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ITサービスマネージャ 2017年 午前2 問19


問題文

MLC(Multi-Level Cell)フラッシュメモリの特徴として、適切なものはどれか。

選択肢

ア:コンデンサに蓄えた電荷を用いて、データを記憶する。
イ:電気抵抗の値を用いて、データを記憶する。
ウ:一つのメモリセルに2ビット以上のデータを記憶する。(正解)
エ:フリップフロップを利用して、データを記憶する。

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MLCフラッシュメモリ【午前2解説】

正解の理由

MLC(Multi-Level Cell)は、一つのメモリセルに複数のビットを記憶する方式です。選択肢の中では、一つのセルに2ビット以上を記憶すると説明しているウが適切です。
フラッシュメモリでは、セルに蓄えられた電荷の量などによってしきい値電圧を複数段階に区別し、ビットの組合せを表します。2ビットを記憶する場合、1つのセルで4段階の状態を表せます。

解法ステップ

  1. MLCの「Multi-Level」が、セル内で複数の状態を扱うことを表すと確認します。
  2. 1つのセルで複数ビットを表す選択肢を探します。
  3. 2ビット以上を記憶すると説明するウを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • ア: コンデンサに蓄えた電荷でデータを記憶するのは、代表的にはDRAMの仕組みです。フラッシュメモリの特徴を示す説明ではありません。
  • イ: 電気抵抗の値でデータを記憶する方式は、抵抗変化型メモリ(ReRAM)などに関係する説明です。
  • ウ: 一つのセルに2ビット以上を記憶するMLCの特徴を正しく説明しています。
  • エ: フリップフロップでデータを記憶するのは、代表的にはSRAMの仕組みです。

よくある誤解

  • MLCは必ず2ビットだけを記憶する、という誤解: 厳密には、MLCは複数ビットを記憶する方式を指します。製品によっては3ビットや4ビットを記憶するものもあります。
  • フラッシュメモリは電源を切るとデータが消える、という誤解: フラッシュメモリは不揮発性メモリであり、電源を切ってもデータを保持します。
  • セル数と記憶ビット数を混同する誤解: MLCでは、1つのセルが複数ビット分の情報を表します。

補足コラム

1セル当たりの記憶ビット数が増えると、同じセル数でも大容量化しやすくなります。一方で、区別する電圧状態が増えるため、一般に読み書きの制御が複雑になり、耐久性や性能とのバランスが課題になります。なお、SLCは1セルに1ビット、TLCは3ビット、QLCは4ビットを記憶します。

FAQ

Q. MLCの「レベル」とは何ですか?
A. セルが取り得る電荷量やしきい値電圧などの状態の違いです。複数の状態を使い分けて、1セルで複数ビットを表します。
Q. 2ビットを記憶するセルでは、何段階の状態が必要ですか?
A. 2ビットで表せる組合せは 通りなので、4段階の状態が必要です。

関連キーワード: MLC、フラッシュメモリ、NAND型フラッシュメモリ、SLC、TLC、QLC
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