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ITパスポート 2026年 51


問題文

システム監査において、各部署の外部媒体の管理状況について調査することにした。 システム監査を、監査計画、予備調査、本調査、評価・結論のプロセスに分けて実施するとき、収集した結果に基づき、外部媒体の管理状況についての監査意見を検討するプロセスはどれか。

選択肢

監査計画
予備調査
本調査
評価・結論(正解)

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外部媒体の管理状況に関する監査意見の検討プロセス【ITパスポート 解説】

正解の理由

設問は「収集した結果に基づき、外部媒体の管理状況についての監査意見を検討するプロセスはどれか」と聞いています。ここで重要なのは「収集した結果に基づき」「監査意見を検討する」という点です。監査の各段階のうち、証拠(収集した結果)を整理・評価して最終的な判断(監査意見)をまとめるのは、最終段階である(評価・結論)です。したがって、監査意見の検討はのプロセスで行われます。
(補足:システム監査とは、情報システムの適切性や安全性を第三者の視点で調べる活動です。外部媒体は USB や外付けハードディスク、光学ディスク、または紙など、社外へ持ち出せる情報媒体を指します。)

解法ステップ

  1. 設問文のキーワードを確認する:「収集した結果に基づき」「監査意見を検討する」。
  2. 各プロセスの役割を短く思い出す。
    • 監査計画:目的や範囲、スケジュールを決める段階。
    • 予備調査:現状把握や重点箇所の絞り込みを行う段階。
    • 本調査:実際の証拠(ログ、書類、面談、観察など)を収集する段階。
    • 評価・結論:集めた証拠を評価して監査意見をまとめる段階。
  3. 「収集した結果に基づき評価・結論を出す」という設問の流れから、該当する段階は評価・結論であると判断する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 監査計画
    監査計画は何を調べるかを決める段階です。ここでは方針やスコープを作るだけで、収集した証拠に基づいて意見を検討する作業は行いません。よって誤りです。
  • イ: 予備調査
    予備調査は現状の把握や重点箇所の特定を行います。調査対象を絞るための情報収集はしますが、最終的な監査意見を出すのはまだ先です。したがって誤りです。
  • ウ: 本調査
    本調査は実際に証拠を集める段階です。観察や文書確認、面談などでデータを集めますが、「意見を検討する(結論を出す)」のは本調査後の評価段階なので誤りです。
  • エ: 評価・結論
    集めた証拠を整理・分析し、監査意見(結論)を検討・作成する段階です。設問の「収集した結果に基づき、監査意見を検討する」に該当するため正解です。

よくある誤解

  1. 「本調査で結論まで出す」と考えるミス
    本調査では証拠を収集する段階です。結論を出すには、収集した証拠の評価・比較・整合性確認が必要で、それは評価・結論の段階で行います。
  2. 「予備調査と本調査の区別がつかない」
    予備調査は範囲や重点を決めるための準備で、表面的な確認に留まることが多いです。本調査は詳細な証拠収集に入ります。目的が違う点を押さえてください。
  3. 「監査計画にも結論作成が含まれる」と思う誤解
    計画段階は方法や日程の設計です。結果を評価して判断する作業は含まれません。

補足コラム

  • 監査意見の種類(簡単に)
    監査意見は必ずしも「問題あり/なし」の二択ではありません。よく使われる区分は「適正(問題なし)」「意見表明保留(証拠不十分などで結論が出せない)」「不適正(問題あり)」などです。監査人は収集した証拠の信頼性や十分性を検討して、どの意見が妥当かを判断します。
  • 証拠(証跡)の例
    ログファイル、出力された報告書、設定ファイルの内容、担当者への聞き取り、実際の操作の観察など。外部媒体の監査なら、持ち出し記録や保管場所、暗号化の有無などが証跡になります。
  • なぜ評価・結論が最後にあるのか
    意見は事実(証拠)に基づいて初めて意味を持ちます。事前に結論を出してしまうとバイアスがかかり、公正な監査になりません。だから収集→評価→結論の順序が重要です。

FAQ

Q1: 監査意見は誰が出すのですか?
A1: 通常は監査を担当する監査人(監査チーム)が出します。組織の外部監査であれば独立した外部監査人、内部監査であれば内部監査部門が担当します。
Q2: 評価・結論の段階で新たな調査が必要になることはありますか?
A2: はい。評価で証拠が不足していると判断した場合、追加で本調査を行うことがよくあります。評価は「終わり」ではなく、必要なら戻って補強する循環的な作業です。
Q3: 外部媒体の管理でよく見られる問題は何ですか?
A3: 無許可の持ち出し、暗号化やパスワードの不備、保管場所の管理不備、廃棄方法の不適切さ、などです。これらは情報漏えいにつながるリスクがあります。

関連キーワード: システム監査、監査計画、予備調査、本調査、評価・結論、外部媒体管理、証跡収集、監査意見、内部統制
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