ITサービスマネージャ 2011年 午前2 問13
問題文
雷サージによって通信回線に誘起された異常電圧から通信機器を防護するための装置はどれか。
選択肢
ア:IDF(Intermediate Distributing Frame)
イ:MCCB(Molded Case Circuit Breaker)
ウ:アレスタ(正解)
エ:避雷針
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通信回線用アレスタ【午前2解説】
正解の理由
雷サージとは、雷の影響で通信線や電源線に発生する一時的な異常電圧です。通信機器に過大な電圧が加わると、機器の故障につながります。
この異常電圧を抑え、通信機器を防護する装置がアレスタです。したがって、正しい選択肢はウです。
解法ステップ
- 設問の対象を確認します。防護するのは「通信回線に接続された通信機器」です。
- 防護する原因を確認します。「雷サージによる異常電圧」です。
- 異常電圧を抑制する装置を選びます。通信線などに侵入するサージから機器を守る装置はアレスタです。
選択肢別の誤答解説
- ア:IDFは、中間配線盤です。建物内の通信配線を中継・分配する設備であり、雷サージを抑制する装置ではありません。
- イ:MCCBは、配線用遮断器です。過電流や短絡から電気回路を保護する装置であり、通信回線に誘起された異常電圧への対策とは異なります。
- ウ:アレスタです。雷サージなどによる異常電圧を抑え、通信機器を防護します。
- エ:避雷針は、建物などへの落雷を受け止め、雷電流を地面へ導くための設備です。通信回線に侵入するサージを直接抑制する装置ではありません。
よくある誤解
- 避雷針があれば通信機器も守られると思いがちですが、避雷針は主に建物への直撃雷に備える設備です。通信線から侵入するサージへの対策には、アレスタなどを用います。
- MCCBも電気を遮断する装置だから異常電圧に対応できると思いがちですが、MCCBの主な役割は過電流の遮断です。サージへの対策とは区別して考えます。
- IDFは通信設備の一部なので、通信機器を保護する装置であると混同しがちです。IDFは配線の中継・分配を担う設備です。
補足コラム
アレスタは、雷サージなどによって電圧が一定値を超えたとき、サージ電流を接地側へ逃がすなどして、機器に加わる電圧を抑えます。電源回路用や通信回線用など、用途に応じた種類があります。
FAQ
Q. アレスタと避雷針は、どちらも雷から守る装置ではないのですか?
A. どちらも雷への対策に関係しますが、役割が異なります。避雷針は建物への落雷に備え、アレスタは回線などに生じたサージから機器を防護します。
A. どちらも雷への対策に関係しますが、役割が異なります。避雷針は建物への落雷に備え、アレスタは回線などに生じたサージから機器を防護します。
Q. 雷サージ対策では、アレスタだけを設置すればよいですか?
A. 設備や配線の状況に応じた対策が必要です。アレスタの選定や接地方法などは、対象となる回線や機器に合わせて検討します。
A. 設備や配線の状況に応じた対策が必要です。アレスタの選定や接地方法などは、対象となる回線や機器に合わせて検討します。
関連キーワード: 雷サージ、アレスタ、避雷器、MCCB、IDF、避雷針

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