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プロジェクトマネージャ 2020年 午前2 問15


問題文

新システムの受入れ支援において、利用者への教育訓練に対する教育効果の測定を、カークパトリックモデルの4段階評価を用いて行う。レベル1(Reaction)、レベル2(Learning)、レベル3(Behavior)、レベル4(Results)の各段階にそれぞれ対応したa~dの活動のうち、レベル2のものはどれか。
a 受講者にアンケートを実施し、教育訓練プログラムの改善に活用する。 b 受講者に行動計画を作成させ、後日、新システムの活用状況を確認する。 c 受講者の行動による組織業績の変化を分析し、ROIなどを算出する。 d 理解度確認テストを実施し、テスト結果を受講者にフィードバックする。

選択肢

ア:a
イ:b
ウ:c
エ:d(正解)

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カークパトリックモデルの評価段階【午前2解説】

正解の理由

レベル2(Learning)は、教育訓練によって受講者の知識・技能・態度がどの程度身に付いたかを評価する段階です。
理解度確認テストを実施し、その結果を受講者にフィードバックする活動は、学習内容の習得度を確かめるものです。したがって、レベル2に当たるのはエです。

解法ステップ

  1. カークパトリックモデルの4段階を確認します。
    • レベル1(Reaction):受講者の反応・満足度
    • レベル2(Learning):知識・技能・態度の習得度
    • レベル3(Behavior):職場での行動や実践の変化
    • レベル4(Results):組織や業績への成果
  2. 活動が「研修への感想」「学習内容の習得」「職場での行動」「組織の成果」のどれを測るか考えます。
  3. 理解度確認テストは、学習内容の習得度を測るため、レベル2と判断します。

選択肢別の誤答解説

  • ア:受講者へのアンケートで教育訓練の感想や満足度を確認しています。受講者の反応を測るため、レベル1です。
  • イ:行動計画を作成させ、後日、新システムの活用状況を確認しています。学んだ内容が職場での行動に移ったかを測るため、レベル3です。
  • ウ:行動による組織業績の変化を分析し、ROIを算出しています。教育訓練が組織にもたらした成果を測るため、レベル4です。
  • エ:理解度確認テストで学習内容の習得度を確認しています。レベル2に該当します。

よくある誤解

  • テストを実施する活動は、実施後の行動を確認しているように見えることがあります。しかし、テストで測るのは学習内容の理解・習得度です。
  • 受講者の行動計画を作成するだけでは、行動変化を評価したことにはなりません。後日、職場で実際に行動が変わったかを確認する活動がレベル3です。
  • ROIという言葉が出てきた場合は、研修の成果が組織にもたらした影響を評価するレベル4と判断できます。

補足コラム

4段階は、評価対象が「受講者の感想」から「組織の成果」へと進んでいきます。
レベル評価対象例
1(Reaction)受講者の反応・満足度研修後アンケート
2(Learning)知識・技能・態度の習得理解度テスト
3(Behavior)職場での行動変化業務での活用状況の確認
4(Results)組織・業績への成果業績やROIの分析

FAQ

Q. レベル2では、テストの点数だけを見ればよいですか?
A. テストは代表的な方法ですが、習得度を確認できるものであれば、実技評価や課題の評価なども使えます。
Q. 研修後のアンケートで「理解できたか」を聞く場合は、レベル2ですか?
A. アンケートで研修への感想や自己評価を聞く場合は、基本的にレベル1です。実際の理解度を確認するテストや課題はレベル2に当たります。

関連キーワード: カークパトリックモデル、教育効果測定、Reaction、Learning、Behavior、Results、ROI
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