戦国IT - 情報処理技術者試験の過去問対策サイト
ブログお知らせお問い合わせ料金プラン

ITストラテジスト 2013年 午前222


問題文

アクションラーニングを説明したものはどれか。

選択肢

ある企業や業界で起こった事例を基にして、問題解決や意思決定について議論する学習方法
自社が直面する経営課題に対して参加者が自ら施策を立案し、問題解決に向けた取組みを実践していく学習方法(正解)
シミュレーション機能を使用して、販売、製造人事、財務における意思決定を模擬体験する学習方法
特定の状況設定の下で、様々な立場の役割を演じて、それぞれの問題点や解決方法を考える学習方法

🔒 解説は解答すると表示されます

アクションラーニング【午前2解説】

正解の理由

アクションラーニングは、参加者が自社や自分が直面する実際の課題を題材にして、施策を自ら立案・実践し、その結果を振り返りながら学びを深める「実践を通じた学習」手法です。選択肢の中でこの条件を満たすのは であり、参加者が主体となって施策を実行し、問題解決に向けた取り組みを進める点がアクションラーニングの本質です。

解法ステップ

  1. 選択肢のキーワードを抽出する(「自社」「施策を立案」「実践」「議論」「模擬体験」「役割演技」など)。
  2. アクションラーニングの核心を確認する(実問題への「行動(action)」とその「学習(learning)」の循環)。
  3. 各選択肢が「実際の課題に対する行動の実施」を含むかどうかで絞り込む。
  4. 「行動して効果を見る→振り返る」が明確な選択肢を正答とする(この観点で が該当)。

選択肢別の誤答解説

  • ア:ある企業や業界の事例を基に議論する、いわゆるケーススタディ型学習に相当します。実問題を素材にする点は似ていますが、ケーススタディは通常「議論・分析が中心」であり、参加者自身が施策を実行して効果を検証するという行動要素が欠けるためアクションラーニングとは異なります。
  • :参加者自身が自社の経営課題に対して施策を立案・実践する点で、行動と学習の循環を具現化しており、アクションラーニングの定義に合致します。
  • ウ:シミュレーションを用いた意思決定体験は学習効果が高いものの、模擬環境内での体験に留まり、必ずしも実際の組織内での施策実行とその評価(実務でのアクション)を含むとは限りません。よってアクションラーニングとは別物です。
  • エ:ロールプレイは異なる立場の視点理解やコミュニケーション訓練に有効ですが、実際の自社課題に対して参加者自身が施策を実施して結果を確認する「行動→学習」のサイクルを必ず伴うわけではなく、アクションラーニングの本質とは異なります。

よくある誤解

  • アクションラーニング=単なるグループ討議:討議だけで終わるとケーススタディに近く、アクション(実施)とその振り返りが欠けているため学習効果が薄れます。
  • 実行の規模は大きくないと意味がない:小さな施策や短期間の試行でも「行動→振り返り」を繰り返せば学びになります。重要なのは実践と学習の循環です。
  • ファシリテータは不要:むしろ進行役(ファシリテータ)やスポンサーの存在が、問題の選定・行動の支援・学習の深掘りに重要です。

補足コラム

アクションラーニングは20世紀中盤に発展した実践的学習法で、その創始者として知られるのは Reg Revans(レグ・レヴァンズ、Reginald Revans)です。Revans は実務上の問題を小グループ(しばしば "action learning set" と呼ぶ)で扱い、メンバー間の問いかけと行動を通じて個人と組織の学習を促す方法を提案しました。典型的な構成要素は「現実の課題」「小グループ」「行動(実践)」および「振り返り(リフレクション)」で、企業の組織開発やリーダー育成で広く用いられています。
実施上のポイント:
  • 問題は参加者自身の現実の課題を選ぶこと
  • 小グループで相互質問を行い、解のヒントを引き出す
  • 施策を実施し、結果を持ち寄って学びを深める
  • 組織的支援(スポンサー)とファシリテーションが成功の鍵

FAQ

Q. アクションラーニングとケーススタディの決定的な違いは? A. ケーススタディは分析・議論が中心で、実際の施策実行を伴わないことが多いのに対し、アクションラーニングは参加者自身が施策を実行し、その結果から学ぶ点が決定的に異なります。
Q. 小規模な業務改善でもアクションラーニングは有効ですか? A. 有効です。重要なのは「実行→振り返り」のサイクルが回ることです。スモールスタートで検証と学習を繰り返すのは理にかなっています。
Q. ファシリテータの役割は何ですか? A. 問題の明確化、議論の促進、問いかけを通じた気づきの支援、行動計画の整備、振り返りの導きなどを担います。中立的な問いが学習を促進します。

関連キーワード: アクションラーニング、レグ・レヴァンズ、action learning set、実践型学習、リフレクション、組織開発、問題解決学習
← 前の問題へこの年度をクイズで解く次の問題へ →
戦国ITクイズ機能

\ せっかくなら /

ITストラテジスト
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する

すぐに利用可能!

©︎2026 情報処理技術者試験対策アプリ

このサイトについてブログプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について