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ITサービスマネージャ 2009年 午前2 問19


問題文

顧客に対して自社製品のプレゼンテーションを行うことになった。このとき、同業他社における複数の導入成功事例を挙げ、この製品を導入することで大きな効果が期待できることを訴求したい。このプレゼンテーションで使用するストーリ構成法として適切なものはどれか。

選択肢

ア:演繹的構成法
イ:帰納的構成法(正解)
ウ:重点順位構成法
エ:難易構成法

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帰納的構成法【午前2解説】

正解の理由

複数の具体的な導入成功事例を示し、それらを根拠として「この製品を導入すれば大きな効果が期待できる」と結論づける構成です。
個々の事例から共通する傾向や結論を導く方法を帰納的構成法といいます。したがって、同業他社の成功事例を積み重ねて製品の効果を訴求する本問では、イが適切です。

解法ステップ

  1. プレゼンテーションで最初に示す情報を確認します。
    本問では、同業他社の「複数の導入成功事例」という具体例です。
  2. 具体例を示した後に導く結論を確認します。
    「この製品を導入すると大きな効果が期待できる」という一般的な主張です。
  3. 「具体的な事例から、全体に当てはまる結論を導く」流れであるため、帰納的構成法と判断します。

選択肢別の誤答解説

  • ア:演繹的構成法
    一般的な原則や前提を示し、それを個別の事例に当てはめて結論を導く方法です。本問のように、個別の成功事例から一般的な効果を導く流れとは逆です。
  • イ:帰納的構成法
    複数の具体例から共通する傾向を見いだし、一般的な結論を導く方法です。本問のプレゼンテーションの流れに合致します。
  • ウ:重点順位構成法
    重要度や優先順位に沿って内容を並べる構成法です。事例から結論を導く論理の方向を表すものではありません。
  • エ:難易構成法
    内容を難易度の順に並べる構成法です。複数の事例を根拠に効果を主張する構成とは異なります。

よくある誤解

  • 成功事例を並べるだけでなく、その事例から一般的な結論を導く点が帰納的構成法の要点です。
  • 「一般論から具体例へ」進む演繹的構成法と混同しやすいため、説明の順序を確認しましょう。
  • 事例が複数あっても、それらを重要度順に並べているのであれば、重点順位構成法の考え方が関係することがあります。何を根拠に結論へ進むのかが判断のポイントです。

補足コラム

帰納的な説明では、事例が結論を十分に支えているかが重要です。成功事例が偏っていたり、導入前後の条件が異なっていたりすると、結論の説得力が弱まります。プレゼンテーションでは、事例の数だけでなく、対象の共通点や効果を裏付けるデータも示すと、主張が伝わりやすくなります。

FAQ

Q. 成功事例を一つだけ示す場合も、帰納的構成法ですか?
A. 一つの事例から一般的な結論を導く構成も帰納的な考え方です。ただし、事例が少ないほど、結論を広く当てはめる根拠としては弱くなりやすいです。
Q. 演繹的構成法との違いを簡単に覚える方法はありますか?
A. 帰納的構成法は「具体例から一般論へ」、演繹的構成法は「一般論から具体例へ」と、説明の向きで区別すると覚えやすいです。

関連キーワード: 帰納的構成法、演繹的構成法、プレゼンテーション、論理構成、導入事例
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