プロジェクトマネージャ 2019年 午前2 問09
問題文
工程別の生産性が次のとおりのとき、全体の生産性を表す式はどれか。
〔工程別の生産性〕
設計工程:Xステップ/人月
製造工程:Yステップ/人月
試験工程:Zステップ/人月
選択肢
ア:
イ:
ウ:
エ:(正解)
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工程別生産性の統合【午前2解説】
正解の理由
設計・製造・試験は、同じソフトウェアを順に完成させる工程です。ソフトウェアの規模を ステップとすると、各工程に必要な人月は次のとおりです。
- 設計工程: 人月
- 製造工程: 人月
- 試験工程: 人月
したがって、全工程に必要な人月は
です。全体の生産性は「成果物の規模 ÷ 全工程にかかった人月」なので、次の式になります。
よって、正しい式は エ です。
解法ステップ
- 工程別の生産性は「ステップ数 ÷ 人月」だと確認します。
- 生産性の逆数を取ると、「1ステップ当たりに必要な人月」になります。
- 工程ごとの人月を合計します。
- 最後に、全体の生産性として合計人月の逆数を取ります。
選択肢別の誤答解説
-
ア:
生産性を単純に加算しています。しかし、工程ごとの生産性をそのまま足しても、全工程にかかる時間は求められません。 -
イ:
生産性の算術平均です。工程ごとの生産性が異なる場合、平均値だけでは工程全体に必要な人月を表せません。 -
ウ:
これは全工程に必要な人月を、成果物1ステップ当たりで表した値です。生産性ではなく「必要人月」に相当するため、最後に逆数を取る必要があります。 -
エ:
各工程の「1ステップ当たりの人月」を合計し、その逆数を取っています。全体の生産性を表す式です。
よくある誤解
- 生産性は工程ごとに足せばよいと思いがちです。生産性は「成果 ÷ 工数」なので、工程をまたぐ場合は、まず工数を合計します。
- 工程別生産性の平均が全体の生産性になると考えがちです。工程ごとの工数を反映するには、生産性そのものではなく、その逆数を使います。
- 逆数を取るタイミングを誤ることがあります。各工程の生産性の逆数を合計してから、さらに逆数を取るのがポイントです。
補足コラム
たとえば、、、 ステップ/人月とします。成果物が1ステップの場合、各工程に必要な人月はそれぞれ 、、 人月です。合計は 人月なので、全体の生産性は
です。工程を順に通るため、最も生産性の低い工程の影響も全体に反映されます。
FAQ
なぜ生産性の逆数を使うのですか?
生産性の逆数は、単位成果物当たりに必要な人月を表すためです。工程を順に行う場合、必要な人月を足し合わせられます。
生産性の逆数は、単位成果物当たりに必要な人月を表すためです。工程を順に行う場合、必要な人月を足し合わせられます。
調和平均の式にある「3」が付かないのはなぜですか?
ここでは、同じ成果物を各工程で処理し、成果物の規模を一度だけ数えています。全体の成果物規模を3倍にするわけではないため、「3」は付きません。
ここでは、同じ成果物を各工程で処理し、成果物の規模を一度だけ数えています。全体の成果物規模を3倍にするわけではないため、「3」は付きません。
関連キーワード: 工程別生産性、全体生産性、人月、逆数、調和平均

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