ネットワークスペシャリスト 2014年 午前2 問06
問題文
DNSサーバにおいて、IPv6のアドレス情報を登録するレコードはどれか。
選択肢
ア:AAAAレコード(正解)
イ:CNAMEレコード
ウ:MXレコード
エ:SOAレコード
DNSサーバにおいて、IPv6のアドレス情報を登録するレコードはどれか。【午前2 解説】
正解の理由
IPv6アドレス(128ビット)をDNSに紐付けるための専用のリソースレコードはAAAA(クワッドA)です。DNSの仕様(RFC 3596 など)でAAAAレコードが定義され、名前に対してIPv6アドレスを返すために用いられます。他の選択肢は目的が異なり、アドレス情報を格納する役割を持ちません。
解法ステップ
- 各レコードの用途を確認する(A: IPv4、AAAA: IPv6、CNAME: 別名、MX: メール交換、SOA: ゾーン開始)。
- 問題で求められているアドレス種別がIPv6であることを把握する。
- IPv6に対応するレコード種別(AAAA)を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: AAAAレコード — 正解。IPv6アドレスを登録・返すためのレコード。
- イ: CNAMEレコード — 誤り。別名(エイリアス)を定義するためのレコードで、CNAME自身に他のレコード(AやAAAA)を併置できない運用上の制約がある。
- ウ: MXレコード — 誤り。メールエクスチェンジャ(mail exchanger)を指定するためのレコードで、メール配送先のホスト名を示す。
- エ: SOAレコード — 誤り。ゾーンの管理情報(ゾーンの権威、シリアル番号、キャッシュ制御値など)を定義するためのレコードで、アドレス情報は格納しない。
よくある誤解
- 誤解1: 「Aレコードがアドレス用だからIPv6もAでよい」→AはIPv4専用で32ビットのみ扱うためIPv6は格納できません。
- 誤解2: 「CNAMEで別名付けすればアドレスも引き継がれる」→CNAMEはエイリアスを指すが、CNAME自体にA/AAAAと同時に他のデータを持てない制約があり運用ルールを理解しておく必要があります。
- 誤解3: 「MXやSOAもアドレス搭載に使える」→MXはメールルータ指定、SOAはゾーン管理情報でありアドレス格納は目的外です。
補足コラム
- AAAAは「クワッドA」と読まれることがあります。IPv6普及に伴いAAAAレコードの運用が一般的になっています。
- 逆引き(PTR)でIPv6アドレスから名前を得る場合は、ip6.arpaドメインに登録するPTRレコードを使います(例: a.b.c.d.ip6.arpa)。
- CNAMEを使うとシンプルに別名管理できる一方で、MXやNSレコードと併用できないため設計時に注意が必要です。
FAQ
Q1: IPv4とIPv6の両方を返したい場合は?
A1: 同一のホスト名に対してAレコードとAAAAレコードを両方登録します。これを「デュアルスタック」環境でよく使います。
A1: 同一のホスト名に対してAレコードとAAAAレコードを両方登録します。これを「デュアルスタック」環境でよく使います。
Q2: AAAAがない場合、IPv6環境ではどうなる?
A2: DNSで該当ホストにAAAAが存在しなければIPv6アドレスは解決できません。クライアントはIPv4のAレコードにフォールバックすることがありますが、必ずしも保証されません。
A2: DNSで該当ホストにAAAAが存在しなければIPv6アドレスは解決できません。クライアントはIPv4のAレコードにフォールバックすることがありますが、必ずしも保証されません。
Q3: PTRの逆引きでIPv6はどう扱う?
A3: IPv6逆引きはip6.arpaの下に表現し、PTRレコードでホスト名を指定します。逆引きの構成はIPv6アドレスをニブル(4ビット単位)ごとに反転して登録します。
A3: IPv6逆引きはip6.arpaの下に表現し、PTRレコードでホスト名を指定します。逆引きの構成はIPv6アドレスをニブル(4ビット単位)ごとに反転して登録します。
関連キーワード: DNSレコード、AAAA、PTR、CNAME、逆引き、IPv6アドレス、デュアルスタック、メール交換(MX)

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