プロジェクトマネージャ 2009年 午前2 問12
問題文
システム開発で行われる各テストについて、そのテスト要求事項が定義されるアクティビティとテストの組合せのうち、適切なものはどれか。

選択肢
ア:
イ:
ウ:(正解)
エ:
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テスト要求事項の定義工程【午前2解説】
正解の理由
テスト要求事項は、対応する設計の内容を基に定義します。設計で決めた構成や処理を、後のテストで確認できるようにするためです。
設計とテストの対応は、次のとおりです。
この対応と一致しているのはウです。システム全体の構成、ソフトウェア内部の構成、個々のソフトウェア要素の詳細という設計の粒度に合わせて、テストの対象も段階的に細かくなります。
解法ステップ
- ソフトウェア詳細設計に対応するテストを考えます。個々のモジュールや処理の詳細を確認するため、ソフトウェアユニットテストです。
- ソフトウェア方式設計では、ソフトウェアを構成する要素間の関係を設計します。要素同士の連携を確認するソフトウェア結合テストが対応します。
- システム方式設計では、システム全体の構成や構成要素間の関係を設計します。システムの構成要素を組み合わせて確認するシステム結合テストが対応します。
- 以上の3つを並べた組合せに一致するものを選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:システム方式設計に運用テストを対応させています。運用テストは、運用面の要件や手順を確認するテストであり、システム方式設計に対応するテストではありません。
- イ:システム方式設計に運用テストを対応させている点が誤りです。後半のソフトウェア方式設計とソフトウェア詳細設計の対応は正しいです。
- ウ:システム方式設計、ソフトウェア方式設計、ソフトウェア詳細設計に対して、それぞれシステム結合テスト、ソフトウェア結合テスト、ソフトウェアユニットテストを対応させており、適切です。
- エ:ソフトウェア方式設計にソフトウェアユニットテストを、ソフトウェア詳細設計にソフトウェア結合テストを対応させています。テストの粒度が逆になっています。
よくある誤解
- テストを実施する時期と、テスト要求事項を定義する時期を混同することがあります。テストの実施は設計の後ですが、テスト要求事項は対応する設計を行う段階で定義します。
- システム結合テストとソフトウェア結合テストを同じものと考えるのは誤りです。前者はシステムの構成要素間、後者はソフトウェア内部の構成要素間の連携を確認します。
- 「詳細設計だから結合テスト」と考えるのも誤りです。ソフトウェア詳細設計で定めた個々の要素を確認するのは、ソフトウェアユニットテストです。
補足コラム
設計とテストの対応関係は、V字モデルで整理できます。左側で要求や設計を段階的に具体化し、右側で対応するテストを行います。設計段階でテスト要求事項を定義しておくと、設計内容とテスト項目の対応を追跡しやすくなり、確認漏れの防止にも役立ちます。
FAQ
Q. テスト要求事項は、テストを実施するときに初めて決めるのですか?
A. いいえ。対応する設計内容を基に、設計段階で定義します。実際のテストは後の工程で行います。
Q. ソフトウェアユニットテストでは何を確認しますか?
A. 個々のソフトウェア要素やモジュールが、設計どおりに動作するかを確認します。
関連キーワード: V字モデル、システム結合テスト、ソフトウェア結合テスト、ソフトウェアユニットテスト、テスト要求事項

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