ネットワークスペシャリスト 2014年 午前2 問05
問題文
スパニングツリープロトコルに関する記述のうち、適切なものはどれか。
選択肢
ア:OSI基本参照モデルにおけるネットワーク層のプロトコルである。
イ:ブリッジ間に複数経路がある場合、同時にフレーム転送することを可能にするプロトコルである。
ウ:ブロードキャストフレームを、ブリッジ間で転送しない利点がある。
エ:ルートブリッジの決定には、ブリッジの優先順位とMACアドレスが使用される。
スパニングツリープロトコルに関する問題【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:スパニングツリープロトコル(STP)は、ルートブリッジの決定に優先順位とMACアドレスを用いるため、選択肢エが正解です。
- 根拠:STPはレイヤ2のプロトコルで、ネットワーク内のループを防ぐためにブリッジ間の経路を制御し、ルートブリッジを決定する際に優先順位とMACアドレスを比較します。
- 差がつくポイント:STPは複数経路を同時に使うのではなく、ループ防止のために一部の経路をブロックし、ブロードキャストフレームは転送されます。OSI参照モデルの層も正確に理解しましょう。
正解の理由
選択肢エ「ルートブリッジの決定には、ブリッジの優先順位とMACアドレスが使用される。」が正解です。
STPはネットワーク内のループを防ぐために、まずルートブリッジを決定します。この決定は、ブリッジの優先順位(数値が小さいほど優先)を比較し、同じ場合はMACアドレスの小さい方を選びます。これにより、ネットワーク全体で一意のルートブリッジが決まります。
STPはネットワーク内のループを防ぐために、まずルートブリッジを決定します。この決定は、ブリッジの優先順位(数値が小さいほど優先)を比較し、同じ場合はMACアドレスの小さい方を選びます。これにより、ネットワーク全体で一意のルートブリッジが決まります。
よくある誤解
- STPはネットワーク層(レイヤ3)のプロトコルではなく、データリンク層(レイヤ2)のプロトコルです。
- 複数経路を同時に利用してフレーム転送を行うのではなく、ループ防止のために一部の経路をブロックします。
解法ステップ
- 問題文の「スパニングツリープロトコル」の役割を確認する。
- OSI参照モデルのどの層に属するかを思い出す(STPはレイヤ2)。
- STPの目的がループ防止であることを理解する。
- ルートブリッジ決定の基準(優先順位とMACアドレス)を確認する。
- 選択肢を一つずつ検証し、誤りを排除する。
選択肢別の誤答解説
- ア:STPはOSIモデルのネットワーク層(レイヤ3)ではなく、データリンク層(レイヤ2)のプロトコルです。
- イ:STPは複数経路を同時に使うことを許可せず、ループを防ぐために一部の経路をブロックします。
- ウ:STPはブロードキャストフレームの転送を制限しません。ブロードキャストフレームはネットワーク内で転送されます。
- エ:ルートブリッジの決定には、ブリッジの優先順位とMACアドレスが使用される。 正しい記述です。
補足コラム
スパニングツリープロトコルはIEEE 802.1Dで規定されており、ネットワーク内の冗長経路によるループを防止します。ルートブリッジの選定後、各ブリッジはルートポートや指定ポートを決定し、ループを回避するために一部のポートをブロック状態にします。これにより、ネットワークの安定性と信頼性が向上します。
FAQ
Q: スパニングツリープロトコルはどのOSI層のプロトコルですか?
A: データリンク層(レイヤ2)のプロトコルです。
A: データリンク層(レイヤ2)のプロトコルです。
Q: ルートブリッジの決定基準は何ですか?
A: ブリッジの優先順位が最も低いものを選び、同じ場合はMACアドレスの小さいものを選びます。
A: ブリッジの優先順位が最も低いものを選び、同じ場合はMACアドレスの小さいものを選びます。
Q: STPは複数の経路を同時に使えますか?
A: いいえ、ループ防止のために一部の経路をブロックし、単一のループフリーな経路を形成します。
A: いいえ、ループ防止のために一部の経路をブロックし、単一のループフリーな経路を形成します。
関連キーワード: スパニングツリープロトコル、STP, ルートブリッジ、データリンク層、ネットワークループ防止、IEEE 802.1D

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