ITサービスマネージャ 2011年 午前2 問21
問題文
信頼性設計におけるフォールバックを説明したものはどれか。
選択肢
ア:サーバに障害が発生した場合、あらかじめ確保しておいた予備のサイトに必要な機器や媒体を持ち込み、サーバを復元して業務を再開する。
イ:サーバに障害が発生した場合、他のサーバに処理を一旦引き継ぎ、障害が回復した後に元のサーバに処理を戻す。
ウ:人間の操作ミスやシステムの故障の際、その結果が人間などに危害や損害を与えることがないようにする。
エ:不具合が起きた場合、不具合の箇所を含む分割可能な部分を切り離して、残りの部分で処理を続行する。(正解)
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フォールバック設計【午前2解説】
正解の理由
フォールバックとは、システムの一部に不具合が起きたとき、その部分を切り離し、残りの正常な部分で処理を続ける設計です。全機能を維持できなくても、システム全体の停止を避けられるようにします。
不具合の箇所を含む部分を切り離して処理を続行するエが、フォールバックの説明に当たります。
解法ステップ
- 選択肢が、障害発生後にどのような動作をするか確認します。
- 障害への備えとして予備サイトを使うのか、別サーバへ切り替えるのか、安全を優先するのか、障害箇所を切り離すのかを分類します。
- 障害箇所を切り離して残りの部分で処理を続ける説明を選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:予備サイトに機器や媒体を持ち込み、システムを復旧させる方式です。災害時などのバックアップサイトによる復旧を説明しています。
- イ:別サーバに処理を引き継ぎ、障害回復後に元のサーバへ戻す動作です。フェールオーバーとフェールバックの説明です。
- ウ:故障や操作ミスが起きても、人や設備に危害・損害が及ばないようにする設計です。フェールセーフに当たります。
- エ:不具合のある部分を切り離し、残った部分で処理を続けます。フォールバックの説明です。
よくある誤解
- 予備サイトへの切替えをフォールバックと混同すること:アは予備サイトを使った復旧であり、障害箇所を切り離して残りの部分を動かす説明とは異なります。
- 障害時に元のサーバへ戻す動作をフォールバックと考えること:イのように、代替サーバから元のサーバへ処理を戻すのはフェールバックです。
- フォールバックなら通常時と同じ機能を保てると思うこと:障害箇所を切り離すため、一部の機能が使えなくなる場合があります。重要なのは、システム全体の停止を避けて処理を続けることです。
補足コラム
障害時の動作を表す用語は、何を優先するかで整理すると覚えやすくなります。フェールセーフは「安全を守る」、フェールオーバーは「代替系へ切り替える」、フェールバックは「元の系へ戻す」、フォールバックは「障害部分を切り離して処理を続ける」という違いがあります。
FAQ
Q. フォールバックでは、障害が起きた部分を修理するのですか?
A. 直ちに修理することが目的ではありません。障害箇所を切り離して、残りの部分で処理を継続することが主な狙いです。
A. 直ちに修理することが目的ではありません。障害箇所を切り離して、残りの部分で処理を継続することが主な狙いです。
Q. フォールバック後も、すべての機能を使えますか?
A. 使えない機能が残る場合があります。機能の一部をあきらめても、システム全体の停止を防ぐ考え方です。
A. 使えない機能が残る場合があります。機能の一部をあきらめても、システム全体の停止を防ぐ考え方です。
関連キーワード: フォールバック、フェールセーフ、フェールオーバー、フェールバック、バックアップサイト

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