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プロジェクトマネージャ 2018年 午前2 問09


問題文

プロジェクトにどのツールを導入するかを、EMV(期待金額価値)を用いて検討する。デシジョンツリーが次の図のとき、ツールAを導入するEMVがツールBを導入するEMVを上回るのは、Xが幾らよりも大きい場合か。
プロジェクトマネージャ 2018年 午前2 問09の問題画像

選択肢

ア:120
イ:150
ウ:200(正解)
エ:240

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EMVによる投資判断【午前2解説】

正解の理由

ツールAとツールBについて、効果額の期待値から導入費用を差し引いてEMVを求めます。
ツールAのEMVは、次のとおりです。
ツールBのEMVは、次のとおりです。
ツールAのEMVがツールBを上回る条件は、
これを解くと、
となります。したがって、Xが200万円より大きい場合にツールAのEMVが上回るため、該当する選択肢はウです。

解法ステップ

  1. 各ツールの期待効果額を計算します。
    各結果の効果額に、その結果が起こる確率を掛けて合計します。
  2. 導入費用を差し引きます。
    EMVは、期待効果額から費用を引いた値です。
  3. ツールAのEMVがツールBより大きい条件を立てます。
    「AのEMV > BのEMV」として不等式を解きます。
  4. Xの境界値を選択肢と照合します。
    境界値は200万円であり、問題は「幾らよりも大きい場合」なので、200万円を選びます。

選択肢別の誤答解説

  • ア:120万円
    ツールBの「効果が大きい」場合の効果額です。費用や確率を含めてEMVを比較した結果ではありません。
  • イ:150万円
    ツールAとツールBのEMVが上回る境界値ではありません。確率と導入費用を正しく反映して比較すると、境界値は200万円です。
  • ウ:200万円
    ツールAとツールBのEMVが等しくなる境界値です。Xがこの値を超えると、ツールAのEMVがツールBを上回ります。
  • エ:240万円
    境界値より大きい値ではありますが、求めるのは「上回るための境界値」です。境界値は200万円なので、240万円は適切ではありません。

よくある誤解

  • 導入費用を引き忘れる
    効果額の期待値だけを比べるのではなく、各ツールの導入費用を差し引いて比較します。
  • 確率を考慮せず、効果額だけで判断する
    発生確率が異なる結果を単純に足すのではなく、それぞれの効果額に確率を掛けます。
  • 境界値と「上回る条件」を混同する
    Xが200万円のときは両者のEMVが等しくなります。ツールAが上回るのは、Xが200万円を超える場合です。

補足コラム

EMV(期待金額価値)は、各結果の金額に発生確率を掛けて合計した値です。プロジェクトの選択では、利益だけでなく費用も含めて比較します。
今回の境界値であるX=200万円をツールAの式に代入すると、EMVは36万円です。これはツールBのEMVと等しくなります。そのため、Xが200万円を超えると、ツールAのEMVがツールBを上回ります。

FAQ

Q. Xが200万円のとき、どちらのツールが有利ですか?
A. どちらのEMVも36万円となり、同じです。
Q. 200万円より大きい値を選べばよいのですか?
A. 問題が求めているのは、上回る条件の境界値です。そのため、選択肢では境界値の200万円を選びます。

関連キーワード: EMV、期待金額価値、デシジョンツリー、決定ノード、機会ノード、期待値、導入費用
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