プロジェクトマネージャ 2011年 午前2 問08
問題文
JIS X 0129-1で規定されるソフトウェアの品質特性の定義のうち、“効率性”の定義はどれか。
選択肢
ア:指定された条件の下で利用されるときに、明示的及び暗示的必要性に合致する機能を提供するソフトウェア製品の能力
イ:指定された条件の下で利用するとき、指定された達成水準を維持するソフトウェア製品の能力
ウ:修正のしやすさに関するソフトウェア製品の能力
エ:明示的な条件の下で、使用する資源の量に対比して適切な性能を提供するソフトウェア製品の能力(正解)
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ソフトウェア品質特性の効率性【午前2解説】
正解の理由
効率性とは、ソフトウェアが使用する資源の量に対して、適切な性能を提供する能力です。処理速度だけでなく、メモリやCPU時間などの資源をどれだけ適切に使うかも関係します。
この定義に該当するのはエです。「使用する資源の量に対比して適切な性能を提供する」とあり、効率性の要点を表しています。
解法ステップ
- 選択肢に含まれるキーワードを確認します。
- 「機能を提供する」は機能性、「達成水準を維持する」は信頼性、「修正のしやすさ」は保守性に関係します。
- 「性能」と「使用する資源の量」の関係を述べているものを選びます。これが効率性です。
選択肢別の誤答解説
-
ア:機能性
利用者の明示的・暗示的な必要性に合致する機能を提供できる能力です。資源の使用量と性能の関係を示す定義ではありません。 -
イ:信頼性
指定された条件の下で、ソフトウェアが指定された達成水準を維持できる能力です。安定して動作し続けることに関係します。 -
ウ:保守性
ソフトウェアを修正しやすいかどうかに関する能力です。効率性ではなく、変更や修理のしやすさを表します。 -
エ:効率性
使用する資源の量に対して、適切な性能を提供する能力です。設問の定義に合致します。
よくある誤解
-
効率性は処理速度だけを指す
処理時間は重要な要素ですが、それだけではありません。メモリやCPUなどの資源をどれだけ使うかも考慮します。 -
「達成水準を維持する」は効率性である
これは性能の良し悪しではなく、指定された条件で安定して水準を保てるかを表し、信頼性に関係します。 -
資源を少なく使うほど常に効率性が高い
資源の使用量だけで判断するのではありません。使用した資源に対して適切な性能が得られているかがポイントです。
補足コラム
JIS X 0129-1は、ソフトウェア製品の品質を評価するための規格で、品質特性を定義しています。効率性は、一般に処理時間に関する「時間効率性」や、資源の使用量に関する「資源効率性」といった観点で評価されます。
FAQ
Q. 処理速度が速ければ、効率性が高いといえますか?
A. 速度は重要な観点ですが、使用資源との釣り合いも考慮します。速くても過大な資源を必要とする場合は、効率性が高いとは限りません。
A. 速度は重要な観点ですが、使用資源との釣り合いも考慮します。速くても過大な資源を必要とする場合は、効率性が高いとは限りません。
Q. 信頼性と効率性はどう区別しますか?
A. 信頼性は、指定された条件で所定の水準を維持できる能力です。効率性は、資源の使用量に対して適切な性能を提供できる能力です。
A. 信頼性は、指定された条件で所定の水準を維持できる能力です。効率性は、資源の使用量に対して適切な性能を提供できる能力です。
関連キーワード: JIS X 0129-1、ソフトウェア品質特性、効率性、機能性、信頼性、保守性、資源効率性

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