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ITサービスマネージャ 2009年 午前2 問01


問題文

重要性や需要変動、在庫コストの観点から商品単位に定量発注法、定期発注法、2ビン発注法のいずれの方法にするかを決定したい。発注方式を決定するために用いる手法として、適切なものはどれか。

選択肢

ア:ABC分析(正解)
イ:管理図
ウ:クリティカルパスメソッド
エ:線形計画法

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ABC分析【午前2解説】

正解の理由

商品ごとの重要性や在庫コストなどを基に分類し、管理方法に差をつける手法はABC分析です。したがって、発注方式を商品単位で決めるために用いる手法として、アが適切です。
ABC分析では、商品を重要度などに応じてA・B・Cのグループに分けます。たとえば、在庫金額への影響が大きい商品をA、影響が小さい商品をCに分類し、Aには細やかな管理を行い、Cには簡便な管理を適用するといった使い分けができます。

解法ステップ

  1. 問題文の「商品単位に発注方式を決定」という目的を確認します。
  2. 商品ごとの重要性や在庫コストに応じて管理に差をつける手法を考えます。
  3. 商品を重要度別に分類するABC分析を選びます。

選択肢別の誤答解説

  • ア ABC分析
    商品を重要度などで分類し、管理の重点を決める手法です。発注方式の選択にも活用できるため、適切です。
  • イ 管理図
    工程の品質や状態が安定しているかを、測定値の推移から監視する手法です。在庫品を重要度別に分類するものではありません。
  • ウ クリティカルパスメソッド
    プロジェクトの作業順序や所要時間を基に、全体の所要期間や遅延できない作業を明らかにする手法です。在庫管理の発注方式を決める目的とは異なります。
  • エ 線形計画法
    制約条件の下で、利益の最大化や費用の最小化などを数理的に求める手法です。商品を重要度別に分類して管理方法を決める手法ではありません。

よくある誤解

  • ABC分析だけで発注量や発注時期まで自動的に決まると思う
    ABC分析が行うのは、主に商品を分類して管理の重点を決めることです。具体的な発注量や発注時期は、分類結果や需要の特徴を踏まえて別途決めます。
  • A・B・Cは商品の品質ランクだと思う
    ここでのA・B・Cは、重要度や在庫金額への影響などによる分類です。品質の良し悪しを示すものではありません。
  • 発注方式は全商品で統一すべきだと思う
    商品によって重要性、需要の変動、在庫コストは異なります。そのため、商品ごとに管理方法を使い分ける考え方が有効です。

補足コラム

代表的な発注方式には、次のような違いがあります。
  • 定量発注法:在庫が一定量まで減ったら、決めておいた数量を発注します。
  • 定期発注法:決められた間隔で在庫を確認し、必要な数量を発注します。
  • 2ビン発注法:在庫を二つの容器などに分け、片方を使い切った時点で補充を手配します。
ABC分析で商品ごとの管理上の重要度を把握し、需要の変動や在庫コストも考慮して、適切な発注方式を選びます。

FAQ

Q. ABC分析では何を基準に分類しますか?
A. 代表例は、年間使用金額など、商品が在庫管理に与える影響です。目的に応じて、重要度や管理コストなどを基準にする場合もあります。
Q. ABC分析で分類したら、Aには必ず定期発注法を使いますか?
A. 必ずそうするわけではありません。ABC分析は管理の重点を決めるための分類であり、発注方式は需要の変動や補充の条件なども考慮して選びます。

関連キーワード: ABC分析、在庫管理、定量発注法、定期発注法、2ビン発注法
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