プロジェクトマネージャ 2012年 午前2 問16
問題文
システム開発で行われる各テストについて、そのテスト要求事項が定義されるアクティビティとテストの組合せのうち、適切なものはどれか。

選択肢
ア:
イ:
ウ:(正解)
エ:
🔒 解説は解答すると表示されます
テスト要求事項の定義【午前2解説】
正解の理由
テスト要求事項は、各テストで何を確認するかを、対応する設計アクティビティで定義します。設計の対象範囲とテストの対象範囲を対応させると、次の組合せになります。
システム方式設計では、システムを構成する要素やその連携を明確にします。その設計内容を基に、システム全体を構成する要素間の連携を確認するシステム結合テストの要求事項を定義します。
ソフトウェア方式設計では、ソフトウェアの構成要素やその間の関係を設計するため、ソフトウェア結合テストの要求事項を定義します。ソフトウェア詳細設計では、個々のソフトウェアユニットの内部構造を設計するため、ソフトウェアユニットテストの要求事項を定義します。
この対応に一致するのは、ウです。
解法ステップ
-
設計アクティビティの対象範囲を確認します。
システム方式設計はシステム全体の構成、ソフトウェア方式設計はソフトウェアの構成、ソフトウェア詳細設計は個々のユニットを扱います。 -
設計対象と同じ範囲のテストを対応させます。
システム全体の要素間ならシステム結合テスト、ソフトウェア内の構成要素間ならソフトウェア結合テスト、個々のユニットならソフトウェアユニットテストです。 -
表の各列を順番に照合します。
「システム結合テスト → ソフトウェア結合テスト → ソフトウェアユニットテスト」と並ぶ選択肢を選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:システム方式設計に運用テストを対応させていますが、運用テストは運用環境でシステムが適切に使えるかを確認するテストです。システム方式設計に対応するのはシステム結合テストです。また、ソフトウェア方式設計と詳細設計に対応するテストも入れ替わっています。
- イ:ソフトウェア方式設計とソフトウェア詳細設計の対応は適切ですが、システム方式設計に運用テストを対応させている点が誤りです。
- ウ:システム方式設計、ソフトウェア方式設計、ソフトウェア詳細設計の順に、それぞれシステム結合テスト、ソフトウェア結合テスト、ソフトウェアユニットテストが対応しており、適切です。
- エ:システム方式設計に対応するテストは適切ですが、ソフトウェア方式設計とソフトウェア詳細設計に対応するテストが逆です。方式設計は構成要素間の連携、詳細設計は個々のユニットを対象にします。
よくある誤解
-
「結合テスト」はすべて同じだと思う
システム全体の構成要素を結合して確認するテストと、ソフトウェア内の構成要素を結合して確認するテストは、対象範囲が異なります。 -
テストを実施する段階と、テスト要求事項を定義する段階を混同する
この問題で問われているのは、テストの実施時期ではなく、どの設計アクティビティでテスト要求事項を定義するかです。 -
詳細設計は結合テストに対応すると考える
詳細設計は個々のユニットの内部構造を扱うため、基本的にはユニットテストの要求事項に対応します。
補足コラム
設計とテストの対応は、テスト対象の範囲を順に小さくして考えると整理しやすくなります。
システム全体の構成 → ソフトウェアの構成 → 個々のソフトウェアユニット
システム結合テスト → ソフトウェア結合テスト → ソフトウェアユニットテスト
システム結合テスト → ソフトウェア結合テスト → ソフトウェアユニットテスト
FAQ
Q. システム結合テストとソフトウェア結合テストの違いは何ですか?
A. システム結合テストはシステムを構成する要素間の連携を確認し、ソフトウェア結合テストはソフトウェア内部の構成要素間の連携を確認します。
A. システム結合テストはシステムを構成する要素間の連携を確認し、ソフトウェア結合テストはソフトウェア内部の構成要素間の連携を確認します。
Q. 運用テストは何を確認しますか?
A. システムが実際の運用環境や運用方法の下で、利用者の要求を満たして動作するかを確認します。システム方式設計に直接対応させるテストではありません。
A. システムが実際の運用環境や運用方法の下で、利用者の要求を満たして動作するかを確認します。システム方式設計に直接対応させるテストではありません。
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