ITサービスマネージャ 2024年 午前2 問11
問題文
基幹業務システムの構築及び運用において、データ管理者(DA)とデータベース管理者(DBA)を別々に任命した場合のDAの役割として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:業務データ量の増加傾向を把握し、ディスク装置の増設などを計画して実施する。
イ:システム開発の設計工程では、主に論理データベース設計を行い、データ項目を管理して標準化する。(正解)
ウ:システム開発のテスト工程では、主にパフォーマンスチューニングを担当する。
エ:システム障害が発生した場合には、データの復旧や整合性のチェックなどを行う。
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データ管理者(DA)の役割【午前2解説】
正解の理由
データ管理者(DA)は、組織全体でデータを適切に扱うため、データの意味や定義、管理方針を整備する役割です。システム開発では、主に論理データベース設計を行い、データ項目の定義や標準化を担当します。
したがって、論理データベース設計とデータ項目の管理・標準化を挙げているイが適切です。
解法ステップ
- DAとDBAの役割を区別します。
- データの意味や定義、標準化に関する仕事はDAの役割と考えます。
- ディスク容量の計画、性能調整、障害時の復旧など、データベースの運用・保守に関する仕事はDBAの役割と判断します。
- この区別に当てはまる選択肢を選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:データ量の増加に応じてディスク装置を増設する計画は、物理的な容量管理です。データベースの運用管理を担うDBAの役割です。
- イ:論理データベース設計やデータ項目の定義・標準化は、データを組織全体で一貫して管理するDAの役割です。
- ウ:パフォーマンスチューニングは、データベースの性能を調整する運用上の作業であり、主にDBAが担当します。
- エ:障害時のデータ復旧や整合性の確認は、データベースの保守・運用に関する作業であり、主にDBAの役割です。
よくある誤解
-
DAとDBAは、どちらもデータベースに関わるため同じ役割だと思う
DAはデータの定義や標準化など、データを組織的に管理する役割です。DBAはデータベースの構築・運用・保守を担います。 -
データに関する作業ならすべてDAの担当だと思う
データをどう定義し、共通化するかはDAの領域ですが、容量や性能、バックアップ、復旧などはDBAの領域です。 -
論理設計と物理設計を混同する
データ項目やデータ間の関係を定める論理設計はDA、格納方法や性能などを考慮する物理面の管理はDBAが中心です。
補足コラム
DAはData Administrator、DBAはDatabase Administratorの略です。DAは「組織としてデータをどう定義・活用するか」を扱い、DBAは「データベースをどう構築・運用するか」を扱います。実際の組織では役割が重なることもありますが、試験ではこの違いを押さえると選択肢を判別しやすくなります。
FAQ
Q. DAはデータベースを操作しないのですか?
A. 必要に応じてデータベースに関わることはありますが、主な役割はデータの定義や標準化など、組織全体のデータ管理です。
A. 必要に応じてデータベースに関わることはありますが、主な役割はデータの定義や標準化など、組織全体のデータ管理です。
Q. DBAがデータ項目を設計することはありますか?
A. 開発現場では協力して設計する場合もあります。ただし、試験ではデータ項目の定義や標準化をDA、性能・容量・復旧などの運用管理をDBAと区別します。
A. 開発現場では協力して設計する場合もあります。ただし、試験ではデータ項目の定義や標準化をDA、性能・容量・復旧などの運用管理をDBAと区別します。
関連キーワード: データ管理者(DA)、データベース管理者(DBA)、論理データベース設計、データ標準化、パフォーマンスチューニング

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