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ITサービスマネージャ 2021年 午前2 問17


問題文

JIS Q 22301:2020が要求事項を規定している対象はどれか。

選択肢

ア:ITサービスマネジメントシステム
イ:個人情報保護マネジメントシステム
ウ:事業継続マネジメントシステム(正解)
エ:情報セキュリティマネジメントシステム

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事業継続マネジメントシステム【午前2解説】

正解の理由

JIS Q 22301:2020は、事業の中断を引き起こす事態に備え、発生時にも重要な事業を継続・復旧するための**事業継続マネジメントシステム(BCMS)**に関する要求事項を定めた規格です。
したがって、該当するのはウです。BCMSでは、事業への影響を分析し、継続計画を策定して訓練・見直しを行うなど、事業継続のための仕組みを組織的に運用します。

解法ステップ

  1. 規格番号「22301」を確認します。
  2. JIS Q 22301が事業継続に関する規格だと判断します。
  3. 選択肢のうち「事業継続マネジメントシステム」に当たるウを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • ア:ITサービスマネジメントシステム
    ITサービスの設計、提供、管理などに関するものです。代表的な規格はJIS Q 20000-1です。
  • イ:個人情報保護マネジメントシステム
    個人情報を適切に取り扱うための仕組みに関するものです。JIS Q 15001が代表的な規格です。
  • ウ:事業継続マネジメントシステム
    JIS Q 22301が要求事項を定めている対象です。災害や障害などによる事業中断に備え、重要な業務の継続・復旧を目指します。
  • エ:情報セキュリティマネジメントシステム
    情報資産を脅威から守り、情報セキュリティを管理する仕組みに関するものです。代表的な規格はJIS Q 27001です。

よくある誤解

  • 事業継続を、ITシステムの復旧だけの問題だと考える
    ITの復旧は事業継続の一部ですが、要員、施設、取引先、業務手順なども対象になります。
  • 情報セキュリティと事業継続を同じものだと考える
    情報セキュリティは情報資産の保護が中心です。一方、事業継続は中断時にも重要な事業を続け、復旧することが中心です。
  • 規格番号と対象分野を混同する
    22301は事業継続、27001は情報セキュリティというように、代表的な番号と分野を対応付けて覚えると判断しやすくなります。

補足コラム

BCMSは、計画を作成して終わりではありません。事業への影響分析やリスク評価を行い、継続計画を整備したうえで、訓練や見直しを通じて改善を続けます。JIS Q 22301は、こうしたマネジメントシステムの要求事項を定めています。

FAQ

Q. BCMSは、災害発生時だけに使う仕組みですか?
A. いいえ。災害に限らず、事故や障害など、事業の中断につながるさまざまな事態に備える仕組みです。
Q. JIS Q 22301は、事業継続計画(BCP)そのものを指しますか?
A. いいえ。BCPは事業継続のための計画です。JIS Q 22301は、BCPの策定・運用・訓練・改善などを含むBCMSの要求事項を定めています。

関連キーワード: JIS Q 22301、事業継続マネジメントシステム、BCMS、事業継続計画、BCP
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