ITパスポート 2026年 問12
問題文
A社は、自社の業務プロセスの課題を抽出し、見直しをするために流れ図を用いて業務プロセスを可視化することにした。A社が流れ図の作成において利用する記述様式として、最も適切なものはどれか。
選択肢
ア:CRUD図
イ:DMM (Diamond Mandala Matrix)
ウ:E-R図
エ:WFA (Work Flow Architecture)(正解)
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問題タイトル +【ITパスポート 解説】
A社は、自社の業務プロセスの課題を抽出し、見直しをするために流れ図を用いて業務プロセスを可視化することにした。A社が流れ図の作成において利用する記述様式として、最も適切なものはどれか。
選択肢: ア: CRUD図, イ: DMM (Diamond Mandala Matrix), ウ: E-R図, エ: WFA (Work Flow Architecture)
正解の理由
業務の流れ(手続きや処理の順序)を「流れ図」で可視化する目的に最も適しているのは、業務プロセスやワークフロー(仕事の流れ)の構造を表現する記述様式であるWFA、つまり エ です。WFA(Work Flow Architecture:ワークフローの構造を記述する手法)は、業務の開始から終了までの処理順序、担当(役割)、条件分岐、並列処理などを示すのに向いています。業務改善で「誰が何をどの順で行っているか」を可視化して課題抽出する用途にぴったり合致するため、エが適切です。
(補足:問題で求められているのは「業務プロセスの流れを示す図」であり、データ構造やCRUDの一覧を示す図とは目的が異なります。)
解法ステップ
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問題文のキーワードを確認する
- 「流れ図」「業務プロセスを可視化」「見直し・課題抽出」 → 処理の順序や担当、分岐を可視化する記述様式を探す。
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各選択肢の意味を簡単に確認する
- CRUD図:Create/Read/Update/Delete(作成・参照・更新・削除)を表にする図。データ操作の関係を示す。
- DMM(Diamond Mandala Matrix):一般的な業務設問ではあまり使われない特殊なマトリクス。流れ図とは性質が異なる。
- E-R図(Entity-Relationship diagram:エンティティ(表)とそれらの関係を示す図):データ構造を表現。
- WFA(Work Flow Architecture:ワークフローの構造):業務の流れや手順を表す。
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「流れ図=処理の順序や担当を示す」ことと一致するものを選ぶ → WFA(エ)。
選択肢別の誤答解説
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ア: CRUD図
- 意味:Create/Read/Update/Delete(作成・参照・更新・削除)を整理する図。
- なぜ誤りか:CRUD図は「誰がどのデータをどのように操作するか」を一覧化するのに有効です。業務の手順や分岐、並列処理といった「流れ」を表す目的には適しません。
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イ: DMM (Diamond Mandala Matrix)
- 意味:問題文脈で登場することは稀な名称で、一般的な業務フローの流れ図として標準化された表記ではありません。マトリクス形式の分析手法の一つを指す場合もありますが、流れ図として業務のプロセス順序を可視化する用途には適合しません。
- なぜ誤りか:流れ(順序や条件分岐)を示す記述様式ではないか、一般的でないため試験問題の正答にはそぐわない。
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ウ: E-R図
- 意味:Entity-Relationship diagram(エンティティ=実体と、それらの関係を図示するもの)。データベース設計で使います。
- なぜ誤りか:E-R図は「どんなデータがあり、どのようにつながるか」を示す図で、業務の処理手順(工程の順序や担当、分岐)を示すのには向きません。
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エ: WFA (Work Flow Architecture)
- 意味:ワークフローの構造を記述する方式で、業務の開始→処理→判定→終了などの流れを図で表します。
- なぜ正しいか:問題の目的である「業務プロセスを流れ図で可視化し、改善点を抽出する」という用途に直接対応しているため適切です。
よくある誤解
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「E-R図も流れ図の一種だ」と思い込む
- E-R図はデータの構造(どんなデータがどう関係するか)を示す図であり、処理の順序や分岐を示すものではありません。目的が「業務の流れ」であればE-R図は不適切です。
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「CRUD図で業務フローは表現できる」と考える
- CRUD図はデータ操作の関係を整理するのに有効ですが、業務の手順や判断ポイント(例:承認がいるかどうか)を示すには向きません。目的に応じて図の種類を使い分けることが重要です。
補足コラム
- 流れ図(業務プロセス可視化)の代表的な表記法には、WFAの他にBPMN(Business Process Model and Notation:業務プロセスのモデリング記法)やフローチャート、UMLのアクティビティ図などがあります。
- BPMNは業務改善で広く使われ、標準記号で「開始・終了・タスク・分岐・泳槽(役割)」などを明示できます。
- フローチャートは簡単な図として扱いやすく、初学者にも描きやすい利点があります。
- 実務では、まず簡単なフローチャートやスイムレーン(役割ごとに分けた図)で可視化して課題を洗い出し、必要に応じてBPMNやWFAのような詳しい記法で詳細化すると良いです。
- 図を作るときの実践ポイント:開始と終了を明示する/処理ごとに担当を示す/判断(はい/いいえ)や並列処理は明記する、です。これで誰が何をどの順でやっているかが一目で分かります。
FAQ
Q. WFAとBPMNはどちらを使えばよいですか?
A. 目的と受け手次第です。簡単に現状把握するならフローチャートやスイムレーンで十分です。業務ルールや自動化を前提に詳細に定義して共有するならBPMNやWFAのような厳密な表記が向きます。
A. 目的と受け手次第です。簡単に現状把握するならフローチャートやスイムレーンで十分です。業務ルールや自動化を前提に詳細に定義して共有するならBPMNやWFAのような厳密な表記が向きます。
Q. E-R図は全く使わないのですか?
A. データベース設計や、システム化で「どの情報を扱うか」を明確にする場面では必須です。ただし業務の「手順」を示すには別の図(WFAやフローチャート等)を使います。
A. データベース設計や、システム化で「どの情報を扱うか」を明確にする場面では必須です。ただし業務の「手順」を示すには別の図(WFAやフローチャート等)を使います。
Q. 試験で見慣れない語(DMMなど)が出たらどう判断すればよいですか?
A. 問題の要求(何を可視化したいか)を常に優先してください。語が不明瞭でも選択肢の目的と問題文の一致度で正誤を判断できます。
A. 問題の要求(何を可視化したいか)を常に優先してください。語が不明瞭でも選択肢の目的と問題文の一致度で正誤を判断できます。
関連キーワード: 業務プロセス可視化、ワークフロー、フローチャート、BPMN、E-R図、CRUD図、プロセスモデリング、業務改善、WFA

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