プロジェクトマネージャ 2017年 午前2 問14
問題文
工程別の生産性が次のとおりのとき、全体の生産性を表す式はどれか。
〔工程別の生産性〕
設計工程:ステップ/人月
製造工程:ステップ/人月
試験工程:ステップ/人月
選択肢
ア:
イ:
ウ:
エ:(正解)
🔒 解説は解答すると表示されます
工程別生産性の全体集計【午前2解説】
正解の理由
各工程で同じ規模の作業を行う場合、全体の生産性は「全工程の作業量 ÷ 全工程にかかる工数」で求めます。
作業量を1ステップとすると、設計・製造・試験にかかる工数は、それぞれ次のとおりです。
- 設計工程: 人月
- 製造工程: 人月
- 試験工程: 人月
したがって、全工程の工数は 人月です。全体の生産性は、その工数で1ステップを処理する速さなので、
となります。この式を示すエが正解です。
解法ステップ
- 生産性の単位を確認します。各工程の生産性は「ステップ/人月」です。
- 全体の工数を求めるため、生産性の逆数にして「人月/ステップ」に直します。
- 各工程の工数を合計します。
- 合計工数の逆数を取ると、全体の生産性になります。
つまり、工程別生産性をそのまま足すのではなく、逆数を足してから、もう一度逆数にするのがポイントです。
選択肢別の誤答解説
-
ア:
工程ごとの生産性を単純に足しています。しかし、各工程は別々の作業段階であり、生産性をそのまま合計して全体の生産性にはできません。 -
イ:
工程別生産性の算術平均です。工程ごとの工数を合計した結果を表していないため、全体の生産性にはなりません。 -
ウ:
生産性の逆数を足しているため、単位は「人月/ステップ」です。これは全工程にかかる工数を表す値であり、生産性を表すにはさらに逆数を取る必要があります。 -
エ:
各工程の工数を合計し、その逆数を取っています。全工程を通した生産性を表す式です。
よくある誤解
-
工程別の生産性は単純に足せる
生産性は「作業量 ÷ 工数」です。全体で考えるときは、まず工数を合計する必要があります。 -
生産性の逆数を足した値が、全体の生産性である
逆数を足した値は「人月/ステップ」で、工数を表します。生産性に戻すには、さらに逆数を取ります。 -
工程別生産性の平均が全体の生産性である
平均値は各工程の工数や作業量の関係を反映しないため、一般に全体の生産性とは一致しません。
補足コラム
例えば、、、 ステップ/人月で、各工程の作業量が1ステップずつだとします。
各工程の工数は、設計が 人月、製造が 人月、試験が 人月です。合計工数は 人月なので、全体の生産性は次のとおりです。
工程別生産性の平均である約 ステップ/人月とは大きく異なります。工程全体の生産性を求めるときは、工数を足し合わせて考えることが重要です。
FAQ
Q. なぜ生産性の逆数を使うのですか?
A. 生産性の逆数は「1ステップあたりに必要な人月」を表すからです。工程ごとの工数を合計するために逆数を使います。
A. 生産性の逆数は「1ステップあたりに必要な人月」を表すからです。工程ごとの工数を合計するために逆数を使います。
Q. 工程ごとに作業量が異なる場合も、この式を使えますか?
A. この式は、各工程の作業量が同じとみなせる場合の考え方です。工程ごとの作業量が異なる場合は、それぞれの作業量と生産性から工数を求め、全体の作業量を合計工数で割ります。
A. この式は、各工程の作業量が同じとみなせる場合の考え方です。工程ごとの作業量が異なる場合は、それぞれの作業量と生産性から工数を求め、全体の作業量を合計工数で割ります。
関連キーワード: 生産性、工程別生産性、工数、逆数

\ せっかくなら /
プロジェクトマネージャを
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!

