ネットワークスペシャリスト 2017年 午前2 問04
問題文
IEEE802.1Qで規定されたVLANのVID(VLAN Identifier)のビット長はどれか。
選択肢
ア:8
イ:10
ウ:12(正解)
エ:16
IEEE802.1QのVLAN VIDのビット長はどれか【午前2 解説】
正解の理由
IEEE 802.1Qのタグ付きフレームにはTag Protocol Identifier(TPID)とTag Control Information(TCI)が含まれます。TCI内にはPriority、DEI(以前のCFI)および12ビットのVIDが定義されています。そのため選択肢の中で正しいビット長は12ビット、つまり選択肢「ウ」です。12ビットという長さがVLAN識別の標準として国際的に採用されています。
解法ステップ
- 問題が「IEEE802.1Qで規定されたVIDのビット長」を問うていることを確認する。
- 802.1Qのタグ構造を想起する(TPID 16ビット、TCI 16ビット)。
- TCIの内訳を思い出す(Priority 3ビット、DEI 1ビット、VID 12ビット)。
- VIDが12ビットであることから選択肢ウを選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: 8 — 8ビットだと最大256個になり古い概念や単純化した誤認。802.1Qはより多くのVLANを扱うため12ビットを採用しています。
- イ: 10 — 10ビット(1024個)も誤り。初期の設計案や他規格と混同した場合に選びがちですが、実規格は12ビットです。
- ウ: 12 — 正解。TCIのうちVIDは12ビットで、通常使用可能なVLANは1〜4094です。
- エ: 16 — 16ビットはTCI全体やTPIDの長さ(TPIDは16ビット)と混同した選択。VID自体はTCIの一部であり12ビットです。
よくある誤解
- 「VLANは4096個使える」と言い切る誤解:実際にはIDの0と4095は特別用途(0はタグ優先でVLAN未指定、4095は予約)なので通常利用可能なのは1〜4094の4094個です。
- 「16ビットや8ビットと思ってしまう」誤解:Ethernetフレームの他フィールド長(例えばTPIDは16ビット)と混同してしまうと間違いやすいです。TCIの一部がVIDである点を明確に。
補足コラム
- VLAN IDの範囲と用途:VIDは0〜4095の範囲を取り、0は「優先(Priority)でタグ付けされているがVLAN指定なし」、4095は予約で実用上は1〜4094を使用します。企業ネットワークで一般的に使われるのはこの範囲内です。
- 実運用の注意点:大規模ネットワークでVLAN数が増えた場合、4094という上限を越えないように設計を工夫(VLANトランキングやL3セグメンテーション、VLAN仮想化技術の活用)する必要があります。
FAQ
Q. なぜVIDは12ビットにしたのですか?
A. 以前のフィールド制約と将来の拡張性を考慮し、現実的なネットワーク規模に対応できる4096スロット(実用で4094)を提供するためです。
A. 以前のフィールド制約と将来の拡張性を考慮し、現実的なネットワーク規模に対応できる4096スロット(実用で4094)を提供するためです。
Q. VLANタグの他のフィールドは何ですか?
A. 802.1QタグにはTPID(16ビット)とTCI(16ビット)があり、TCIはPriority(3ビット)、DEI(1ビット)、VID(12ビット)で構成されます。
A. 802.1QタグにはTPID(16ビット)とTCI(16ビット)があり、TCIはPriority(3ビット)、DEI(1ビット)、VID(12ビット)で構成されます。
Q. VLAN ID 0や4095を見つけたらどう扱うべきですか?
A. 0はVLAN非指定の特殊値、4095は予約です。通常のVLAN識別子として利用せず機器やベンダー指示に従って処理してください。
A. 0はVLAN非指定の特殊値、4095は予約です。通常のVLAN識別子として利用せず機器やベンダー指示に従って処理してください。
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