ITサービスマネージャ 2022年 午前2 問20
問題文
PMBOKガイド第6版によれば、プロジェクト品質マネジメントは、“品質マネジメントの計画”、“品質のマネジメント”、“品質のコントロール”の三つのプロセスで構成されている。プロセス“品質マネジメントの計画”のアウトプットであって、プロセス“品質のマネジメント”及び“品質のコントロール”のインプットになるものはどれか。
選択肢
ア:検証済み成果物
イ:作業パフォーマンス情報
ウ:品質尺度(正解)
エ:変更要求
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品質マネジメントの計画【午前2解説】
正解の理由
ウの「品質尺度」は、品質マネジメントの計画プロセスで作成されるアウトプットです。品質尺度とは、品質をどのように測定するかを定めた指標です。
品質尺度は、後続の「品質のマネジメント」では品質に関する活動を実施するために、「品質のコントロール」では成果物が品質要求を満たしているかを測定・確認するために利用されます。したがって、両プロセスのインプットになるものとして適切です。
解法ステップ
- 問われているのは、品質マネジメントの計画プロセスのアウトプットです。
- その中から、後続の「品質のマネジメント」と「品質のコントロール」の両方でインプットとなるものを探します。
- 品質を測る指標である「品質尺度」は、品質活動の実施にも品質の確認にも使われるため、条件に合います。
選択肢別の誤答解説
-
ア:検証済み成果物
「品質のコントロール」のアウトプットです。計画プロセスのアウトプットではありません。 -
イ:作業パフォーマンス情報
「品質のコントロール」などのプロセスで得られる、作業の実績に関する情報です。計画プロセスのアウトプットではありません。 -
ウ:品質尺度
品質マネジメントの計画プロセスで定められ、後続の品質マネジメント活動や品質のコントロールで使われます。 -
エ:変更要求
品質上の問題などに対応するため、後続プロセスから提出されることがあるものです。品質マネジメントの計画プロセスのアウトプットではありません。
よくある誤解
- 「品質のコントロール」という名称から、品質に関するすべての成果物がこのプロセスのアウトプットだと考えてしまうことがあります。品質尺度は計画段階で定めます。
- 「検証済み成果物」は品質を確認した結果として得られるものです。品質の測定に使う「品質尺度」と混同しないようにしましょう。
- プロセス名が似ているため、どのプロセスのアウトプットかを暗記だけで判断しがちです。「計画で基準を定め、実施・確認で利用する」と流れで捉えると整理しやすくなります。
補足コラム
品質マネジメントの計画では、「何を品質とみなすか」「どのような基準で測るか」を事前に決めます。品質尺度は、その基準を具体的な測定指標にしたものです。
たとえば、ソフトウェアの品質を評価するために「応答時間が2秒以内」「重大な不具合が0件」などの尺度を設定します。後続のプロセスでは、こうした尺度を用いて品質活動を進めたり、成果物を確認したりします。
FAQ
品質尺度と品質基準は同じものですか?
厳密には異なります。品質尺度は品質を測るための指標であり、品質基準は成果物などが満たすべき条件や許容範囲です。実務では、品質尺度を使って基準への適合状況を確認します。
厳密には異なります。品質尺度は品質を測るための指標であり、品質基準は成果物などが満たすべき条件や許容範囲です。実務では、品質尺度を使って基準への適合状況を確認します。
検証済み成果物は、どのプロセスで作成されますか?
「品質のコントロール」プロセスのアウトプットです。確認の結果、品質要求を満たしたと判断された成果物を指します。
「品質のコントロール」プロセスのアウトプットです。確認の結果、品質要求を満たしたと判断された成果物を指します。
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