ITストラテジスト 2014年 午前2 問03
問題文
BI(Business Intelligence)を説明したものはどれか。
選択肢
ア:企業内外のデータを蓄積し、分類・加工・分析して活用することによって、企業の意思決定の迅速化を支援する手法(正解)
イ:企業内の慣行などにとらわれず、業務プロセスを抜本的に再構築することによって、コスト・品質・サービス水準などを改善する手法
ウ:企業内の業務の流れを可視化し、業務改善サイクルを適用することによって、継続的な業務改善を図る手法
エ:企業内の異なるシステムを互いに連結し、データやプロセスの統合を図ることによって、効率よく活用する手法
BI(Business Intelligence)を説明したものはどれか。【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論→BIは企業内外のデータを収集・統合して分析し、経営や業務の意思決定を迅速かつ高度に支援する仕組みです。
- 根拠→BIはデータウェアハウス、ETL、OLAP、ダッシュボードなどで情報を可視化し、意思決定の材料を提供する点が本質です。
- 差がつくポイント→「データの収集・統合・分析で意思決定を支援する」という定義を基に、BPR・BPM・EAIと混同しないことが重要です。
正解の理由
正解は ア です。選択肢アは「企業内外のデータを収集し、分類・加工して意思決定の迅速化を支援する手法」とあり、これはBIの基本定義に合致します。BIは大量のデータを集め(収集)、整理・格納(統合・分類・加工)し、分析や可視化を通じて経営判断や業務改善のサポートを行うための技術群および運用を指します。ダッシュボードやレポーティング、OLAPやデータマイニングなどの機能を含む点が選択肢アの記述と一致します。
よくある誤解(2〜3 行)
BIは単なる「レポート作成」ではなく、データ統合と分析により意思決定を支援する包括的な仕組みです。
「業務プロセスの再設計(BPR)」や「システム連携(EAI)」とBIを同一視するのは誤りです。
「業務プロセスの再設計(BPR)」や「システム連携(EAI)」とBIを同一視するのは誤りです。
解法ステップ
- 問題文のキーワードを確認:「データ」「分類・加工」「意思決定の支援」を探す。
- 各選択肢をキーワードに照合:データの収集・統合・分析に言及しているかを判断。
- 類似概念との違いを検証:BPRはプロセス再構築、BPMは業務改善サイクル、EAIはシステム連携である点を排除。
- 最も定義に忠実な選択肢を選ぶ:ここではデータ中心で意思決定を支援するアが一致。
選択肢別の誤答解説
- ア: 正解。企業内外のデータを収集・統合・分析して意思決定を支援する点がBIの定義と一致。
- イ: 誤り。これはBPR(Business Process Reengineering)の説明であり、業務プロセスを抜本的に再設計して改善を図る手法を指す。
- ウ: 誤り。業務の流れを可視化し改善サイクルを回す記述はBPM(Business Process Management)や業務改善の説明であり、BIの定義とは目的と手段が異なる。
- エ: 誤り。異なるシステム同士を連結してデータやプロセスを統合するのはEAI(Enterprise Application Integration)の領域で、BIの機能と用途は異なる。
補足コラム(関連知識など)
BIの典型的な構成要素は以下の通りです。
- ETL(Extract, Transform, Load):データを抽出・変換・格納するプロセス
- データウェアハウス(DWH):統合された分析用データベース
- OLAP:多次元分析機能(集計・スライス・ダイス等)
- ダッシュボード/レポーティング:経営層や現場に可視化して提供するUI
- データマイニング/予測分析:パターン抽出や将来予測に利用する手法
簡単なデータ集計の例(Python/pandas):
import pandas as pd
# 売上データを読み込み、月別・店舗別に集計
df = pd.read_csv("sales.csv")
result = df.groupby(['month','store'])['amount'].sum().reset_index()
print(result.head())
FAQ
Q: BIとデータ分析は同じですか?
A: BIはデータ分析を含みますが、BIは「データの収集・統合・可視化・分析」を通じて意思決定を支援する全体の仕組みを指します。データ分析はその一部です。
A: BIはデータ分析を含みますが、BIは「データの収集・統合・可視化・分析」を通じて意思決定を支援する全体の仕組みを指します。データ分析はその一部です。
Q: BI導入に必要な要素は何ですか?
A: データ収集基盤(ETL/DWH)、分析ツール(OLAP、BIツール)、可視化(ダッシュボード)、運用体制(ガバナンス)が必要です。
A: データ収集基盤(ETL/DWH)、分析ツール(OLAP、BIツール)、可視化(ダッシュボード)、運用体制(ガバナンス)が必要です。
Q: BIはリアルタイム分析に向いていますか?
A: 従来のDWHはバッチ処理中心でしたが、近年はストリーミングやリアルタイムETLを取り入れたBIソリューションも増えています。
A: 従来のDWHはバッチ処理中心でしたが、近年はストリーミングやリアルタイムETLを取り入れたBIソリューションも増えています。
関連キーワード: ビジネスインテリジェンス、データウェアハウス、ETL、OLAP、ダッシュボード、データマイニング、BPR、BPM、EAI、意思決定支援

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