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ITサービスマネージャ 2012年 午前2 問23


問題文

TCP/IPネットワークで使用されるARPの説明として、適切なものはどれか。

選択肢

ア:IPアドレスからMACアドレスを得るためのプロトコル(正解)
イ:IPアドレスからホスト名(ドメイン名)を得るためのプロトコル
ウ:MACアドレスからIPアドレスを得るためのプロトコル
エ:ホスト名(ドメイン名)からIPアドレスを得るためのプロトコル

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ARPによるアドレス解決【午前2解説】

正解の理由

ARP(Address Resolution Protocol)は、同じネットワーク内で通信相手のIPアドレスからMACアドレスを調べるためのプロトコルです。そのため、適切なのはアです。
IPアドレスを指定して通信するとき、イーサネットで実際にフレームを届けるには、宛先のMACアドレスが必要です。ARPは、IPアドレスを使ってLAN内に問い合わせ、対応するMACアドレスを解決します。

解法ステップ

  1. 問題文から、問われている用語がARPだと確認します。
  2. ARPの役割を「IPアドレスからMACアドレスを調べる」と思い出します。
  3. この対応関係に一致するアを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • ア:IPアドレスからMACアドレスを得ます。ARPの説明として適切です。
  • イ:IPアドレスからホスト名を調べる説明です。逆引きDNSに関係する処理です。
  • ウ:MACアドレスからIPアドレスを得る説明です。ARPとは対応の向きが逆です。
  • エ:ホスト名からIPアドレスを調べる説明です。DNSの役割です。

よくある誤解

  • ARPとDNSを混同する:ARPはIPアドレスとMACアドレスの対応を調べ、DNSはホスト名とIPアドレスの対応を調べます。
  • ARPの対応方向を逆に覚える:基本的には「IPアドレスからMACアドレス」です。MACアドレスからIPアドレスを調べる処理とは異なります。
  • ARPがインターネット全体を検索すると考える:ARPによる問い合わせは、通常、同じLAN内で行われます。

補足コラム

宛先IPアドレスが別のネットワークにある場合、端末は通常、宛先端末そのものではなく、通信を中継するルータのMACアドレスをARPで調べます。IPアドレスは最終的な通信相手を示し、MACアドレスは同じリンク上でフレームを届ける相手を示すためです。
なお、IPv6ではARPを使わず、近隣探索プロトコル(NDP)を使って同様のアドレス解決を行います。

FAQ

Q. ARPで得たMACアドレスは毎回問い合わせますか?
A. 通常はARPキャッシュに一定時間保存されます。キャッシュに対応情報があれば、それを利用できます。
Q. DNSとARPはどちらもアドレスを調べるプロトコルですか?
A. はい。ただし、DNSはホスト名とIPアドレスの対応を調べ、ARPはIPv4アドレスとMACアドレスの対応を調べます。

関連キーワード: ARP、MACアドレス、IPアドレス、DNS、ARPキャッシュ、NDP
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