料のロスはないものとする。

選択肢
ア:1,200
イ:3,000
ウ:6,000(正解)
エ:30,000
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多段原材料量計算【ITパスポート解説】
正解の理由
この問題は、複数段階に分かれた製造工程(多段の部品表、BOM:Bill of Materials(部品表))をたどって、最終的に必要な原材料の量を求める問題です。各段階の「単位あたりの量」を順に掛け合わせます。計算すると、100個の弁当で必要な豚肉は 6,000 g になります。よって正解は ウ です。
理由を一行で示すと、1個の弁当あたりの豚肉は次のように計算されます:
1個のシュウマイあたりの具20g × 具中の豚肉割合60/100 × シュウマイ個数5 = 60g。これを100個の弁当に掛けると g です。
解法ステップ
-
各段の情報を整理する
- 弁当にはシュウマイが5個入る(1個当たりのシュウマイ数 = 5個)。
- 1個のシュウマイの具は20 g。
- 「シュウマイの具」は100 g 作るのに豚肉が60 g必要(=豚肉の割合は 60/100)。
-
1個のシュウマイに含まれる豚肉量を求める
- 1個あたりの豚肉 = 具量 × 豚肉の割合
-
1個の弁当に含まれる豚肉量を求める
- 1弁当 = シュウマイ5個 →
-
100個の弁当に必要な豚肉量を求める
まとめの式(任意の数式表記):
選択肢別の誤答解説
-
ア: 1,200
誤りの典型例は「弁当1個あたりシュウマイが1個しか入らない」と誤認するケースです。もし1個の弁当にシウマイ1個とみなすと、1個あたりの豚肉は 、100個で となります。問題では「シュウマイ5個」と明記されている点に注意してください。 -
イ: 3,000
この値は、豚肉の割合を誤って30%(0.3)とした場合に出ます。計算例:1個のシュウマイにつき 、1弁当で 、100個で 。正しい割合は60%(0.6)です。ここで割合の読み間違い(60/100 を 30/100 とするなど)をしないようにしましょう。 -
エ: 30,000
これは単位の見間違いや「100 g の具に対して豚肉60 g」という情報を「1個(=20 g)の具に豚肉60 gが必要」と誤解した場合に起こります。例えば1個あたり豚肉60 gと誤ると、弁当1つで 、100個で になります。単位(100 g あたりか、1 g あたりか)を必ず確認してください。
よくある誤解
- 原料量の「割合」をそのままの数字で使ってしまう(60 を使ってしまい、100で割るのを忘れる)。必ず 60/100 のように比率に直すこと。
- 製品の「個数」と「各個の原材料量」を取り違える(例:弁当に入るシュウマイ数を忘れる)。
- 単位のミス(g と kg、あるいは「100 g あたり」の意味の読み違い)。読み替えを習慣にしましょう。
補足コラム
部品表(BOM:Bill of Materials(部品表))は、製造に必要な材料や部品を階層的に示す表です。ITでも製造業のデータ管理やERP(Enterprise Resource Planning:企業資源計画)で重要になります。多段BOMの合計原料を求める基本は「上流から下流へ数量を掛け合わせる」ことです。計算ミスを防ぐには次を確認します:単位(g, kg)、基準量(100 g あたり等)、各段の係数(個数や割合)。
一般式(n個を作る場合):
FAQ
Q1: 「60 g」は何に対する量ですか?
A1: 「シュウマイの具100 gを作るのに豚肉が60 g必要」という意味です。だから割合は です。
A1: 「シュウマイの具100 gを作るのに豚肉が60 g必要」という意味です。だから割合は です。
Q2: 製造過程でロスがある場合はどうする?
A2: ロスを見込むなら最終の必要量にロス補正を掛けます。例えばロスが5%なら、求めた量に を掛けます。
A2: ロスを見込むなら最終の必要量にロス補正を掛けます。例えばロスが5%なら、求めた量に を掛けます。
Q3: 単位が混在しているときの対処法は?
A3: まずすべて同じ単位(通常は g や kg)に揃えます。次に割合を小数や分数に直して掛け算します。
A3: まずすべて同じ単位(通常は g や kg)に揃えます。次に割合を小数や分数に直して掛け算します。
関連キーワード: 部品表、BOM、原材料計算、単位換算、製造数量管理

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