ITサービスマネージャ 2011年 午前2 問01
問題文
重要性や需要変動、在庫コストの観点から商品単位に定量発注法、定期発注法、2ビン発注法のいずれの方法にするかを決定したい。発注方式を決定するために用いる手法として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:ABC分析(正解)
イ:管理図
ウ:クリティカルパスメソッド
エ:線形計画法
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ABC分析【午前2解説】
正解の理由
商品ごとの重要性や在庫に関する特性に応じて、管理方法を使い分けるための分類手法がABC分析です。商品を重要度などに基づいてA・B・Cのグループに分け、グループごとに管理の重点や発注方式を検討します。
したがって、発注方式を決めるために商品を分類する手法として適切なのはアです。なお、ABC分析そのものが需要変動や在庫コストを直接計算して発注時期・数量を決めるわけではありません。分類結果を、発注方式の選定に役立てます。
解法ステップ
- 問題の目的を確認します。商品ごとに発注方式を使い分けるため、商品を分類する手法を問うています。
- 選択肢の役割を整理します。管理対象の重要度を分類する手法はABC分析です。
- 管理図、クリティカルパスメソッド、線形計画法は、それぞれ品質管理、工程管理、数理最適化に関する手法であるため、目的に合いません。
選択肢別の誤答解説
- ア ABC分析:商品を重要度などに応じて分類し、管理方法の使い分けに役立てます。発注方式の選定に適しています。
- イ 管理図:製造工程などの品質の変化を時系列で監視し、異常の有無を把握するための手法です。
- ウ クリティカルパスメソッド:プロジェクトの作業順序や所要時間を分析し、全体の最短所要期間などを把握する手法です。
- エ 線形計画法:制約条件の下で、費用の最小化や利益の最大化などを数式で求める最適化手法です。
よくある誤解
- ABC分析で発注数量まで直接決まると思う
ABC分析は商品を分類する手法です。具体的な発注数量や時期は、分類結果を踏まえて発注方式で決めます。 - ABC分析は需要変動を直接分析する手法だと思う
ABC分析では、一般に年間使用額などを基準に重要度を分類します。需要の変動を詳しく評価する分析とは区別して考えます。 - 「発注方式の選定」と「発注量の計算」を混同する
この問題で問われているのは、商品ごとに管理方法を使い分けるための分類手法です。
補足コラム
発注方式には、代表的なものとして次のような違いがあります。
- 定量発注法:在庫が一定の水準まで減ったら、決まった数量を発注します。
- 定期発注法:一定の期間ごとに在庫を確認し、必要な数量を発注します。
- 2ビン発注法:在庫を二つの容器に分け、一方を使い切った段階で補充を発注します。
ABC分析で商品を分類したうえで、重要度や需要の状況、在庫コストなどを考慮し、適切な方式を選びます。
FAQ
ABC分析では、何を基準に商品を分類しますか?
一般には、年間使用額(単価×年間使用量)などを基準に、商品を重要度別に分類します。分類基準は分析の目的によって異なる場合があります。
一般には、年間使用額(単価×年間使用量)などを基準に、商品を重要度別に分類します。分類基準は分析の目的によって異なる場合があります。
A・B・Cのどのグループが最も重点的な管理の対象ですか?
一般的には、重要度が高いAグループです。重点的に在庫状況を確認するなど、管理により多くの注意を払います。
一般的には、重要度が高いAグループです。重点的に在庫状況を確認するなど、管理により多くの注意を払います。
関連キーワード: ABC分析、在庫管理、定量発注法、定期発注法、2ビン発注法

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