ITサービスマネージャ 2016年 午前2 問14
問題文
データセンタにおけるコールドアイルの説明として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:IT機器の冷却を妨げる熱気をラックの前面(吸気面)に回り込ませないための板であり、IT機器がマウントされていないラックの空き部分に取り付ける。
イ:寒冷な外気をデータセンタ内に直接導入してIT機器を冷却するときの、データセンタへの外気の吸い込み口である。
ウ:空調機からの冷気とIT機器からの熱排気を分離するために、ラックの前面(吸気面)同士を対向配置したときの、ラックの前面同士に挟まれた冷気の通る部分である。(正解)
エ:発熱量が多い特定の領域に対して、全体空調とは別に個別空調装置を設置するときの、個別空調用の冷媒を通すパイプである。
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コールドアイル【午前2解説】
正解の理由
コールドアイルとは、データセンタでラックの前面(IT機器の吸気面)同士を向かい合わせて配置したとき、その間にできる通路のことです。空調機からの冷気をこの通路に送り、IT機器へ効率よく供給します。
したがって、ラック前面同士の間を冷気が通る部分と説明しているウが正解です。
解法ステップ
- 「コールドアイル」の「コールド」は「冷気」を指すと押さえます。
- ラックの前面は、IT機器が冷気を取り込む吸気面です。
- 吸気面同士を向かい合わせた間の通路が、冷気を供給するコールドアイルです。
- 熱気を扱う通路や、冷却設備の部品についての説明と区別します。
選択肢別の誤答解説
-
ア:誤りです。
ラックの空き部分をふさぎ、熱気が機器の吸気側へ回り込むのを防ぐ板の説明です。これはブランクパネル(ブランキングパネル)です。 -
イ:誤りです。
寒冷な外気を取り入れるための吸い込み口の説明です。コールドアイルは外気の取り入れ口ではなく、ラックの前面同士の間にできる冷気の通路です。 -
ウ:正解です。
ラックの前面同士を向かい合わせ、その間に冷気を通す部分を説明しています。 -
エ:誤りです。
個別空調装置に冷媒を供給する配管の説明です。コールドアイルは配管ではなく、冷気が流れる通路です。
よくある誤解
-
コールドアイルを、冷気を作る空調設備だと思うこと
コールドアイルは空調機そのものではなく、冷気をIT機器へ届けるための空間です。 -
ラックの背面側の通路をコールドアイルだと思うこと
背面側には機器から出る熱気が流れます。こちらはホットアイルです。 -
冷気をデータセンタの外から取り込む場所だと思うこと
外気を導入する方式とは別の概念です。コールドアイルはラック配置によってできる冷気の通路です。
補足コラム
コールドアイルとホットアイルを分けることで、冷気と熱気が混ざるのを抑えられます。一般に、ラック前面同士を向かい合わせた通路がコールドアイル、ラック背面同士を向かい合わせた通路がホットアイルです。冷気と熱気の混合を防ぐため、通路を囲う「アイル封じ込め」を行う場合もあります。
FAQ
Q. コールドアイルとホットアイルは、何を基準に区別しますか?
A. ラックに対する通路の位置と、そこを流れる空気で区別します。ラック前面側を流れる冷気の通路がコールドアイル、背面側を流れる熱気の通路がホットアイルです。
A. ラックに対する通路の位置と、そこを流れる空気で区別します。ラック前面側を流れる冷気の通路がコールドアイル、背面側を流れる熱気の通路がホットアイルです。
Q. コールドアイルは、ラックの間にあればどこでも該当しますか?
A. いいえ。ラックの前面(吸気面)同士が向かい合い、冷気が流れる通路であることがポイントです。
A. いいえ。ラックの前面(吸気面)同士が向かい合い、冷気が流れる通路であることがポイントです。
関連キーワード: コールドアイル、ホットアイル、ブランクパネル、アイル封じ込め、データセンタ空調

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