ITサービスマネージャ 2019年 午前2 問15
問題文
データセンタにおけるコールドアイルの説明として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:IT機器の冷却を妨げる熱気をラックの前面(吸気面)に回り込ませないための板であり、IT機器がマウントされていないラックの空き部分に取り付ける。
イ:寒冷な外気をデータセンタ内に直接導入してIT機器を冷却するときの、データセンタへの外気の吸い込み口である。
ウ:空調機からの冷気とIT機器からの熱排気を分離するために、ラックの前面(吸気面)同士を対向配置したときの、ラックの前面同士に挟まれた冷気が通る部分である。(正解)
エ:発熱量が多い特定の領域に対して、全体空調とは別に個別空調装置を設置するときの、個別空調用の冷媒を通すパイプである。
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コールドアイル【午前2解説】
正解の理由
正解はウです。
コールドアイルとは、ラックの前面(IT機器の吸気面)同士を向かい合わせて配置したとき、その間にできる通路のことです。空調機から送られた冷気がこの通路を通り、IT機器の前面から吸い込まれます。
ラックの背面同士を向かい合わせた通路は、熱排気が集まる「ホットアイル」です。冷気と熱排気を分けることで、冷却効率を高められます。
解法ステップ
- 「コールドアイル」の「コールド」から、冷気が通る場所だと捉えます。
- 冷気をIT機器に効率よく取り込ませるため、ラックの吸気面を向かい合わせます。
- 吸気面同士の間にできる冷気の通路を説明しているものを選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:ラックの空き部分をふさぎ、熱気が前面へ回り込むのを防ぐ「ブランクパネル」の説明です。
- イ:外気を取り入れて冷却に利用する方式の、外気の吸い込み口の説明です。コールドアイルそのものではありません。
- ウ:ラックの前面同士の間にできる、冷気が通る部分の説明です。コールドアイルを表しています。
- エ:個別空調装置に冷媒を送る配管の説明です。ラックの配置によってできる通路とは異なります。
よくある誤解
- コールドアイルを、外気を取り込むための場所だと考えてしまうことがあります。外気導入の有無にかかわらず、ラックの吸気面側にできる通路がコールドアイルです。
- ラックの前面と背面を取り違えやすいので注意してください。前面同士の間がコールドアイル、背面同士の間がホットアイルです。
- ブランクパネルは通路ではなく、ラックの空き部分をふさぐ部材です。
補足コラム
コールドアイルとホットアイルを明確に分けると、冷気が熱排気と混ざるのを抑えられます。さらに、通路を囲う「アイル封じ込め」を行うと、冷気や熱気の混合を抑え、空調効率の向上につながります。
FAQ
Q. コールドアイルには、必ず外気が流れているのですか?
A. いいえ。空調機から供給される冷気が流れる通路です。冷気に外気を利用するかどうかは、別の設計上の要素です。
A. いいえ。空調機から供給される冷気が流れる通路です。冷気に外気を利用するかどうかは、別の設計上の要素です。
Q. ホットアイルはどこにできますか?
A. ラックの背面(排気面)同士を向かい合わせたとき、その間にできる通路です。IT機器から出た熱気が流れます。
A. ラックの背面(排気面)同士を向かい合わせたとき、その間にできる通路です。IT機器から出た熱気が流れます。
関連キーワード: データセンタ、コールドアイル、ホットアイル、アイル封じ込め、ブランクパネル

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