プロジェクトマネージャ 2019年 午前2 問10
問題文
どのリスクがプロジェクトに対して最も影響が大きいかを判断するのに役立つ定量的リスク分析とモデル化の技法として、感度分析がある。感度分析の結果を示した次の図を何と呼ぶか。

選択肢
ア:確率分布
イ:デシジョンツリーダイアグラム
ウ:トルネード図(正解)
エ:リスクブレークダウンストラクチャ
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トルネード図【午前2解説】
正解の理由
感度分析の結果を、影響の大きい項目から順に横棒で並べて示した図は、トルネード図です。
この図では、各リスクについて、マイナスの影響とプラスの影響の範囲を横棒で表します。影響範囲の大きい棒が上に並び、下に行くほど短くなるため、全体が竜巻のような形に見えます。提示された図では、リスク1の棒が最も長く、リスク5に向かって短くなっていることから、感度分析の結果を示すウのトルネード図と判断できます。
解法ステップ
- グラフが、横棒で各リスクのプラス・マイナスの影響範囲を表していることを確認します。
- 棒の長さを比べ、どのリスクの影響が大きいかを読み取ります。
- 影響の大きい順に並べた横棒グラフは、トルネード図だと判断します。
この図ではリスク1の影響範囲が最も大きいため、リスク1がプロジェクトに与える影響が最も大きいと読み取れます。
選択肢別の誤答解説
-
ア:確率分布
ある事象がどの値をどの程度の確率でとるかを示すものです。この図のように、リスクごとの影響範囲を横棒で比較する図ではありません。 -
イ:デシジョンツリーダイアグラム
意思決定の選択肢や、それぞれの選択に続く事象・結果を木構造で表す図です。横棒の長さで感度を比較する図とは異なります。 -
ウ:トルネード図
感度分析の結果を、影響の大きい項目から横棒で並べて比較する図です。提示された図に当てはまります。 -
エ:リスクブレークダウンストラクチャ
リスクを分類し、階層構造で整理したものです。リスクの影響度を棒の長さで比較する図ではありません。
よくある誤解
-
棒が長いことを、発生確率が高いことだと考える
トルネード図の棒の長さは、基本的に対象項目の値の変化が結果に与える影響の大きさを示します。発生確率そのものを示すとは限りません。 -
プラス側・マイナス側のどちらかだけを見る
感度分析では、値の変化によって結果がどの程度、どちらの方向に変わるかを比較します。両側の範囲を確認しましょう。 -
「リスク」という名前から、悪影響だけを表す図だと思う
図には、プラスの影響とマイナスの影響の両方が示される場合があります。
補足コラム
トルネード図は、どの要因を詳しく調査・管理すべきかを把握するのに役立ちます。棒が長い要因ほど、想定値が変わったときのプロジェクト全体への影響が大きいため、優先的な検討対象になります。
FAQ
Q. なぜ「トルネード図」と呼ばれるのですか?
A. 影響の大きい項目から順に棒を並べると、上下に向かって棒が短くなり、全体が竜巻のような形に見えるためです。
A. 影響の大きい項目から順に棒を並べると、上下に向かって棒が短くなり、全体が竜巻のような形に見えるためです。
Q. この図だけで、リスクが発生する確率も分かりますか?
A. 通常は分かりません。主に、各要因の変化がプロジェクトの結果に与える影響の大きさを比較する図です。
A. 通常は分かりません。主に、各要因の変化がプロジェクトの結果に与える影響の大きさを比較する図です。
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